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マネジャーとしての悩み―仕事に本気になれてますか?

前回、VIVANTの制作陣の話を書きました。制作に携わる皆さんの熱意があったからこそ、あそこまで人の心を動かす作品が生まれたのではないか、という内容です。

もちろん、豪華なキャストを揃え、他のドラマより潤沢な制作費を1話にかけたことも、作品のクオリティを支える大きな要素でしょう。けれど、それだけでは足りません。どれだけ条件に恵まれていても、作り手の情熱が伴わなければ、ここまで人の心を動かす作品にはならなかったはずです。

VIVANT制作陣から学ぶ、仕事への姿勢|外資系で働くおひさま

仕事も同じで、条件がどれだけ揃っていても、関わる人の情熱がなければ期待以上の結果は生まれない、そんな話をしました。

書きながら、実は少し悲しい気持ちにもなっていました。営業チームのマネジャーとして、日々「情熱を持って仕事に向き合ってほしい」と思いながらも、そう簡単にはいかない現実と向き合っているからです。

チームを率いていて悩ましいのは、「部下が本気にならない」という問題です。

サボっているわけではありません。指示されたことはこなしますし、遅刻も無断欠勤もありません。それでも、仕事を自分事として捉えている感覚が薄いのです。毎月決まった日になれば給料が振り込まれることが、あまりにも当たり前になってしまっています。そう感じる場面が少なくありません。

そして、この傾向は若手よりも、むしろベテランの方になるほど強い印象があります。

長く同じやり方で仕事に取組み、成果を出してきた分、自分のスタイルが固まってしまい、周囲からのアドバイスを聞き入れない傾向が強いです。目先の数字や短期的な結果にはこだわる一方で、ミクロにばかり目が行き、マクロの視点が抜け落ちてしまっています。そして積み上げてきた実績があるからこそ、プライドが邪魔をして柔軟に動けない場面もあります。

また効率を重視するあまり、本来やるべきことに手が回っていないケースもあります。何を優先し、何を捨てるか。その選択と集中ができておらず、結果として視座そのものが狭くなってしまっているように感じます。

こうした一つひとつは、能力の問題というより、仕事への向き合い方、つまり情熱の有無に根っこがあるのではないかと思っています。VIVANTのスタッフの皆さんが確信犯的に自分たちの作品と向き合っていたように、仕事も「やらされている」ではなく「自分が決めてやっている」という感覚を持てるかどうかで、結果は大きく変わってくるはずです。

では、そんなメンバーに対して、マネジャーとして何ができるのか。

次回以降の記事では、実際に私がこうしたメンバーとどう向き合い、どうマネジメントしてきたかを、紹介していきたいと思います。

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