【官能小説】戦隊ピンク⑤5人揃ってセブンセンシズ!
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登場人物
ヒーロー/人間/キャスト
ヴィジョン・レッド/真田烈火/橘豪太
エコー・ブルー/青柳蒼真/相沢涼真
クラフト・グリーン/森田大地/中村和也
アロマ・イエロー/風間柚香/日向真緒
テイスト・ピンク/桜庭ねね/ボブちゃん
変身!
桜庭ねねは、その持ち前の明るさと自然体のキャラクターで、戦隊メンバーにすっかり溶け込んでいた。
ただ、怪人との本格的な戦闘はまだこれからだ。
そんな中、司令部から緊急の呼び出しがかかる。「川沿いの公園に怪人出現!セブンセンシズ、出動せよ!」モニター越しに映し出された怪人の姿は、やけに首が長く、不気味な雰囲気を漂わせている。
「さあ、私のデビュー戦やで!」
ねねは興奮気味に拳を握りしめる。
5人が現場に駆けつけると、目の前には数十体のモブ怪人と首長怪人が待ち構えていた。
「準備はいいか、みんな!変身だ!」
烈火の号令に続き、ねねも大きな声で叫ぶ。
「センスチェンジ!テイスト・ピンク!」
ねねの全身を明るい光の粒子が包み込み、まばゆい光がピンク色に変化していく。

その光の粒子は彼女の身体の表面に蒸着していき、洗練されたテイスト・ピンクのバトルスーツとなって具現化していく。

光が収まったとき、そこには味覚の戦士、テイスト・ピンクが華麗に立っていた。
モブ怪人戦!
「さあ、いくでっ!」
モブ怪人が一斉に襲いかかる。ねねはその軽やかな動きで次々と攻撃をかわし、いなし、反撃を加える。
「まずは、ひとり目!」
鋭い蹴りがモブ怪人の腹部に炸裂。吹き飛ばされた怪人は動けなくなる。

「次は二人まとめていくで!」
飛び蹴りで一体を仕留め、倒れた敵の上を跳び越えながら反転してパンチ!二体の怪人が沈む。


そして、ステッキを取り出すと、ピンク色の輝きを纏わせながら振りかざし、固まっているモブ怪人たちに向けて技を繰り出す。
「スパイシーミスト!」
発光するステッキにより、モブ怪人の周囲の空気が辛さレベル500のミストへと変化する。

「!!!!」
周囲の怪人たちはあまりの辛さに咳き込み、あるいはむせ返って次々と倒れていく。
「ふぅ~、これで一掃っと。」
周囲を見渡すと、他のモブ怪人は仲間たちが順調に片付けていた。残るは首長怪人ただ一体。
ピンク、そしてイエローが一気に間合いを詰めてゆく。
首長怪人戦!
「うぉりゃぁあっ!」
首長怪人が長い首を使った旋回攻撃で迎撃。
想像以上のスピードと強度。猛烈な風圧があたりを吹き飛ばし、ピンクとイエローはそのまま地面に叩きつけられる。

「「きゃあっ!」」
「大丈夫か!」
レッドが二人に駆け寄り、手を差し伸べる。
「うん、なんとか大丈夫……でも、あいつ、ただの見かけ倒しや思ったけど、なかなかやるなぁ。」
ピンクが立ち上がり、イエローも土を払いながらうなずく。
「首が長いだけだと思って油断してたけど、攻撃範囲が広すぎるよな……どうする?」
レッドが振り返ると、ブルーが冷静に装置を操作して分析を始めた。
「旋回攻撃はエネルギー消耗が大きい。一度やると、数秒間の隙ができるはずだ。」
「その隙を作るために、誰かが囮になるしかないね~。」
グリーンがのんびりと言う。
「ほな、私がやるわ!」
「へっ?」
グリーンは自分が囮になるつもりでそう言ったのだろう。予想外ピンクの発言にビックリする。
ピンクが前に出る。いつもの軽い感じだが、どこか力強い決意が感じられる。
「無理するな、ピンク!」
レッドが制止するも、ねねはにこやかに答える。
「任せといて。私、こう見えて運動神経ええんやで?」
「、、、わかった!頼むぜ!」
「任せるよ~」
その言葉に、チーム全員が静かにうなずいた。
ピンクの囮作戦→決着!
「ほらほら、こっちやで~!捕まえられるもんなら捕まえてみぃや!」
ピンクは首長怪人の周囲を素早く駆け回り、挑発し続ける。
その姿に苛立った首長怪人が首を伸ばして追撃してくるが、ピンクはそれを軽やかにかわしていく。
まっすぐ、縦横の変化をつけて、旋回して、ピンクの駆け回る軌道からは規則性が全く見えない。
いかに、怪人の旋回攻撃が早く、強くても、高速移動するピンクの軌道が予測できなければ当たりはしない。

何度も攻撃を仕掛ける首長怪人は、次第に動きが鈍くなっていった。
「今や!」
ピンクの声に応じて、ブルーとグリーンが左右から攻撃を仕掛ける。
「蒼穹連斬!」ブルーの剣が光を放ち、怪人を切り刻む。「そぉいっ!」続けてグリーンが輝く拳を怪人の体に叩きつける。


「よし!みんな、フィニッシュ技だ!」
レッドが全員をまとめ、最終攻撃の号令をかける。
「セブンセンシズ、センスオブヘブン!」
5人が一斉に必殺技を発動。各々の武器から放たれる5色のエネルギーが融合し、巨大な光の波動となって首長怪人を襲う。

轟音とともに、怪人は消し飛んだ。
勝利のハーブティー
「やったな!これで俺たちは本物のチームになれた!」
マスクをとったレッド=烈火が拳を突き上げ、全員に笑顔を向ける。
「これがセブンセンシズの力やな。みんな、ありがとう!よろしくな!」
華やかなデビューを遂げたピンク=ねねが微笑みながら仲間たちに礼を言う。
そして、、、
「「はーい、ハーブティー飲もー?」」
イエロー=柚香と、ピンク=ねねがいそいそとハーブティーを淹れ始める。そのティーセットはどこから持ってきたのだろうか?

怪人を倒した後、燻る煙をバックに始まるティーパーティー。戦いの中に身を置く彼らの緊張がほぐれる瞬間。
嗅覚を司るアロマイエローと味覚を司るテイストピンク。彼女たちの織りなす、香り高く、ほのかな甘味のハーブティー。
「うめええっ」
「うん」
「ほおおー」
三者三様のその声は、安らぎの証か。
5人のヒーローが夕日に照らされながら肩を並べ、ハーブティーを楽しむ。その姿は、新たな伝説の始まりを予感させるものだった。
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一方その頃
「ククク。遂に実戦デビューしたか。待っていたぞ。」
昏がりの中、浮かび上がるは触手を蠢かすタコの怪人、オクト・ドミナス。
いつか、ピンクをその手に捕らえ、思いのままに愉しむ時を、心も身体も隅々まで味わい尽くすその時を夢想し、硬く猛る白液抽送管を手にしながらオクト・ドミナスは呟く。

「うおっ、ふぅーっ。さあ、さあ、ヌフフフ。こちらも万全の準備をさせてもらうぞォ」
入ってくるのは2人の強烈な覇気を放つ上級怪人。
「カカカカ!思いっきり暴れていいらしいなあ!強え奴とも戦えんだろォ?」
「ウフフフ。私は電流を流せればなんでもよくってよ。」
個で強い悪。ただでさえ強いその存在たちが、邪な目的を共有し、結束してしまったら。
オクト・ドミナス。その目的はピンクただ一つ。
2人の上級怪人は他を全て相手取る。
"海魔の誓い"が今ここに成立しようとしていた。
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作者あとがき
正義vs悪、もしも悪が結束してしまったら、今までバラバラだったやつらとは比較にならない強さ!これはハンパじゃねえ!そーんな話を少年時代、ダイの大冒険のハドラー親衛騎団で学びました。当時、かなりの衝撃だったのを覚えています。
今回はそれの令和版にしてオトナ版ということですね。いや、まあ目的がアレなんですが笑。悪には悪の流儀あり。次回は彼らに注目してみましょう。
