【神武征討記外伝】「サルメノウズメとアチタケルの物語~あえて結婚しない二人」
こんにちは。
アレテーを求めて~
今日もトコトコ( ・ω・)
弁護士の岡本卓大です。
読者のみなさま、note版、神武征討記。
楽しんでいただけているでしょうか?
note版で初めて神武征討記を読んで下さった方はご存じないと思いますが、実は、神武征討記には外伝があります。
それぞれ、神武征討記に登場するキャラクターから選んだ主人公視点で描いた物語です。
この度、note版【神武征討記】本編の進行に合わせて、神武征討記外伝も随時、アップしていきたいと思います。
神武征討記外伝は、すべて無料記事。
無料のマガジンも作っています( ・ω・)
一人ひとりが主人公!
神武征討記本編と合わせて、神武征討記外伝も、ぜひお楽しみください( ・ω・)
神武征討記外伝
「サルメノウズメとアチタケルの物語~あえて結婚しない二人」
ストーリーテラーのアメノウズメでございます。
「一人ひとりが主人公」の『神武征討記』。
今回は、神武王太子夫妻が、新婚旅行をしている間の高千穂の様子を少し見てみましょう。
主人公は、神武十将軍アチタケルとサルメノウズメの二人です。
アチタケルとサルメノウズメは、神武様の婚礼の儀の夜に、酒に酔った勢いで関係を持ち、サルメノウズメは妊娠。その後、神武様達の新婚旅行中に無事に女の子を出産しました。
二人は結婚はせず、年収1500万円(※現代の貨幣価値に換算。以下同じ。)のアチタケルは、養育費の算定表に基づき、サルメノウズメに月20万円の養育費を支払っております。
さて、この二人。本編に登場しない神武様の新婚旅行中には、どのように過ごしているのでしょうか?
まずは、アチタケルの様子を見てみましょう。
日向(宮崎県)高千穂王宮近くの武道場。兵士達の武芸の訓練をする場所です。

アチタケル「どりゃ~!!!」

ハヤトイエヒサ「ぐわっ!参った。」
アチタケル「ハヤトイエヒサ。なかなか良い動きだったぞ。
だが、お前は打ち込むときに、隙ができる。そこをこう直して・・・」
ハヤトイエヒサ「アチタケルさん!ご指導ありがとうございます!」
おやおや、高千穂争乱編で戦った隼人族の第4皇子ハヤトイエヒサは、高千穂に留学して武芸の鍛錬をしているようですね。
それら、兵士や将達の武芸の鍛錬がアチタケルの本来の職です。
神武様は、高千穂天孫一族の王太子。ウガキヤフキアエズ王は国政の多くを神武様に委任していますが、その新婚旅行中は、神武様の腹心の家臣達が、神武様に代わり国政を担当しておりました。
もっとも、神武様の腹心達のうち、ヒヨシマル、ショウリュウキは、神武様の新婚旅行のお供をし、またサルメノウズメは、出産後の育休中。
必然的に、アチタケルは、軍務以外の内政事務についても取り扱い、大忙しのようです。
アチタケル「こういう数字を扱う細かい事務って、俺は好きじゃないんだよなぁ。
早くヒヨシマルやショウリュウキが戻ってきてくれないかなぁ・・・」
ハヤトイエヒサ「大変っすね。アチタケルさんは。
俺なんて、第4皇子だから、武芸だけやって、薩摩(鹿児島県)の面倒なことは、全部、ヨシヒサ長兄や、トシヒサ兄者がやってくれてるんで、楽なもんです。」
アチタケル「まあ、国政の大半は、こういう地味で地道な作業さ。
高い給料をいただいてるんだ。文句は言えん。」
ハヤトイエヒサ「アチタケルさんは、サルメノウズメさんと結婚しないんですか?仲良さそうなのに。」
アチタケル「ウズメは、俺のことは嫌いじゃないが、結婚するのはイヤなんだとよ。
あいつが、復帰して元の収入に戻ったら、養育費も月10万くらいに減らせられるのかねぇ・・・」
ハヤトイエヒサ「月20万って、なかなかキツいっすね・・・」
アチタケル「俺も父親だから育休は取ってもいいと、ウガキヤフキアエズ王は言ってくださるんだが、さすがに、俺まで休むと仕事が回らんからなぁ・・・」
ハヤトイエヒサ「誰でも代わりができる仕事じゃないですしねぇ。
難しいもんですね・・・」
アチタケル「よし。終わった。今日は、早目にあがる。
ウズメの家に行って、娘と面会交流だ。」
ハヤトイエヒサ「すぐ近所に住んでて、毎日、会ってるんだから、一緒に住めば良いのに・・・」
アチタケル「ウズメには、ウズメのこだわりがあるみたいだからな。
じゃあ、お疲れさん。」
ハヤトイエヒサ「お疲れさまでした。娘さんとの時間、楽しんでください。」
サルメノウズメの家に行くアチタケル。
二人の娘は、ヒムカノナミと名付けられていました。

アチタケル「お~。ナミ、父ちゃんが来たぞ~。」

サルメノウズメ「静かに。ちょうど、寝かしつけたところよ。」

サルメノウズメに抱かれたヒムカノナミ。すやすやと眠っています。
アチタケル「おお。すまねぇ。気持ちよさそうに眠ってるな。」
サルメノウズメ「ふふっ。かわいい。」
アチタケル「まさか、お前が母親になるなんてな。
子育てなんて、絶対しなさそうに見えたのに。」
サルメノウズメ「私も不安だったわ。
私なんかが、母親になんてなれるんだろうかって。
でも、不思議ね。
母親って、子どもを産むと、なっちゃうものなのね・・・」
アチタケル「ナミは力の神の子孫である俺と、踊りの神の子孫であるウズメの娘。
俺もウズメも、神武様の将軍だ。
この子も将来、立派な将軍になるのかな?」
サルメノウズメ「どうなんだろうね・・・
私は、男に負けないバリキャリのシングルマザーの道を選んだけど、ナミには、ナミの人生を自分で選んで生きてほしいかな・・・
私もタケルも、おそらく、武人としてこれから何度も戦場を駆けることになる。
でも、できれば、この子には、戦場なんて物語にしか出てこないような・・・
そんな平和な時代を生きてほしい・・・」
アチタケル「なあ。ウズメ。俺とお前は毎日会ってるし、仕事も同じ神武様の将軍だ。
どうせなら、結婚して、一緒に暮らさないか?」
サルメノウズメ「何度も言ったでしょ。
私は、結婚はしない。
今は、近くにいても別々に暮らしてるから、うまく行ってるのよ。
これが結婚して一緒に生活すれば、いろいろとお互いのイヤな部分も見えてくる・・・
私とタケルが仲違いしちゃったら、それは、神武様の陣営にも大打撃になっちゃうわ。
周りだって、気を遣わなきゃいけない。
私達は、神武様を、この日本(ヒノモト)の主にする。
そして、誰もが幸せに生きられてる一人一人が大切にされる世界で一番平和な国を作る。
それがサルメノウズメという一人の女の生き方・・・」
アチタケル「そうだな・・・たしかに結婚すると、いろいろと面倒なことも起こるかも知れんか。」
サルメノウズメ「あとね・・・
私は、女は結婚して家庭に入るのが幸せという考え方がイヤなの。
もちろん、そういう生き方をして幸せになってる人もいると思うし、それが悪いこととは思わない。
でも、いろんな生き方を選べる。
自分で選べることが大切なんだと思う。」
アチタケル「国の中心になる将軍である俺とお前が、あえてそういう生き方をすることで、少しは生きやすくなる人達もいるのかな・・・」
サルメノウズメ「そう。私達の人生は私達の人生。
世間とか、社会的な常識とか、関係無い人達に、とやかく言われたくないわね・・・
一人一人が自分の人生の主人公なんだから。」
あえて結婚しないという選択を選んだサルメノウズメとアチタケル。
短い期間の平和な時間を娘ナミと過ごす二人。
しかし、神武様の将軍である二人が、再び戦場を駆けることになる日は、この後、すぐにやってくることになる・・・
神武征討記外伝
「サルメノウズメとアチタケルの物語~あえて結婚しない二人」
完
今後も、ぜひ、神武征討記( ・ω・)
よろしくお願いいたします。
歴史の糸を紡ぐのは誰だ!?
弁護士 岡本卓大の描くかつて無いスペクタルドラマ!
神武征討記
アレテーを求めて~
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