19 写真集の思い出 -3-

2026.3 Nikon Coolpix P330

前回の投稿では、西新宿の桜の木に絡む写真集の思い出でしたが、新宿と言えば忘れていけないのは、超伝説級の写真家・森山大道さんだと思います。森山大道さんは、1938年の生まれの「アレ・ブレ・ボケ」の表現で知られるモノクロスナップ写真の名手。コンパクトカメラを片手に街を徘徊し、ひたすら撮りまくる、あの撮影スタイルに憧れた方は沢山いたと思います。

写真ブームと新宿

2000年一桁台は、間違いなく写真ブームだったと思います。都内の多数の写真ギャラリー、若手写真家向けの公募展、毎月のように出版される写真集・写真雑誌。当時都内に住んでいた私には、毎日が楽しい日々でした。

そして「写真都市」と言っても過言ではないのが「新宿」です。ヨドバシカメラで手に入るフィルム・印画紙・薬品。西口・東口それぞれにある名物中古カメラ店。駅近には企業の写真ギャラリー、少し離れたところにある写真専門ギャラリー。新宿は当然被写体でもあるので、多くの若者がカメラをもって、その表裏を徘徊。そんなブームの中心は常に、森山大道さんでした。

写真集「新宿」

そんな写真ブームの中、2002年に発行されたのが写真集「新宿」です。もう四半世紀近く前になるんですね。その写真集は厚みが4センチ近くある分厚い写真集で、全てモノクロ写真。森山大道さんの代名詞であるアレ・ブレ・ボケの表現が多用されたハイコントラストの怪物級写真集です。圧巻。

暗黒へのサイン

私の思い出は、この写真集の出版記念サイン会に参加したとき。写真集には、新宿を高所から撮影した写真があって、それは新宿御苑がブラックホールのように暗黒に映し出された風景写真。その「暗黒」にサインしてもらったことです。(↑のリンク先は月曜社さんのページです。)

サインをお願いしたとき、森山大道さんは「ここにサインを書いてほしいって君みたいな人、結構いるんだよね」と苦笑いしていました。そりゃ、ここしかないでしょ、というのが当時の私の思いでしたが。今となっては大変恥ずかしいです。

森山大道さんのサイン、今見ても力強いなー

いかがでしたでしょうか。皆さんの大好きな街の写真集とか、ありますでしょうか?あるいは、写真家さんにサインをもらった写真集とか、ありますでしょうか?私は結構あります。あ、私のモノクロ写真(↓)も観てやってください。管理人okekeでした。それではまた。

2026.3 Nikon Coolpix P330
2026.3 Nikon Coolpix P330
2026.3 Nikon Coolpix P330
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