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地下格トーナメントの”UNDER DOG”で4強が出揃う。48歳、パン・ピチットが奮戦

タイの地下格闘技団体、ファイトクラブタイランドは、8人のトーナメント戦である”UNDER DOG”を開始した。60キロ前後の地下格の猛者が集めた「エピソードゼロ」をSNSで公開している。1回戦の4試合が終了し、48歳のパン・ピチットがベスト4に進出、準決勝でタイ地下格のカリスマ、ジョーカーと戦うことが決定した。

トーナメント表、残った4人、ジョーカー、ゴーン、ピチット、イッポ

🔴UNDER DOGとは


UNDER DOGでは、8人の選手によるトーナメント戦でチャンピオンを決定する。これまでファイトクラブタイランドの試合は、あくまで戦うことを目的とし、公式に勝敗はつけていなかったが、今回はノックアウト、ギブアップ、判定で勝敗を決める。試合はオープンフィンガーグローブ(MMAグローブ)のムエタイルールで4分1ラウンド。既に2試合が終了し、ジョーカーとゴーンの準決勝進出が決定している。※詳しくは下記リンク。

🔴パン・ピチット対ザ・ハルク・デーンタイ


パン・ピチットは48歳、165センチ、60キロ。ラジャダムヌンに出場するムエタイ選手のトレーナーもしているという。ムエタイ業界関係者として指導者、カットマンとして経験豊富、ファイトクラブでは度々姿を現して、20歳下の出場者をノックアウトしたこともある。「パンチに自信がある。相手をKOする。これまでの経験が違う」と試合前にはコメントしていた。

対するザ・ハルク・デーンタイは28歳、170センチ、60キロ。プロのムエタイ選手として活動しているとのことだが、詳細は不明、職業は会社員となっている。ファイトクラブには何度も出場している常連でもある。

パン・ピチットとザ・ハルク

試合は開始時よりサウスポーのパン・ピチットが軽快な動きを見せる。両者は20の年の差があるが、パン・ピチットのほうが若さを感じさせるような攻めで、ローキック、ミドルキックをザ・ハルクに決め、また絶妙な距離を保つ。いきなりの右フックがザ・ハルクのこめかみに当たり、あわやダウンのシーンも見られる。後半、ザ・ハルクは強引に攻めようとするも、パン・ピチットがそれを遮断して、有利に試合を進めたままゴング。文句のない判定勝ちでパン・ピチットがベスト4に駒を進めた。

距離感が良いパン・ピチット
20歳差を感じさせず、判定勝利

↑ ↑ ザ・ハルク対パン・ピチットの試合動画

🔴シー・スミス対タン・イッポ


会社員のシー・スミスは25歳、170センチ、60キロ。「機会があればノックアウトを狙う」と試合前にコメントしている。3年前のファイトクラブの映像をチェックすると、高いボクシング技術を見せて、対戦相手をアウトボックスしていた。※3年前の映像はボクシングマッチ

3年前のシー・スミス(左)

対するは、”猫を飼う仕事”をしているという、27歳のタン・イッポ。171センチ、61キロ。初期のファイトクラブから参戦しており、ストリートファイトタイランドなど、他の地下格にも出場している。以前にもイッポとスミスは対戦していたようで、「前戦は力を出せなかったが、リマッチはそうはいかない。ノックアウトできるだろう」とこちらも試合前にKO宣言をしていた。

日本の漫画「はじめの一歩」からリングネームを付けたイッポとスミス

試合は、開始時から重そうなパンチを振るイッポが押す展開、スミスは己の攻撃の糸口が見つからないが、下がりながらもイッポの決定打を許さない。ビーストモードで戦いのスペースが狭くなると、激しい打ち合いとなるが互いにディフェンスがよく、KOに結びつかない。2度目のビーストモードもスミスは切り抜け、試合終了。判定は他の6人の参加者にゆだねられた。「イッポの勝利、イッポのパンチが良かった」とコメントしたのは先に準決勝への進出を決めていたゴーン・トーラープ。48歳のパン・ピチットも「イッポの勝ち」とイッポを推して、イッポの判定勝利となった。準決勝はイッポ対ゴーン・トーラープパン・ピチット対ジョーカーの組み合わせとなった。

イッポと対峙するシースミス
ビーストモードで激しく連打も、スミスには効かせる一発は当たらない

↑ ↑ イッポ対シースミスの試合動画

※FIGHT CLUB THAILANDのSNS、YOUTUBEで観戦、写真も FIGHT CLUB THAILANDのSNS、YOUTUBEより使用。

※オダサイ著作、ジョーカーと中村慎之介が主人公の「ムエタイ裏街道」好評発売中。

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