「俺たちは "低金利" "過剰流動性" が好きなんだ!」 Ⅲ 。 ー 「バブル」中毒な人たちばかりの投資銀行業界
「俺たちは "低金利" "過剰流動性" が好きなんだ!」 Ⅱ 。 ー 日米欧、その "優先順位" の違いとは...。|損切丸 の3年ぶりの続編
「お金」は大事だが "儚いもの" でもある|損切丸 なんて note. を書いたから「お金」じゃないものに食指が動くのはある意味間違ってはいない。だが "無理は通っても無理" 。米国債の売り=金利上昇を無視するように値を保っていた米株価だがS&Pの「イールドスプレッド」が再びプラスに突入するなど "割高感" が復活。力尽きて落ちたのが昨日(5/21)

22年もあんな「お金まみれ」の投資銀行業界に身を置いたが、痛切に感じたのが「バブル」中毒な人たちばかりということ。「リーマンショック」があろうが「コロナ危機」があろうが必ずどこかに「バブル」を創り出し、自分達の高額なボーナスを維持しようとする。「お金」は ”正義” と言わんばかり。 ”足るを知れ!” "もう止めればいいのに" と何度も思ったが日本人的発想なのだろう。一向に治る気配はない
「バブル」の中核を為してきたのがNYダウ、ナスダック、S&P等の米株。 ”何があっても政府が助けてくれるから大丈夫” という根深い「モラルハザード」も根付いてしまっている
だがさすがに米国債の@5%突破は厳しい。「お金持ち」が徐々に米国債を買い下がれば米株に向かう「お金」は確実に減る。それでも諦めないのが「ウォール街」のしぶとい所。今度はビットコイン(BTC)に狙いを定めた。今回の "危機の芽" が「国」にあることから*「信用」の揺らいでいる「法定通貨」から逃げようという魂胆。一見筋は通っているし相場も買われ続けている。「バブル」中毒な人たちらしいやり口だ
*元々BTCが脚光を浴びるきっかけになったのが「キプロス危機」(2013)。高い金利でを掻き集めていた「お金」が経済危機に陥った時に一斉に逃げ出した。その時に使われたのがBTCで価格は約5倍(1BTC@4,500円→2万円)に急騰。そして今や@1,600万円(!)である
かつての「日経平均」や「ナスダック」もそうだったが、それが「バブル」かどうかは判断が難しい。株も米国債も駄目、「お金」も「インフレ」で目減りするとなれば、とにかく「損」するのが嫌いな「お金持ち」には何かに逃げ出したいという気持ちが湧く。現在のBTCや「金」(Gold)の高騰はその顕れでもあり、「キプロス危機」↑ 同様いわば一種の逃避行動。これを「バブル」中毒な人たちは利用する
”株屋” 同様「金利」を目の敵にしている筆頭は ”Tariff Man” の出身業界 ”不動産屋” 。あれだけ必死に「金利を下げろ!」と言い続けるのは彼が今運営する「アメリカ・コーポレーション」が膨大な債務の利払いに迫られているから。歴代の経営者が積み上げた「借金」の尻を拭かされるのは溜まったものではなかろう。だが ”アメリカ社債” ≓ 米国債の「金利」を無理に下げようとすれば今度は「お金」が集まらなくなって「資金繰り」が立たなくなる。 ”行くも地獄、戻るも地獄”
だからといって「株」や「BTC」「金」に "逃げる" のが正解とは限らない。相場が上がっている間はいいが、金利上昇で "乗り換え" が進めば(もう始まっているかもしれない)いずれ「お金」は尽きる。「ウォール街」も ”Tariff Man” もメンバーの「お金持ちリーグ」では情報が共有されるためこっそり抜けられるが、いつもババを掴まされるのは一般人。特に ”赤信号皆で渡れば怖くない” の日本人はいつもターゲットになる


”天井のない相場も底がない相場もない”
今は長期債を中心に売り一辺倒の米国債やJGBだがどこかでは必ず止まる。それが ”均衡点” という事になるがこの判断がなかなか難しい。一つの考え方は「採算性」であり、例えば@5%越えの30年米国債なら期限まで持ちきれば元金が約3倍になる。「お金」に余裕があって途中で「損切り」しなくて良い状態で初めて成り立つ
それから「チャート」の読み方。筆者はテクニカルはそれ程得意ではないが、見ているのは「角度」。例えば金利上昇局面だと初期は急激な「角度」で上げっていくが段々「山」がなだらかになっていく。投資家の「買い」が入り始めている証左でもあり「山頂」が近づいている可能性を示唆する

「頭と尻尾はくれてやれ」。 ー どこで「相場」を降りるのか、その難しさ。|損切丸 とよく言われるが、余程の天才でない限り「底値」で買うのは不可能。「逆張り系」の筆者も現役中そうだったが買った後しばらく(時には年単位)で ”含み損” になるのは当たり前。それでも耐えられるかどうかは①「採算性」↑ と②「損切り」しなくていい状態の準備に尽きる。生活資金を突っ込んだり「借金」したりして何かを買えば無理がたたって「損切り」しなければいけない事態に追い込まれる。これが最悪
とにかくしばらくは米国債とJGBに注目。FXも「日経平均」も「S&P」も間違いなく影響を受ける。BTCに関してコメントするのは難しいが、それでも「お金」が大挙「金利」に動けば影響は出る。あとはタイミングと「割り切り」の問題。極めて重要な局面を迎えている
