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世の中は誰かの "都合" で動いている

 この言葉が今ピッタリくるのは「MAGA」(Make America Great Again)の「アメリカ」。それが具現化されたのが ”Tariff Man” という事になる。まさに勝手な "都合" 。昔からあの国の横暴をマーケットを通して見てきた「損切丸」にすれば今更感は拭えない

 では「日本」はどうか

  "都合" で凝り固まっているという点ではある意味「アメリカ」以上

 例えば「令和の米騒動」。輸入に関して「自給率」がどうとか正論をかざしているが、400万票とも推計される「農業票」目当てなのは国民に見透かされている。20年以上前からコメ農家は大規模化して生産効率を上げなければいけないという議論はされてきたが遅々として進んでいない。何故か

(答え)1haぐらいの小規模農家がだくさんあった方が「票」が増える

 そこに「補助金」を配りまくれば自分の「議席」は安泰という "仕組み" 。もっとも*その「お金」に寄りかかってきた選挙民にも責任はある

 *輸入が自由化され激しい競争にさらされてきた「牛肉」は対照的。品種改良など「質」を高めた結果「和牛」は今や世界的ブランドに発展どんなに値段が高くてもインバウンド客が求める「おいしい和食」の代表格に成長している。日本の「米」がうまいことも広く認知されてきているので同じ事が出来るはず。政府の「保護」がいかに産業を駄目にするかの典型例だろう

 周りを見渡せばこの国はそういう "仕組み" で溢れている主要都市で約15万件とダントツに多い飲食店 ↓ にも「コロナ危機」で「ゼロゼロ融資」「給付金」と「お金」がばら撒かれた「GOTO」キャンペーンの観光業然り。大体中小企業の割合が@99.7%という異常な「中小企業大国」その「票」を経済団体や町内会等が取り纏めてきた結果が現状である

 この状態が「失われた30年」を経て長年維持されてきたのはひとえに「我慢強い国民性」の成せる技だが、さすがに「お給料」の半分以上も「国」に召し上げられる「五公五民」となってはもう限界。やっと ”一揆” に立ち上がったのが前回の衆院選ということ

 この歴史的転換点でマーケットで起きた現象が@160円に達した「円安」とそれに起因した日銀の「利上げ」である

 政治家が自分たちの "都合" =「組織票」の "仕組み"≓ 「中小企業大国」の温存のために長年に渡り「低金利政策」を維持。結果として「日本株式会社」の ”生産性” は落ち続け「お給料」が上がらなかった。それでも "箱物" を中心とした「公共事業」や「補助金」「給付金」で懐が潤っているうちはみんな我慢してきたが、遂に 「予算」を斬る!- 「お金」に関してこの国は崖っぷち|損切丸 ”無い袖は振れない”

 そういう観点で日銀の「利上げ」を俯瞰すると、やっと非効率な「ゾンビ企業」をリストラする決断に到ったと判断できる。「人手不足」「インフレ」も相まって企業倒産が増えているが ”生産性” の観点からはむしろ良い兆候。同じ理屈が「農業」にも当てはまるし、高齢化で▼47兆円にも膨張している「医療」にも言える。もう「国」主導では発展できない

 落選すると「ただの人」(あるいはそれ以下)になってしまう政治家は必死に抗っているが、最早「組織票」頼みではどうにもなるまい「103万円の壁」も「令和の米騒動」も詰まる所そういう政治の "都合" に起因している。やり方に問題はあるが米国政府のDOGE(政府効率化省、Department of Government Efficiency)≓ 歳出削減には見習う点も多い。政治家がやたらと振りかざす「財源論」はただのレトリック(詭弁)

 考えてみれば「戦争」を起こした独裁者も ”Tariff Man” も与党を仕切っている幹事長もみんな80歳近い "ご老人" 。元々は優秀な人達なのだろうが「古き良き時代」への懐古主義に凝り固まっているようにしか見えない。偉大な「X連」も "Rising Sun" も「関税」で国内に製造業が戻るなんていうのは最早 "妄想"「MAGA」「X本を取り戻す」なんてことは起きない

 ベッセント米財務長官:「ドル安・円高が望ましい」

 ドル円も米株価も上昇してホッとしている「新NISA」勢も多そうだが、この発言  で週明けまたどうなることか。公式に「通貨水準」には言及されなかったことになっているが、アメリカの "都合" ≓「貿易赤字解消」に鑑みれば当然の主張。5/1の政策決定会合で「利上げ」はなさそうだが「関税」の ”裏交渉” の中で「円安」是正は最低条件「中立金利」≓ @1.5~2.0%への「金利正常化」路線は揺るがないだろう

 これも ”令和の黒船” であり、その度に "苦境" を乗り切って発展してきたのもこの国の歴史”淘汰” の犠牲者が多数出るのは不可避な情勢だがここが勝負所7月の選挙で「山が動いた!」となる蓋然性は高い。金利の上昇と共にやっと「新時代」を迎えそうだ。もう "都合" にはウンザリである


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