【ショートショート】「ぽく、おかき。~なまえを もらった ひ~」
ぽく、まだなまえない。
ぽくのきょうだい、みんないなくなって。
ぽくは、ままとふたりになった。
そんなとき。
ぽくのまえに、めがねをかけたおにーさんがきた。
このひと、すごくすき。
おひざであまえても、やさしくなでてくれる。
ぽく、きもちいい。
ぽく、おにーさんのひざで、ねてた。
きがついたら、おにーさんは、ぽくのまえからいなくなった。
ぽくは、とてもさみしい。
まいにち、よんだ。おにーさん、って。
ぽく、さみしいよ。
そしたらね、おにーさん、きた。
めをきらきらさせて、おみずがかおにながれてた。
ぽくを、そっとだきしめてくれた。
「今日から君の名前は『おかき』だよ」
おにーさんが、わらってる。
ぽく、なまえあるの?
ぽく、しらなかった。
ぽく、おかき。
ぽくは、おにーさんとよんでたひとを、こーだいってよぶことにきめた。
このお話は、こちらの「ぼく、おかき。」のアンサーストリーです。
ぽく、こと「おかき」の目線で、お話を書きました。
本編はこちらです。「ぽく」シリーズは少し続きます。よろしくお願いします。
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