#21 思想シリーズ4【 「いい人が来ない会社」ほど、価値観を語っていない】
※本稿は、採用の失敗を個人の問題ではなく、構造の問題として捉え直すために執筆しています
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■ 編集長として、よく耳にする言葉
「なかなか、いい人が来なくて…」
この言葉を、私は何度も聞いてきました。
経験もある。
スキルもある。
人柄も悪くない。
それでも、
どこか噛み合わない。
すぐ辞めてしまう。
期待していた成長が見られない。
そんなとき、
原因は往々にして
人ではなく、会社の側にあります。
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■ 「いい人」とは、誰にとっての“いい人”か
ここで、一つ問いを置きたいと思います。
その「いい人」とは、
あなたの会社にとって、本当に“いい人”でしょうか。
多くの採用では、
「万能型のいい人」を探してしまいます。
・素直
・前向き
・コミュニケーション力が高い
・成長意欲がある
しかし、それらは
どの会社にも当てはまる、抽象的な条件です。
本来問うべきなのは、
・どんな価値観の人が、この会社では活きるのか
・どんな考え方の人は、合わないのか
この線引きです。
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■ 価値観を語らない採用は、期待の押し付けになる
価値観を開示しないまま採用すると、
会社は無意識のうちに、こう思います。
「入ってから、分かってくれるはず」
「やっていくうちに、慣れるだろう」
しかしそれは、
期待の後出しです。
一方、入社した側はこう感じます。
「そんな話、聞いていなかった」
「思っていた会社と違う」
このすれ違いは、
能力不足でも、努力不足でもありません。
最初に、語られていなかった
ただそれだけです。
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■ 「いい人が来ない」のではなく、「合う人が来ていない」
採用がうまくいかない会社ほど、
「いい人が来ない」と言います。
けれど正確には、
合う人が、選べていないのです。
価値観を語らない会社には、
誰が合うのか、誰が合わないのか、
判断基準が存在しません。
その結果、
・採ってみないと分からない
・入れてみてから考える
という、運任せの採用になります。
これは、
組織にとっても、人にとっても、不幸です。
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■ Buzzoo編集長としての見解
採用とは、
「広く集めること」ではありません。
あらかじめ、合わない人を減らすことです。
価値観を語るという行為は、
勇気が要ります。
なぜなら、
それは
「うちには合わない人がいます」
と、公にすることだからです。
けれどその勇気がなければ、
採用は、いつまでも博打のままです。
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■ おわりに
「いい人が来ない」のではない。
「合う人が、判断できていない」だけだ。
採用とは、
期待を隠すことではない。
価値観を、先にさらすことだ。
それができた会社から、
静かに、強くなっていく。
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