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No.1748 おべんとう

犬も食わないという「夫婦ゲンカ」の翌日、夫に反省を促す「珍弁当」9パターンなるものが、その昔、あったあった、あったのでありました!
 
その1「見るからに手抜きと分かる弁当」
シンプルさを極めた、しぶしぶ作った感を前面に押し出した弁当。
 
その2「わざとらしいハートマーク弁当」 
思い切り派手にデコって、夫にプレッシャーをかけまくるお弁当。
 
その3「フタの裏に500円貼り付けた弁当」
弁当作りを拒むストライキ大作戦ですが、武士の情けの500円?
 
その4「おどろおどろしいキャラ弁当」
ドクロやゾンビ等、食欲をそいでしまう弁当?米の色もグレー?
 
その5「コーンフレークぎっしり弁当」
「俺が悪かった!」の一言を引き出せるか保証の限りではない。
 
その6「白米オンリーのおかず無し弁当」
「まさかね」と思わせといて、箸でつつきまくっても白米のみ。
 
その7「おかずが胡瓜1本ワイルド弁当」
食べる本人が動揺する程の揺さぶり弁当。胡瓜の上手さに覚醒?
 
その8「箸箱に箸がない、悔しい弁当」
ちょっとした気の利かなさを過剰演出。でも机の中に割り箸が?
 
その9「豪華伊勢エビで不安を誘う弁当」
豪勢なおかずで意表を突き、不安を煽りまくる、動揺作戦弁当。
 
あの手この手で、奥方の一矢報いたい気持ちを応援する「愉快痛快まるかじり弁当」なのだそうですが、夫の反省を促すことは出来たのでしょうか?そこんところの記述は、見つからないままでした。
 
「お弁当」と言ったら、私の中では、何てったって東芝日曜劇場「うちのホンカン」(倉本聰原作・脚本、1975年~1981年)という昔のTVドラマがナンバーワンです。
 
「ホンカン」こと河西公吉(大滝秀治)は、北海道の小さな町にある駐在所の警察官です。妻・さち(八千草薫)と娘・雪子(仁科明子)の3人で暮らしています。
 
夫婦で大ゲンカをした朝(翌朝?)、奥さん(八千草薫)が、ホンカン(大滝秀治)に渡した弁当がありました。昼になり、ホンカンが弁当の蓋を開けると、白ご飯の上に海苔で「バカ」と書いてあります。ムカッと来たホンカンは、青筋を立て、
「バカとは何だ!」
と思いきり机に叩きつけ、弁当箱を持ち上げると、机の上のご飯の裏にも「バカ」と…。
 
ホンカンの心底を見透かした奥さんの弁当マジックに、思いっきり笑いました!私は、22歳でした。倉本聰って、そういう人だったのかと思いました。一気にファンになりました。もう50年が経つのですね。
 
脚本家・倉本聰人気を不動のものとした金曜劇場「北の国から」(田中邦衛、吉岡秀隆、中嶋朋子ほか、1983年~2002年)は、その8年後で、人々に愛された長寿の作品でした。


※トップ画像は、クリエイター・大村健/けんさ〜ん!の「うさぎおにぎりのお弁当」の1葉をかたじけなくしました。お礼を申し上げます。