うにっき帳 vol.3 |日記編|みんな違ってみんな良い?(3)
はじめに
こんにちは。吉村うにうにです。先日始めたばかりの「うにっき帳」のvol.3を掲載します。今回のテーマ「みんな違ってみんな良い?」はvol.1, vol.2かの続きとなっております。今回で完結です。vol.1, vol.2はこちら
では、よろしくお願いします
今回で、みんな違ってみんな良い? は最終回です。
尚、内容の文章は常体で描いております。よろしくお願いします。
二〇二四年十二月六日 みんな違ってみんな良い?(3)
駅前にパチンコ屋を見なくなって久しい。テレビで特集がよく組まれていた、「パチンコ戦争」という、ライバル店同士の競争は、遠い昔の話となった。
ところで、先程も少し述べたが、一九八〇年台、パチンコ屋は素人が見ると、どこに行っても遊戯方法に差はなく、出玉にも大差なく、投資額に対する還元率は80パーセント前後であった。それと同様に、どのアイドル、アニメも遠くから眺めている立場から見ると、似たり寄ったりにみえてしまう。もっとも、当時のパチプロにとっては大きく稼ぎが変わり、今のオタと呼ばれるようなコンテンツが好きな人にとっては違いがあるのだろう。繰り返すが、個々の推し活について揶揄するつもりはない。ただ、多様性の時代と言われ、個性化を声高に叫び、みんな違ってみんな良い、と言う世の中になっているのに、人々の趣向は、無数の推し活に分散されているように見えて、案外同じ方向に収束するのだなと不思議に思った。そんな中で、物を書くことを目指している私は、変わり者と笑われても異彩を放つ作品をどこかの変わった読者のために届けたいと思う。
追記
この似たようなコンテンツばかりが溢れる現象は、必ずしも消費者の趣向だけによるものとは言えないのかもしれない。日本のマーケティングの影響にもよるのだろう。
例えば、タピオカ、高級食パン、から揚げなどの簡易店舗の乱立現象を見れば分かるように、ひとつの勝ちパターンが確立されると、皆こぞって同業種に参入し、あっという間に供給が需要を食い尽くす。まるで、マーケティングをAIにやらせているかのようだ。アイドルやアニメも同様に、ひとつの成功例から類似の売り方をしているのではないか。
かつて、小説講座で一緒になった受講生の一人が言っていた。
「今後は、何が流行るのでしょうかね?」
その言葉に、苛立ちを感じた。何かを創造する人間は、流行のパターンを追うのではなく、自分が好きで創った作品を主流にするくらいの気概がなくてどうするんだという思いがあったからだ。流行りの類似品を作るだけなら、別にあなたが書かなくても良いのでは? そんな存在に成り下がって良いのかと心の中で諭していた。
作品を生み出すにあたって、自分の生きた痕跡を残したい。そんな気持ちで、今日も流行らない作品を、気の向くまま楽しんで書いている。
さいごに
日記と言いながら、予告通りにエッセイのような形になりました。日々の出来事から、連想的に考えが浮かび、それを文字に起こしております。この形ばかりではなく、本当に起きた事を淡々と書くだけの事もあり、様々なパターンを提示していきますので、気に入った形式だけでも目を通してもらえると嬉しいです。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。
