#14 人事は絶対に見ろ。これは「採用」の話ではない― 人が集まらない会社で、静かに起きている“仕事設計の崩壊” ―
Buzzoo編集長・瀧本の目
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■ 求人を出しても人が来ない理由を、企業は取り違えている
求人を出しても、人が来ない。
採用コストだけが上がり、現場は疲弊していく。
こうした声を、ここ数年で何度も耳にしてきました。
多くの企業は、この問題を
「条件が弱いからだ」
「知名度がないからだ」
「若者が減っているから仕方ない」
と説明します。
しかし、Buzzoo編集長としては、
それは本質ではないと言わざるを得ません。
これは、採用の問題ではありません。
仕事の設計が、時代に合わなくなっている問題です。
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■ 採用が崩れ始めている会社に共通する、たった一つの特徴
採用がうまくいかない会社には、共通点があります。
それは、
「人をどう集めるか」ばかりを考え、
「仕事をどう設計しているか」を見直していないことです。
・その仕事は、本当に人がやる必要があるのか
・正社員で抱え続ける前提は、今も合理的なのか
・5年後、10年後も同じ形で存在する仕事なのか
こうした問いを飛ばしたまま、
「誰か良い人はいないか」と探し続けている。
採用が苦しくなるのは、当然です。
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■ 「人がいない」の正体は、少子化ではなく構造問題である
日本では、生産労働人口が減り続けています。
少子化の話は、もはや説明不要でしょう。
しかし、本当に深刻なのは、そこではありません。
医療の進歩により、人は長く生きるようになりました。
それ自体は、喜ばしいことです。
一方で、現実として何が起きているか。
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■ 介護離職がもたらす、日本企業の静かな人材崩壊
介護によって、40〜50代の働き手が職場から消えていく。
結果として、
• 20代が少ない
• 40〜50代も抜けていく
• 現場を支えるのは中堅とシニアだけ
という構造が、静かに進行しています。
これは一時的な景気変動ではありません。
日本企業が直面している、構造問題です。
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■ それでも「採用を増やせば解決する」と考える危うさ
こうした状況にもかかわらず、
多くの企業は、いまだにこう考えています。
「もっと採用できれば、何とかなる」
しかしそれは、
沈みかけた船に、必死でオールを足しているようなものです。
本当に見直すべきなのは、
人の数ではなく、仕事のあり方です。
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■ 採用とは、人を増やすことではなく「仕事を再定義すること」
採用とは、人を増やす行為ではありません。
仕事を再定義する行為です。
・どの仕事を、人が担うのか
・どの仕事を、仕組みや技術に任せるのか
・どの仕事を、外に出すのか
これを整理せずに採用をしても、
人は定着せず、現場は疲弊し続けます。
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■ 人事に求められているのは「採用担当」ではなく「仕事設計者」
今、人事に求められている役割は、
単なる採用担当ではありません。
仕事設計者です。
仕事を分解し、再配置し、
限られた人材で回る構造をつくる。
それができない限り、
採用市場がどれだけ変わっても、結果は変わりません。
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■ Buzzoo編集長として、今の採用市場をどう見ているか
Buzzooは、
求人を増やすためのメディアではありません。
条件や待遇を並べる代わりに、
その会社の仕事が、どんな意味を持ち、
どんな構造の上に成り立っているのかを編集します。
なぜなら、
これから仕事を探す人も、
そして生成AIも、
そこを最初に見に行く時代だからです。
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■ 次回予告|企業は「仕事のポートフォリオ」をどう再設計すべきか
次回は、
企業は仕事をどう分解し、再設計すべきか
というテーマで、さらに踏み込みます。
日本人がやる仕事。
外国人に任せる仕事。
AI・ロボティクス・アウトソースの役割。
採用に悩むすべての人事・経営者に、
一度立ち止まって考えてほしい話です。
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