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神武征討記外伝「ミカワノタケチヨという男」

こんにちは。
アレテーを求めて~
今日もトコトコ( ・ω・)
弁護士の岡本卓大です。

読者のみなさま、note版、神武征討記。
楽しんでいただけているでしょうか?

第1話「太陽の御子」

note版で初めて神武征討記を読んで下さった方はご存じないと思いますが、実は、神武征討記には外伝があります。
それぞれ、神武征討記に登場するキャラクターから選んだ主人公視点で描いた物語です。

この度、note版【神武征討記】本編の進行に合わせて、神武征討記外伝も随時、アップしていきたいと思います。
神武征討記外伝は、すべて無料記事。
無料のマガジンも作っています( ・ω・)

一人ひとりが主人公!

神武征討記本編と合わせて、神武征討記外伝も、ぜひお楽しみください( ・ω・)


神武征討記外伝
「ミカワノタケチヨという男」


ストーリーテラーのアメノウズメでございます。
「一人ひとりが主人公」の『神武征討記』。
今回は、大和勢力側の人物の視点からの外伝です。

主人公は、大和十二神将の中でも最も家臣団の団結が強いと言われるミカワノタケチヨ(統率97、武勇93、知力95、政治98、魅力98)です。ミカワノタケチヨは、江戸幕府を開いた徳川家康の前世武将です。

徳川家康は、織田信長、豊臣秀吉よりも少し年下でしたが、その前世であるミカワノタケチヨは、織田信長の前世であるオワリノブヒメ、豊臣秀吉の前世であるヒヨシマルと同い年。神武様とも同い年の武将です。

この物語の始まりは、本編関東争乱編の7年後、ミカワノタケチヨが25歳のときから始まります。
この頃、ミカワノタケチヨは、三河(愛知県東部)と遠江(静岡県西部)の2カ国を領有し、浜名湖の近くの現在の浜松市周辺に館を築き、本拠地としていました。
ミカワノタケチヨの館。


【ミカワノタケチヨ】

ミカワノタケチヨ「あっ、ポンポコ、ポン!
あっ、ポンポコ、ポン( ・ω・)!」


【エビスクイサエモンノジョウ】

エビスクイサエモンノジョウ「殿。一体何をされておるのですか!?」

ミカワノタケチヨ「えっ、いや本編第26話と第31話で、オワリノブヒメ姐さんが、俺のこと、タヌキ小僧って言ってたから、タヌキの真似( ・ω・)」

エビスクイサエモンノジョウ「いきなり、わけのわからん登場の仕方をしないでください。殿は、もう、三河・遠江の王なのですから。」

ミカワノタケチヨ「で、どうだった?」

エビスクイサエモンノジョウ「はっ。男の子のようです。」

ミカワノタケチヨ「よし、祝いに行こう( ・ω・)」


男の子が生まれた?
家臣に子どもが生まれたのかしら?
ミカワノタケチヨは、エビスクイサエモンノジョウに案内されて、三河(愛知県)の集落にある農家の家に向かいます。


ゴヘイ「な、なんと!?ミカワノタケチヨ様!?
王様がこんな百姓の荒ら屋へ!」

ミカワノタケチヨ「おう!ゴヘイ。子が生まれたらしいね。
おめでとう( ・ω・)」

ゴヘイ「へへえ!も、もったいないお言葉でございます!」

サナ「まあ、王様!?ミカワノタケチヨ様!」

ミカワノタケチヨ「おう。おう。サナよ。
元気な男子を産んだのう。でかした!えらいぞ!」

サナ「もったいなきお言葉・・・ありがとうございます。」

ミカワノタケチヨ「少ないが、酒と餅。それに出産の祝い金じゃ。
子は国の、みなの宝じゃ。元気に育つことを願っておるぞ。
では、すまんが、次に行かねばならぬので、これでな( ・ω・)」

ゴヘイ「ははっ!ありがとうごぜえますだ!」


次にミカワノタケチヨは、コテノカミタダヨの案内で、遠江の漁村の漁師の家を訪ねます。


ミカワノタケチヨ「おお。コサンタよ。お主の娘が生まれたそうじゃな。
おめでとう( ・ω・)」

コサンタ「王様!?ミカワノタケチヨ様!こんな漁師の荒ら屋まで!」

ミカワノタケチヨ「女の子か。お主とコサメの娘じゃ。きっと美人に育つぞ。」

コサメ「ミカワノタケチヨ様・・・申し訳ございません。
まだ体調がすぐれず・・・まあ、どうしましょう・・・」

ミカワノタケチヨ「なんと!?大丈夫か?
出産は大変じゃからな。コサメよ。栄養のあるものを食べて、元気になれよ。少ないが酒と餅、出産の祝い金じゃ。
母子ともに健やかにな( ・ω・)」

コサンタ「ありがとうごぜいますだ!」

コサメ「ありがとうございます。ミカワノタケチヨ様。」


領内で子が生まれると、それが身分の低い者の子であっても、祝いに出かけ、酒と餅、祝い金を与える。
ミカワノタケチヨという王は、この時代には他に類を見ないような領民思いの王でした。
この時代の通常の王は、庶民とはまるで違う豪勢な屋敷に住み、食事も庶民とはまったく違うものを食べる。それが当たり前でした。
しかし、このミカワノタケチヨは、百姓や漁師の子にまで祝いを与える反面、自らは、質素な生活を送っていました。


ミカワノタケチヨ「うむ。この漬物は美味いのう( ・ω・)」


【セナ】

セナ「あなた。今日もお米とお漬物と汁物を食べられました。
ありがたいことですね。」

ミカワノタケチヨ「すまんのう。セナ。普通の王族は、もっと豪華なメシを喰うのだろうが、わしのような貧乏な王の妃になってしまって、苦労をさせてしまっておる。」

セナ「なんの。あなたは他の国の王達と違い、民が納めた税を民のために使います。それで良いのです。私達は、民達のおかげで生活できます。民がいてこその王です。」

ミカワノタケチヨ「うむ。さすがセナ。我が妻じゃ。
よくわかってくれておる( ・ω・)」


しかし、そんな質素な食生活を送っていたミカワノタケチヨですが、ご馳走を食べることもあります。
浜名湖で鰻が大量に取れました。
家臣達を屋敷に集め、鰻をふるまうミカワノタケチヨ。


【トリノヒコエモン】

トリノヒコエモン「鰻じゃ~!ありがたや!」


【コテノカミタダヨ】

コテノカミタダヨ「この鰻が食えるだけでも、浜名湖の近くに本拠をかまえた甲斐がありましたな。」


自分だけで無く、苦も楽も家臣や領民と共にする・・・
それがミカワノタケチヨという王でした。

隣国オワリノブヒメが商業を奨励しているのに対し、ミカワノタケチヨの領国である三河・遠江は農業・漁業が経済の中心でした。ときおり、商人がやってくることもあります。

隣国である伊勢のヒヨシマルは贅沢に金を使うことで有名でした。
また尾張のオワリノブヒメも、華美なものには目がなく金をよく使いました。
しかし、このミカワノタケチヨは・・・


商人「この絹織物など、いかがでございましょう。」

ミカワノタケチヨ「う~ん。贅沢だな。俺は木綿の着物でいい( ・ω・)」

商人「いえいえ。ミカワノタケチヨ様は王なのですから、よりご立派なお召し物をお買い求めになられるべきです。」

ミカワノタケチヨ「う~ん。民の納めてくれた大事な税。
贅沢には使えん( ・ω・)」

商人「わかりました・・・では、お気持ちばかりのものですが、お納めくだされ。」

ミカワノタケチヨ「なんじゃ、これは?賄賂か( ・ω・)」

商人「ぜひとも、これでお引き立ての程を。」

ミカワノタケチヨ「わしは、賄賂は受け取らぬ。
むしろ、汚職は徹底的に取り締まる。」

商人「ひっ!そんな!」

ミカワノタケチヨ「その金。わしではなく、子どもたちの教育のための学校に寄付してくれ。教育は国を作り、一人一人の民が自律して生きていくための大切なものじゃ。
その寄付を持って、贈賄未遂の罪は不問に付してやる( ・ω・)」


自らのためには金を使わず、民達のために金を使う。
それがミカワノタケチヨという王でした。

この頃、隣国伊勢(三重県)のヒヨシマルは民に金をばらまくことで人気があり、隣国尾張(愛知県)のオワリノブヒメは、その美しさと強さから戦女神であるかのようなカリスマにより人気があり、越後(新潟県)・上野(群馬県)・武蔵(埼玉県)のエツノケンシンはその軍神のごとき強さにより人気がありました。

しかし、このミカワノタケチヨは、民の中に入り、民と苦楽を共にし、また民から取った税を民の生活のために使う諸政策を行っていたという政治的手腕によって、領内の民達から絶大な人気を誇っていました。

ある日のこと・・・


ミカワノタケチヨ「ハンゾウか。どうした?」


【イガノハンゾウ】

イガノハンゾウ「領内で不審なものを捕らえました。
甲賀者のようです。近江(滋賀県)を領するオワリノブヒメの間者かと。」

ミカワノタケチヨ「ノブヒメ姐さんとこの間者か。斬ったのか?」

イガノハンゾウ「いえ。捕らえております。口は割りません。」

ミカワノタケチヨ「よし。俺が会おう( ・ω・)」


ミカワノタケチヨはオワリノブヒメの間者に、自らの領内のことをくわしく話します。
逆に、間者からオワリノブヒメ領のことをあれやこれや聞き出します。
そして、間者に様々な虚実入り交じった情報を与え、解放しました。


ミカワノタケチヨ「大和勢力と神武勢力の停戦期間はまだ3年ある。
あと3年間は両勢力の軍事衝突は無い。
だが、情報戦は、停戦期間中でも続いてるもんだぜ( ・ω・)」

イガノハンゾウ「あの甲賀者。こちらの与えた虚偽の情報をオワリノブヒメに伝えますかね?」

ミカワノタケチヨ「知られて困るようなことは話してない。
まあ、向こうの話してた情報も、信用はできないだろうね。
ノブヒメ姐さんも、バカじゃないから、わかってるさ( ・ω・)」


ときには、領内で謀反を起こす豪族もいます。
戦が起こったときには、まずは情報を収集し、調略できる相手は調略する。
その上で絶対負けない状況を作って初めて開戦するのが、ミカワノタケチヨという男でした。
そして、いったん戦が始まると・・・


【トンボキリヘイハチ】

トンボキリヘイハチ「俺がトンボキリヘイハチだ!
俺に傷を負わせられる者はおるか!?」


【サカキノコヘイタ】

サカキノコヘイタ「まだだ。まだ敵を引きつけて・・・
よし!かかれ!」


【イイダニノマンチヨ】

イイダニノマンチヨ「俺がイイダニノマンチヨ!突撃!」

エビスクイサエモンノジョウ「戦の駆け引き、見せてくれるわ!」


ミカワノタケチヨの誇る三河四天王を始めとし、ミカワノタケチヨのために命を惜しまず戦う結束したミカワノタケチヨ軍団の将兵達。
その強さは、全国でも屈指のものでした。
戦えば必ず勝つ。それゆえに戦わずして降る者が多い。
それが、ミカワノタケチヨ軍団でした。

そして、3年の時が過ぎ、大和勢力と神武勢力の10年の停戦期間が終了します。
ミカワノタケチヨは28歳。
遠江(静岡県)のミカワノタケチヨの屋敷。


ミカワノタケチヨ「10年の停戦期間が終了。
さっそく、攻勢に出ろってか?」

エビスクイサエモンノジョウ「大和(奈良県)からの指令。
いかがなさいますか?」

ミカワノタケチヨ「俺は戦はあまりしたくないんだよな。
戦をすれば民が死ぬ・・・」

エビスクイサエモンノジョウ「では、無視しますか?」

ミカワノタケチヨ「大和からは、十二神将なんてのに任じられちまった。
動かないわけにはいかんわな・・・
オワリノブヒメは、今どうしてる?」

イガノハンゾウ「オワリノブヒメは、現在、近江(滋賀県)におります。」

ミカワノタケチヨ「駿河(静岡県)、甲斐(山梨県)、信濃(長野県)の各調略状況は?」


【ホンサドノマサノブ】

ホンサドノマサノブ「駿河(静岡県)はセッサイ殿が調略を進め、スルガフジヒメの治める登呂以外は、すべて調略済みです。
甲斐(山梨県)はフウリンカザンカンスケ殿が味方につきました。地ならしはできております。
信濃(長野県)も、サナダマル殿が臣従し、調略を進め、シナノノスワヒメが治める諏訪を除く全域で我らを迎える準備ができております。」

ミカワノタケチヨ「オワリノブヒメが美濃(岐阜県)に戻る前に。
速攻で駿河(静岡県)、甲斐(山梨県)、信濃(長野県)の三国を落とすぞ!
信濃(長野県)に上野(群馬県)からエツノケンシンが援軍に来ないよう、イシカワノヨシチロウ、ゲンジノヨリトモのオッサンに武蔵(埼玉県)を攻めるよう要請しろ!」


【イシカワノヨシチロウ】

イシカワノヨシチロウ「御意!
相模(神奈川県)のゲンジノヨリトモ殿への使者として出向きます!」

ミカワノタケチヨ「トンボキリヘイハチ!サカキノコヘイタ!
尾張(愛知県)は必ず動く!お前達二人は、三河(愛知県)でオワリノブヒメ軍の動きに備えよ!」

トンボキリヘイハチ・サカキノコヘイタ「心得た!三河(愛知県)に向かいます!」

ミカワノタケチヨ「ホンサドノマサノブを総軍師に命じる!
エビスクイサエモンノジョウ、イイダニノマンチヨ、トリノヒコエモン、コテカミノタダヨ、駿河(静岡県)に向けて出陣する!
イワチカノシチは遠江(静岡県)の内政を任せる!」

一同「御意!」

ミカワノタケチヨ「勝利は決まっている!時間との勝負だ!
ミカワノタケチヨ軍団!出陣!」


駿河(静岡県)に向けて遠江(静岡県)から出陣するミカワノタケチヨ軍1万。
これは4月1日のことでした。

駿河(静岡県)では、スルガノフジヒメがミカワノタケチヨ軍の侵攻を知り迎撃をしようとしますが・・・


【スルガノフジヒメ】

スルガノフジヒメ「どういうこと!?兵が集まらない!?」

【サカタノキンタロ】

サカタノキンタロ「駿河(静岡県)の豪族達がみなミカワノタケチヨについてる・・・
セッサイに調略されたようだ・・・」

【ダイダラボッタロウ】

ダイダラボッタロウ「兵は50人。どうするだ!?」

スルガノフジヒメ「そんな・・・昨日今日の話ではない・・・
まさか、ミカワノタケチヨは10年前から駿河(静岡県)の調略を進めていたというの・・・」

サカタノキンタロ「フジヒメ!もう来やがった!
ミカワノタケチヨ軍・・・1万はいるぜ!」

スルガノフジヒメ「退却します!駿河(静岡県)を放棄して甲斐(山梨県)へ逃げましょう!」


4月3日。ミカワノタケチヨ軍駿河を制圧。


ミカワノタケチヨ「駿河(静岡県)制圧。おう。富士山がきれいだねぇ( ・ω・)」

【セッサイ】

セッサイ「ミカワノタケチヨ様。お待ちしておりました。」

ミカワノタケチヨ「セッサイ殿。貴殿を太守として駿河(静岡県)を任せる。」

セッサイ「ありがたき幸せ。」

ホンサドノマサノブ「次は甲斐(山梨県)ですな。スルガノフジヒメ達は甲斐(山梨県)に逃げたようですが、甲斐(山梨県)も、我らの手中にあります。」

ミカワノタケチヨ「甲斐(山梨県)へ向けて出陣する!」


4月7日。甲斐にて。


スルガノフジヒメ「甲斐(山梨県)は空白国のはず・・・
なんとか、ここでエツノケンシンやオワリノブヒメに連絡を取って巻き返しを・・・」

サカタノキンタロ「おい!フジヒメ!軍勢だ!」

ダイダラボッタロウ「5000くらいいるぞ!」

スルガノフジヒメ「そ、そんな・・・甲斐(山梨県)にそんな兵力が・・・」


【フウリンカザンカンスケ】

フウリンカザンカンスケ「甲斐(山梨県)は、このフウリンカザンカンスケがミカワノタケチヨ様に献上する!スルガノフジヒメらを討て!」


スルガノフジヒメ「逃げます!し、信濃(長野県)へ!信濃(長野県)へ逃げましょう!」


ただ逃げるしかないスルガノフジヒメ達駿河衆。
そして、ミカワノタケチヨ軍が甲斐(山梨県)に到着します。


ミカワノタケチヨ「ここまで一週間か。そろそろ、他が動き出すな。」

【シノビノオオネズメ】

シノビノオオネズメ「殿。武蔵(埼玉県)でゲンジノヨリトモ軍とエツノケンシン軍の戦闘が始まりました。」

ミカワノタケチヨ「よし。エツノケンシンは、ゲンジノヨリトモが足止めしてくれるだろう。
あとはオワリノブヒメが動く前に信濃(長野県)を制圧する!
甲斐(山梨県)のことは、太守として、フウリンカザンカンスケに任せる!」

フウリンカザンカンスケ「承った!」


4月10日、信濃の諏訪。ここはシナノノスワヒメの領地です。

諏訪に逃げ込んだスルガノフジヒメ達。


【シナノノスワヒメ】

シナノノスワヒメ「ミカワノタケチヨ軍・・・なんという速さ・・・
もう駿河(静岡県)、甲斐(山梨県)を平定したというの・・・」

スルガノフジヒメ「ミカワノタケチヨ軍の調略の前に、私達の駿河(山梨県)はなす術もありませんでした。」

サカタノキンタロ「オワリノブヒメ様に協力してもらって巻き返すしかねぇな・・・」

ダイダラボッタロウ「おい!スワヒメ!北東から軍勢が来てるぞ!」

シナノノスワヒメ「北東から?信濃(長野県)の他の豪族?」

スルガノフジヒメ「南東からもよ!ミカワノタケチヨ軍!もう来たの!?」


諏訪に攻め寄せる信濃(長野県)のサナダマル軍5000とミカワノタケチヨ軍1万の合計1万5000。


シナノノスワヒメ「まさか・・・信濃(長野県)のサナダマル殿までミカワノタケチヨの調略に・・・」


諏訪に攻め寄せるミカワノタケチヨ軍。


イガノハンゾウ「殿。オワリノブヒメが近江(滋賀県)から美濃(岐阜県)に向かっています。
軍勢を整えるには、数日かかるかと。
また、尾張(愛知県)よりシバタノゴンロク、ニワノゴロウザ、イケダノツネオキメ率いる8000の軍勢が三河に向けて出陣してきました。」

ミカワノタケチヨ「ようやくか。オワリノブヒメ姐さんがいねえと判断が遅いな。
シバタノゴンロクらの8000なら、トンボキリヘイハチ、サカキノコヘイタが三河勢1万で十分に防げるな。
オワリノブヒメが美濃(岐阜県)から出陣してくる前に、諏訪を落とすぞ!」


美濃(岐阜県)伊奈波(現在の岐阜市)。オワリノブヒメの宮殿。


【オワリノブヒメ】

オワリノブヒメ「出陣準備を急げ!諏訪が落とされ、信濃(長野県)の守りを固められる前に、ミカワノタケチヨ軍を掃討する!」

【タキガワノカズメ】

タキガワノカズメ「オワリノブヒメ様!諏訪が落ちました!
ミカワノタケチヨ軍は、信濃(長野県)の守りをサナダマルに任せ、そのまま三河(愛知県)の岡崎に入った模様。
三河(愛知県)に攻め行ったシバタノゴンロクらの軍勢は、トンボキリヘイハチ、サカキノコヘイタに打ち破られ、尾張(愛知県)に撤退いたしました!」

オワリノブヒメ「くっ!間に合わなかったか!おのれ!
三河のタヌキ野郎め!化かしおったな!」


ミカワノタケチヨ軍が遠江を出陣してから、わずか10日。
そのわずか10日の間に、駿河、甲斐、信濃の三国は、ミカワノタケチヨの手に落ちました。

スルガノフジヒメ、シナノノスワヒメら、駿河勢、諏訪勢は、そのままオワリノブヒメの下へ亡命し、ミカワノタケチヨとオワリノブヒメは恒常的な戦闘状態に入ります。


ミカワノタケチヨ「みな。ご苦労だった!
しかし、ここからが本当の戦いじゃ!
我らは、尾張・美濃(愛知県・岐阜県)のオワリノブヒメ軍、上野・越後(群馬県・新潟県)のエツノケンシン軍、そして伊勢(三重県)のヒヨシマル軍と隣接している。
いわば、神武勢力の3軍団と対峙している唯一の大和勢力の軍団じゃ!
だが、わしは、大和のどの神将達よりも恵まれておる!
お前達のような人材、いや人に財産の財と書く人財がいるからじゃ!
天孫一族も、大和のオオモノヌシの神も関係無い!
我らは、お前達一人一人が生きる、この国のために戦う!
わしは、みなを喰わせる!
民を喰わせてこそ王じゃ!
そして、わしは、みなの幸せにために戦う!
誰にも死んでほしくない。
しかし、これは戦じゃ!命を捨ててもらわねばならんこともあろう!
みな!わしについてきてくれる者だけでよい!
逃げたい者は逃げてよい!
わしと共に天下統一のために戦ってくれる者は、どうか、わしに命を預けてくれ!」

将兵「おおおおおおおおおお~~~~~~~!!!」


ミカワノタケチヨ・・・三河(愛知県)の小さな豪族の王子として生まれたこの男は、28歳で三河、遠江、駿河、甲斐、信濃の5カ国を領有する大豪族となる。
大和十二神将の中でも、もっとも人望厚いと言われるミカワノタケチヨは、こうして、神武様達の前に大きく立ちはだかっていく・・・


神武征討記外伝
「ミカワノタケチヨという男」



今後も、ぜひ、神武征討記( ・ω・)
よろしくお願いいたします。

歴史の糸を紡ぐのは誰だ!?
弁護士 岡本卓大の描くかつて無いスペクタルドラマ!

神武征討記

アレテーを求めて~
今日もトコトコ( ・ω・)
にて、絶賛連載中


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