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スポーツチームは新たなアセットクラス。PE参入の狙いとスポーツ市場拡張への貢献に関する考察

2025年、スポーツチームのフランチャイズ売買総額は8月末時点で236億ドルを超え、これまでの最高年間売買総額を記録した2023年の166億ドルをこの時点で大幅に更新した年となった。

Boston Celtics(61億ドル)やLA Lakers(100億ドル)を始めとする歴史的売買が連続したことが大きいが、PEによる資本流入は勢いを増している。2026年5月末時点では、北米主要5大リーグ(MLB・NBA・NFL・NHL・MLS)に所属する154チームのうち約半分の75チームがPEと資本関係があり、世界の機関投資家がスポーツに投資をする流れは、もはや一過性のトレンドではない。

近年スポーツチームの資産価値向上は顕著な伸びを見せているが、特に北米主要5大リーグのフランチャイズ価値はこの20年間で11.8倍(年平均成長率約13%)に成長、同期間のS&P 500の年率リターンを上回るペースで推移している。2010年にわずか4.5億ドルで売買されたGolden State Warriors(GSW)が2025年には100億ドルで評価されていることが、その象徴的な事例だ。かつて超富裕層のみが趣味やステータスとしてスポーツチームへ投資していたが、機関投資家が真剣に検討すべきアセットクラスへと変貌しつつある。

PEによるスポーツ投資は3つのアプローチに大別できる——
①個別チームへのマイノリティ出資、
②個別チームへのマジョリティ出資、そして
③リーグ全体の商業権に投資するリーグ出資だ。
PEによるスポーツ投資といえば②で経営権を取得する印象が強いかもしれないが、スポーツフランチャイズの価値向上が著しい北米においては①に特化したPEファンドが価値向上の牽引役を担っており、注目に値する。

3つのアプローチはそれぞれ性格が大きく異なる。

①マイノリティ出資は、既存オーナーの経営権を尊重しながら少数株式を取得する。北米主要5大リーグのルール上は「支配権を渡さない」ことが前提条件となっているため、PEは実質的にこのアプローチしか取ることができない一方で、同リーグでも複数チームへの投資が可能となる点もマイノリティ出資の特徴である。
②マジョリティ買収は、チェルシーFCやACミランの買収で知られるように主に欧州クラブで行われるモデルで、PEが経営権を掌握して事業変革を主導する。
③リーグ出資は、ラ・リーガのリーグ商業兼管理をする会社に対するPEの投資が有名で、リーグ全体の商業価値に投資する手法だ。

①の代表例が米国を拠点とするArctos Partners(以下Arctos)だ。2019年にテキサス州ダラスで設立され、2026年2月にはKKRが約2,100億円($1.4B)で買収したことでも注目を集めた、北米主要5大リーグのチームすべてに投資している業界唯一のPEファンドだ。本稿では、Arctosの投資哲学と北米主要5大リーグへの参入経緯を追うことで、これからのスポーツチームへの投資トレンドを考察したい。

1/Arctos Partners とは何者か—創業者と「スポーツチーム投資市場を生む」投資哲学

Arctosは2019年にテキサス州ダラスで設立されたスポーツ専門の投資ファンド(いわゆるPE)だ。共同創業者はイアン・チャールズとデイビッド・オコナーで、前者はLandmark Partnersというセカンダリー市場専門PE出身、後者はCAAやマディソン・スクエア・ガーデン(MSG)運営会社CEOとして30年超のスポーツ業界歴を持っている人物だ。ArctosのスポーツAUMは約100億ドルで、北米主要5大リーグそれぞれで初めて投資承認を受け、すべてに投資している唯一のPE投資家である。

設立の経緯としては、創業者のイアン・チャールズがセカンダリー市場専門PEの経験を活かして市場の非効率に気づいたことに端を発する。チャールズ曰く「北米の主要スポーツチームには、家族以外の約2,000人のマイノリティ株主が存在する。彼らはチームの一部を持っているが、売りたくても売れない。買い手を探す市場がない、値付けの基準もない、リーグの承認も必要—不動産より厄介な非流動資産だ。」私募市場のセカンダリーを専門とするLandmark Partnersでキャリアを積んだ彼は「スポーツチームの株式は、絵画や農地と同じく価値はあるが市場がない資産」と看破し、その二次流通市場を自身で作ることにした。

チャールズがLandmark Partnersで培ったのは「流動性のない資産に流動性を作る」というスキルセットだ。Landmark Partnersはプライベートエクイティのセカンダリー(既存LP持分の中途売買)市場のパイオニアで、チャールズはそこで14年にわたり「売れないものを売れるようにする仕組み」を設計してきた。スポーツチームの少数株式は、まさに同じ問題構造を持っていた—価値はあるが市場がない。チャールズがArctos設立にあたって掲げたビジョンは「スポーツフランチャイズのセカンダリー市場を創設する」というもので投資のコア戦略は「リターンを生むのではなく、市場を生む」というものだった。

共同創業者のオコナーの経歴も、Arctosの強みを語る上で欠かせない。彼はCAAでマネージング・パートナーを務めた後、MSGの社長兼CEOに就任してニューヨーク・ニックスやニューヨーク・レンジャースの運営を監督した。30年以上にわたるリーグ幹部・コミッショナーとの人脈は、PEファンドが最も苦労する「リーグ側の信頼獲得」を初期段階から可能にする無形資産と呼べるものだった。

2/北米主要5大リーグ解禁の波と、Arctosが確立した地位

MLBは2019年末に北米主要5大リーグの中で初めてPE投資を解禁した。解禁の背景は、チームのバリュエーションの高騰に伴い、チーム評価額が急騰する一方で「少数株式を引き受けられる個人」の数が激減していたことにある。超富裕層でも10億ドル超のMLBチームの3〜5%(=50~80億円!)を買える人間は少ない—MLBはこの流動性枯渇問題を解消するため、機関投資家枠を新設した(1ファンドにつき1チームの上限15%・複数のPEでも累計チーム全体の30%まで)。

MLB解禁を皮切りに、他のリーグも続々と門戸を開いた。NBAは2021年初頭にPE投資を解禁し(1ファンドにつき最大20%・複数ファンド合算で30%まで)、ArctosはGSWへの投資でNBAへの機関投資家による最初のPEディールを実現した。

NHLとMLSも同年末までに解禁。そして最後に残っていたNFLが2024年8月にPE投資の受け入れを決定し(上限10%・複数ファンド合算で最大30%まで)、Arctosを含む8ファンドが承認された。NFL解禁後最初の公式ディールのひとつがArctosによるBuffalo Bills(2024年12月、10%取得)であり、翌2025年5月にはLA Chargersへの8%取得が続いた。こうして「北米主要5大リーグすべてに投資する唯一の機関投資家」という地位が確立した。 

Arctosがこの解禁初期に承認を得られた理由の一つに、Theo Epstein(テオ・エプスタイン)の存在がある。Boston Red SoxのGMとして2004年のワールドシリーズ優勝を演出し、Chicago CubsのGMとして108年ぶりの優勝(2016年)を実現した、野球界で最も信頼されるエグゼクティブの一人だ。2021年2月にArctos「Executive-in-Residence(エグゼクティブ・イン・レジデンス)」として正式参加したEpsteinは、MLBオーナー層への橋渡し役となった。なお、ArctosによるFenway Sports Group(FSG)への投資はEpstein参加より前に実行済みであり、Epsteinはすでに形成されていたMLBネットワークをさらに強化する役割を担った。単なる投資家ではなく野球を知り尽くした人間がいることの安心感がMLBオーナーたちの承認を加速した。

Arctos最初の公表されたMLB投資はHouston Astros・LA Dodgers・Chicago Cubs・SF Giants・San Diego Padres・FSG(Red Sox含む)の6チームで、いずれも2022年3月時点ですでに完了していた。個別の締結日は非公開だが、Epstein参加(2021年2月)後に一括して構築されたポートフォリオとみられる。

Epsteinの役割はMLBチームへのアクセスにとどまらず、投資先チームの組織文化・リーダーシップ・分析体制の改善を助言することにも及ぶ。Arctosの投資哲学は資本を提供するだけでなく、知見と人材ネットワークも持ち込むパートナーとしての価値提案であり、Epsteinの存在はその象徴だった。2025年にEpsteinがFSGの一部オーナーとなった後も、Arctos Operating Partnerとしての関与は続いている。

投資先のポートフォリオ構築においてもArctosは緻密な戦略を取る。単一チームへの直接投資だけでなく、Harris Blitzer Sports & Entertainment(HBSE)やSmith Entertainment Group(SEG)のような複合スポーツ持株会社への投資を通じて、NJ Devils・Philadelphia 76ers・Utah Jazz・Real Salt Lakeを一度に取得した。持株会社経由の投資は、個別リーグの「1ファンドにつき最大5チームまで」という制限をより効率的にクリアしながら複数チームに同時に出資できる仕組みだ。こうした巧みさもArctosの競争優位の一つであり、後発ファンドが模倣しようとしてもリーグとの信頼関係がなければ承認されないという参入障壁になっている。

3/なぜリーグはArctosを承認したのか—PEとして史上初めて受け入れられた3つの理由

リーグがPEを長らく拒んできた理由は主に3つに集約される。

「複数チーム保有による競技の公正性への脅威」
「ファンド期間による、5〜7年の強制売却という短期圧力
「支配権希薄化によるコントロール喪失への懸念」

Arctosはこの3つをすべて構造的に解消した—そして逆説的に、第三の懸念こそが最大の「承認動機」に転じた。

承認理由①:商業面のみの関与を契約で保証
Arctosはスタジアム収益化・ファンエンゲージメント・テクノロジー活用など商業側には助言するが、選手起用・コーチング・トレードには一切関与しない。チャールズの言葉を借りれば「私たちはフランチャイズの経営に口を出しに来たのではない」。

承認理由②:長期的な保有を約束
チャールズはセカンダリー市場が成熟するまではキャピタルゲインではなくインカムゲインを重視することを明言している。また、Arctos Fund ⅡのLPを見ると、年金基金・退職基金やエンドウメント、保険会社、ソブリンウェルスファンドが並んでおり、超長期視点の機関投資家から出資を受けていることからも一般的なPEファンドの1社あたり投資期間5〜7年という投資回収期間よりも長く保有する思考が見える(通常ファンド全体の期限も10年で設定される)。NFLのようにリーグとして最低保有期間6年を設定しているところもあるが、中長期的に保有する姿勢を見せることでArctosは安定した長期株主となり得ることをリーグに証明した。

承認理由③:オーナーの切実な資金需要
希薄化への懸念は確かに存在した。だが、その裏側にはオーナー自身の積極的なニーズがあった。チーム評価額が10億ドル・20億ドルと膨らむにつれ、創業ファミリーや初期オーナーは資産の大部分を非流動の株式として抱えることになる。相続・贈与税の対応、スタジアム改修債務の返済、将来の分配原資—いずれも「評価額は高いが現金がない」という矛盾に直面する構造だ。さらに前述の「出口のない2,000人の既存少数株主」も流動性を切望していた。Arctosの提案は「支配権は渡さずに資金だけ調達できる」という選択肢だった。希薄化を許容してでも手元資金が必要だったオーナー側にとって、コントロールを守りながら流動性を得られるArctosの設計は、恐怖の解消ではなく積極的な採用理由となった。

3つの障壁をすべて除去したことに加え、Arctosはもう一つの重要な工夫を施した—「複数チームへの同時投資」をリーグに対して肯定的に訴求したことだ。通常、複数チームを所有することは「競技の公正性への脅威」として拒否される。しかしArctosはこれを逆手に取り、「複数チームのデータと知見を持つからこそ、一つのチームをより良くする提案ができる」と主張した。32チームのポートフォリオから収集されるファン行動やチケット価格、スポンサー適正価値等のベンチマークデータは、マイノリティで複数クラブに出資する投資家ならではの洞察だ。リーグやクラブのオーナーにとって、Arctosは同業他社の動向を最も広く知る参謀となった。

4/PEはスポーツに何をもたらすのか—機関投資家やクラブへの3つの提供価値

Arctosの真の狙いは3層構造になっている。

提供価値①:既存少数株主への流動性創出
前述の「売れない2,000人」に出口を作ることが最初の価値提案だ。Arctosが買い手として機能することで、スポーツ株式の二次流通市場そのものが生まれている。ファンド初期の個別事例としては、2020年のFSGのファミリーオフィスの少数持ち分の買い取りや2022年にシャキール・オニールがスポーツベッティング事業参入のためにSacramento Kingsの少数持ち分を売却したい際の受け皿になる等があり、これらの経験から2025年9月にArctos Capital Markets(ACM)を立ち上げ、個人の超富裕層向けに投資機会を提供するマーケットプレイスを創りあげている

提供価値②:商業価値向上へのハンズオン関与
Arctosはマイノリティ出資をしているものの完全にパッシブな投資家ではない。MSGやNFLでの経験が豊富なBrian Lafeminaやアリーナ改修・開発経験が豊富なThad Sheely等を擁し、投資先の経営に伴走することでスタジアム収益やファン体験の向上、スポンサー収益成長、不動産開発など多様な事業側面から支援できる。リーグ・クラブ横断的な経験とArctosのポートフォリオからベストプラクティスを横展開できるのは、他ファンドには模倣できない。

提供価値③:LPにとって他資産との相関性の低い分散投資先の提供
スポーツフランチャイズの評価額は株式市場との相関が低く、過去3年・5年・10年いずれの期間でも公開株式を上回るリターンを示している。ArctosのLPに名を連ねる年金基金・大学基金・保険会社にとって、これは高いリターンを約束するだけでなくポートフォリオを分散させることもできるまたとない投資対象と言える。
Arctosのリターン実績を裏付けるデータとして、ミシガン大学ロス経営大学院との共同研究で構築されたRoss-Arctos Sports Franchise Indexがある。同指数は北米プロスポーツフランチャイズの評価額を四半期ごとに集計したもので、過去10年間の年率リターンがS&P 500を安定的に上回っていることを示している。加えて、スポーツフランチャイズの評価額は景気後退局面でも大幅な下落が少なく、2008〜2009年の金融危機時にも主要フランチャイズ評価額の下落は軽微にとどまった。ファン需要の安定性がこの耐性を生み出しており、年金基金や保険会社など長期・安定運用を必要とする機関投資家にとって「ポートフォリオの分散効果が高い希少アセット」として評価されている。
言うまでもないことだが、PEによる利益追求はスポーツ界の発展につながる。PEのリターンとなる評価額を向上させるには—試合の観客動員が増え、スタジアム収益が高まり、デジタルファンベースが拡大し、リーグのメディア権料が伸びなければならない。つまりArctosがスタジアム収益化・ファンエンゲージメント・テクノロジー活用を支援するのは「自分たちのリターン最大化に直結する」という単純な投資の原理に基づく。PEとスポーツは利益相反ではなく、利益一致の構造になっており、投資家とスポーツフランチャイズ経営者は同じ時間軸で、同じ方向を向いて取り組むことができることがマイノリティ出資モデルの最大の特徴だ。

5/Arctosモデルが日本のスポーツリーグ・クラブに示す示唆

Arctosが北米で構築したモデルから、日本のスポーツリーグやクラブが学べることは何か。資本を「受け入れるかどうか」ではなく、「どのように受け入れるとスポーツを一緒に成長させられるか」—それが問われている。

示唆①:PEから適正に評価される事業構造を整える
Arctosが投資先のチームに対して実際に働きかけたのは3つの軸だ。

①スタジアム収益の多層化 - チケット収入への依存から、飲食・プレミアム席・スポンサー・命名権・不動産開発への拡張、
②デジタルファンベースの構築 - アプリ・サブスクリプション・ライブ配信による直接収益化、
③データに基づく経営の可視化 - ファン行動・チケット価格・スポンサー単価のベンチマーク分析

現在では32チームのポートフォリオを持つArctosがこの支援を実現できるのは、各チームの数字を横並びで比較できるからだ—同一リーグ内で複数出資をすることで横展開できる知見を蓄積している。日本において、まずは先述の3軸に沿って価値向上させられるポイントを特定することが重要で、その上で横比較できるようにリーグ単位で球団・クラブの収益構造を整理していく必要がある。例えば、NPBは観客動員数で見れば非常に魅力的な投資対象となり得るポテンシャルがあると言えるが、収益構造は開示されておらず、資本関係等も含めて投資対象として適格かどうかは分かりづらい。日本の球団・クラブとしてはPEが関心を寄せた際に「適正な評価を受けられるように開示できる数字」を整備することが、PEと対等に向き合う最初のステップだ。

示唆② :「流動性問題」を解く仕組みを作る
Arctosが北米で解いた問い—「売り先に困る株主に出口を作る」—は、日本のスポーツリーグ・クラブにとっても他人事ではない。NPBの球団やJリーグのクラブは企業がオーナーとなっているケースが多く、Jリーグにおいては実質的に赤字経営でオーナー企業のスポンサーシップ等で補填されているクラブも見られる。
つまり、経済合理性がなくても手放すつもりのないオーナー企業が多数存在している状況だ。しかし、事業環境が悪化した場合には同規模の支援を継続できず、最悪の場合は手放さないといけなくなるリスクがあり、その時に適切な買い手がいる環境を作ることは非常に重要だ。
Arctosが北米スポーツに提供したような市場流動性を日本でも生み出すことができれば、適切なタイミングで株主はその価値をキャッシュに転換することができ、球団・クラブとしても常に適正価値を評価してくれる株主とともに目線を合わせて中長期的な存続可能性を高めることができる。

示唆③: 「競技の自律性」を守るための制度設計
北米リーグがArctosを承認した核心は、「競技への不関与」を契約で明文化したことだ。選手起用・コーチング・トレードにはPEは一切関与しない—この一線をリーグ側が先に引いたことで、外部資本の受け入れが初めて可能になった。
資本を拒むのではなく「どういう形であれば受け入れられるか」という考えを持っていたからこそ、リーグはPEを恐れるのではなく戦略的に投資承認に踏み切ることができた。イアン・チャールズは「私たちはフランチャイズの経営に口を出しに来たのではない、求められればオーナーが望むビジネス成長を手助けする」と語っている。

Arctosを買収したKKRが日本を含むアジア地域での投資機会を探っているという報道も出たとおり、PEファンドが日本のスポーツに投資する機会はいずれ来るだろう。Arctosモデルが示す日本のスポーツ界が取り組むべき準備は3つに集約される。
投資家に適正に評価される事業状態に整備し、株主が抱える流動性の問題を能動的に解決できる仕組みを作り、競技の自律性を守る制度を明文化すること。
日本がスポーツの価値向上に貢献してくれる株主・投資家を選ぶ意識で対等に向き合っていけば、グローバルなPEファンドはスポーツを成長させる心強い味方になるのかもしれない。

Appendix1:Arctos 投資ポートフォリオ時系列

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Appendix2:本記事の分析ソース

■ Arctos Partners / KKR 関連
①「Arctos Buys Into QSI's Paris Saint-Germain」|Sportico|2023年12月|https://www.sportico.com/business/finance/2023/arctos-buys-into-paris-saint-germain-1234754448/(PSG企業価値約€42.5億の出典)
②「NBA Approves Arctos Minority Stake in Warriors」|Sportico|2021年4月|https://www.sportico.com/valuations/teams/2021/nba-approves-arctos-stake-warriors-1234628889/(GSW初期5%・$275M・評価額$5.5Bの出典)/「Arctos More Than Doubles Warriors Ownership Stake to 13%」|Sportico|2021年12月|https://www.sportico.com/business/sales/2021/arctos-sports-golden-state-warriors-1234651214/(GSW 13%増加の出典)
③「Arctos Partners Buying 17% of NBA's Kings at $1.8 Billion Valuation」|Sportico|2021年9月|https://www.sportico.com/business/sales/2021/arctos-partners-kings-sale-1234638986/(Kings 17%・$1.8Bの出典)
④「Arctos MLB Stakes in Dodgers, Cubs, Giants Boost 6-Team MLB Portfolio」|Sportico|2022年3月|https://www.sportico.com/business/sales/2022/arctos-mlb-stakes-dodgers-cubs-giants-1234668760/(MLB 6チームポートフォリオの出典)
⑤「Arctos Sports Partners Grows MLB Portfolio to Six Teams」|Front Office Sports|2022年3月|https://frontofficesports.com/arctos-sports-partners-grows-mlb-portfolio-to-six-teams/
⑥「Arctos Closes Second Sports Team Investment Fund with $4.1B Assets」|Sportico|2024年4月|https://www.sportico.com/business/finance/2024/arctos-fund-ii-close-4-billion-1234776064/(Fund II $4.1B・AUM $7Bの出典)
⑦「Arctos' Cleveland Browns Investment Latest in 30+ Team Portfolio」|Sportico|2026年5月|https://www.sportico.com/business/team-sales/2026/arctos-cleveland-browns-investment-team-portfolio-1234901093/(Browns 3%・$9B評価・32チーム・AUM $16Bの出典)
⑧「In a League of His Own: A Conversation with Arctos's Ian Charles」(Dry Powder Podcast)|Bain & Company|2023年6月|https://www.bain.com/insights/in-a-league-of-his-own-a-conversation-with-arctoss-ian-charles-podcast/(Ian Charles発言・2,000人少数株主・流動性問題の出典)
⑨「Arctos co-founder Ian Charles and the state of play in sports investing」|Crain Currency|2024年9月|https://www.craincurrency.com/sports/arctos-co-founder-ian-charles-and-state-play-sports-investing(Utah Jazz・RSL投資経緯の出典)
⑩「AI will supercharge sports team valuations, says Arctos Partners' Charles」|CNBC|2026年2月|https://www.cnbc.com/2026/02/03/arctos-ian-charles-ai-sports-team-valuations.html
⑪「KKR to Acquire Arctos, Establishing a New Platform for Sports, GP Solutions and Secondaries」|BusinessWire|2026年2月|https://www.businesswire.com/news/home/20260204778743/en/KKR-to-Acquire-Arctos-Establishing-a-New-Platform-for-Sports-GP-Solutions-and-Secondaries-in-a-Strategic-Transaction-Initially-Valued-at-$1.4-Billion(KKR $1.4B買収の出典)
⑫「Report: Dallas' Sports-Focused PE Firm Arctos Acquired by KKR at a $1B Valuation」|Dallas Innovates|2026年1月|https://dallasinnovates.com/report-dallas-sports-focused-pe-firm-arctos-acquired-by-kkr-at-a-1b-valuation/
⑬「Theo Epstein Joins Arctos Sports Partners as Executive-in-Residence」|BusinessWire|2021年2月|https://www.businesswire.com/news/home/20210201005239/en/Theo-Epstein-Joins-Arctos-Sports-Partners-as-Executive-in-Residence(Epstein参加2021.2の出典)
⑭「NFL's First Private Equity Deals Approved for Bills, Dolphins」|Sportico|2024年12月|https://www.sportico.com/business/team-sales/2024/nfl-private-equity-deals-approved-bills-dolphins-1234819983/(Bills 10%・NFL初PEディールの出典)
⑮「Arctos Partners Acquires Minority Stake in Los Angeles Chargers」|The Business Journals|2025年5月22日|https://www.bizjournals.com/losangeles/news/2025/05/22/arctos-partners-acquires-minority-stake-in-los.html(Chargers 8%取得完了の出典)
⑯「Team」|Arctos Partners 公式サイト|https://www.arctospartners.com/team/(Ian Charles・Doc O'ConnorのキャリアとLandmark Partners・CAA・MSG経歴の一次ソース)
⑰「Investor profile: Arctos Partners」|SportsPro|2025年11月|https://www.sportspro.com/features/insights/features/investor-profile-arctos-partners-investment-thesis/(Atalanta・Portland・PSG・Aston Martin等の詳細出典)
⑱「From Five to Eight: NBA Further Loosens Private Equity Ownership Rules」|Clifford Chance|2026年1月|https://www.cliffordchance.com/briefings/2026/01/from-five-to-eight--nba-further-loosens-private-equity-ownership.html(NBAルール上限の出典)

■ PE × スポーツ投資 全般
⑲「Private equity in sports playbook」|Deloitte|2024年|https://www.deloitte.com/us/en/services/audit-assurance/articles/private-equity-in-sports.html
⑳「NFL's Private Equity Policy Versus NBA, NHL, MLB, MLS and NWSL」|Sportico|2024年|https://www.sportico.com/business/team-sales/2024/nfl-private-equity-policy-compare-nba-mlb-mls-other-leagues-1234794967/(各リーグPEルール比較の出典)
㉑「Bringing Private Equity into Play: The NFL's Approval of Private Equity Investors」|Villanova University Sports Law Blog|2024年|https://www1.villanova.edu/villanova/law/academics/sportslaw/commentary/mslj_blog/2024/BringingPrivateEquityintoPlayTheNFLsApprovalofPrivateEquityInvestors.html(NFL解禁ルールの出典)
㉒「Private Equity Sports Investing in North America vs. Europe」|Chronograph|2024年|https://www.chronograph.pe/private-equity-sports-investing-in-north-america-vs-europe/

■ ラ・リーガ × CVC 関連
㉓「LaLiga and CVC Fund VIII sign agreement to set Project Boost LaLiga in motion」|CVC Capital Partners|2021年12月|https://www.cvc.com/media/news/2021/2021-12-13-laliga-and-cvc-fund-viii-sign-agreement-to-set-project-boost-laliga-in-motion/
㉔「LaLiga Approves $2.4 Billion CVC Deal as Barca, Madrid Opt Out」|Sportico|2021年8月|https://www.sportico.com/leagues/soccer/2021/laliga-clubs-approve-cvc-deal-1234636938/

■ スポーツ取引統計・インデックス
㉕「Sports Team Deals Break Records Amid Soaring Valuations, Private Equity Interest」|S&P Global Market Intelligence|2025年10月|https://www.spglobal.com/market-intelligence/en/news-insights/articles/2025/10/private-equity-deal-value-in-sports-services-hits-8-year-high-of-6b-93884455(スポーツチーム買収総額$23.6B・2025年8月末・過去最高更新の数値出典)
㉖ Ross-Arctos Sports Franchise Index|Michigan Ross / Arctos Partners|https://michiganross.umich.edu/faculty-research/partnerships/ross-arctos-sports-franchise-index(フランチャイズ評価額インデックス・S&P500比較の出典)
㉗「2025 Sports Team Values」|Sportico|2025年12月|https://www.sportico.com/business/finance/2025/2025-sports-team-values-wnba-f1-mlb-mls-1234879673/(Boston Celtics $6.1B・Los Angeles Lakers $10B売却評価額の出典)
㉘「Private Equity's Fast Break」|Citizens Private Bank(PitchBookデータ引用)|2026年5月|https://www.citizensbank.com/private-banking/insights/business-of-sports-private-equity.aspx(北米主要リーグのPE出資チーム数74チーム・評価額合計$258Bの出典)
㉙「Private equity in US sports: Every PE connection to the major leagues」|PitchBook|2026年4月更新|https://pitchbook.com/news/articles/private-equity-sports-investment-dashboard(北米主要リーグにおけるPE投資の網羅的トラッキングダッシュボード)

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