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迫り来る "「金利」がある世界”

 「金利」がある世界 ー 反映するのはその国の「文化」「国民性」|損切丸 を書いた途端JGBが急落。まあタイミングがいいというか何というか。首相の ”恐ろしい” 発言が効き過ぎたか(苦笑)

 名目金利の上昇で一部には楽観論が出ていた今日(5/20)の20年債入札だが、希望虚しく悲惨な結果に。応札倍率が2.5倍と2012年以来の低水準 ↓ 、最低落札価格は98円15銭と予想(99円80銭)を大きく下回り、大きいと不調を示すテール(落札価格の最低と平均の差)は1円14銭と1987年以来の水準に拡大した( ↑ 標題添付)

 1998年11月の「運用部ショック」とまではいかないが、これはちょっとした ”事件” 。*10年JGBは@1.50%を突破して@1.52%、20年が@2.55%、30年も@3.13%と過去最高利回りを付け、5/28に入札を控える40年債も@3.60%と金利が急騰。まるで「金利」のダム決壊である

 *元々イールドカーブ上10年JGBは▼0.20%以上「割安」(=金利が低い状態)に放置されてきており ”理論値” では@1.8%程度が妥当円金利のベンチマーク故に「日本金融村」を挙げて支えてきたのだろうがそろそろ限界。 "村民" の一部からは「国債買入増額」の陳情まで出そうな雰囲気。明日(5/21)の「債券市場参加者会合」でどんな話が出るやら。 ”お上頼み” はそう簡単に抜けそうもない

 「国債買入」オペに関しては超長期ゾーン、e.g., 10ー25年+25年超統合 ↓ の見立てもある模様。確かにQT(量的引締)を進める日銀にとっては期間が長すぎて ”最も買いたくないゾーン” 。自立できていない日本の投資家が恐れおののくのも無理はない

 これに驚いたのがFXトレーダー朝方「日経平均」共々「買い」に動いていた「ドル円」だが突如@144円台前半まで叩き落とされた。おそらく何が起きたのか理解していまい。「円」市場は「日本金融村」の "村民" 以外にとってはそれこそ ”恐ろしい”

 ただ「ドル建日経平均」は@260ドル近辺が保たれており日本株が暴落という状況でもない。こちらはそれほど心配する必要はなかろう。30年遅れでやっと「輸出主導」から抜けだそうとしている

 係る状況下、米株を中心とした「新NISA」はどうしているのだろう

 今や資産総額が5兆円にも上る「オルカン」↑(オールカントリーファンド)だが1年以上前から投資している向きはまだ「利食い」が出来る状況だが6ヶ月前でトントン、3ヶ月前なら「損切り」水準。このところパッタリ話題に出なくなった所を見ると新規参入は大分減っている模様。つまりそれに見合う「円売り」も出なくなっている。この辺りもFXに影響している

 まあ「米国債格下げ」があってもJGB暴落があってもまだ@144円台はかなりの「円安」水準。これが@130~135円台に修正されるには日銀の「利上げ」が必要FRBの「利下げ」はそこまで影響力はない)。それが「関税」の裏交渉で為されるのか、噂の「マール・ア・ラーゴ合意」があるのか、今後も要注意。JGBだってまだまだ売られるかもしれない

 マーケットを見ていると①ドル金利上昇→ドル買い②ドル円買い(円安)→日経平均買い等々の「AIプログラム」は書き換えを迫られており、この辺りは「お任せ」なんて言っている場合ではない。 続・マーケットでは必ず「逆」をする奴が出て来る - 「先回り」の「先回り」、更にその「先回り」?|損切丸 「プログラム」は便利なツールではあるが最終的に勝敗を決するのは「人」だ。これはヘッジファンドも個人も一緒

 久々の円金利高騰で胸が躍ってしまうが(笑)やはり今は歴史的転換点の "過渡期" 。以前にも書いたが「金利」は ”慌てる乞食は貰いが少ない”「インフレ」同様、一度流れが出来るとトレンドは長期に渡る「ゼロ金利」しか見てこなかった40代以下の日本人は@1%、@2%と見ると「利息」が欲しくなるが「買う」機会は今後いくらでもある。手元に余裕資金があるならここはじっくり構えていい。物価 ≓ CPIは下がってもせいぜい+2%。その辺りに目線を置いておくことだ

 本来「投資」の基準は「金利」。日本もようやくその姿に近づいてきた。筆者の母のように「金利が付かないから」と無理矢理株を買ったり、(参照)「お金のマニュアル」-損をしないコツ- 其ノ3 「清貧思想」と日本人の投資②|損切丸 高利回りを謳う「アパート投資」や「仕組債」に引っ掛かる事も減っていくだろう やっぱり「金利」は凄い|損切丸

 書き始めてから5年、これでやっと「損切丸」も役に立ちそうかな。迫り来る "「金利」がある世界” は ”恐ろしい” どころか大歓迎である

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