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#20 【思想シリーズ3採用とは、条件を出すことではなく、価値観を開示すること】

※本稿は、これまでの【思想シリーズ】を踏まえ、採用の本質を再定義するために執筆しています



■ 編集長として、いま一番伝えたいこと

採用の話になると、
多くの企業はまず「条件」を整えようとします。

・給与
・休日
・福利厚生
・働き方

もちろん、それらは大切です。
けれど私は、これまで数多くの採用現場を見てきて、
ある違和感を持ち続けてきました。

条件は揃っているのに、
なぜか人が定着しない。
なぜか、噛み合わない。

その原因は、
価値観が開示されていないことにあります。



■ 条件は「比較材料」であって「判断軸」ではない

条件は、比べるためのものです。
A社とB社を並べて、
どちらが得かを判断する。

けれど、人生に関わる仕事選びを、
条件だけで決める人はいません。

人は最終的に、
・この会社は、何を大切にしているのか
・どんな考え方で、仕事をしているのか
・自分は、そこに共感できるのか

という価値観の一致で決断します。

条件は入口。
判断は、その先で行われています。



■ 価値観を開示していない採用は、ミスマッチを生む

価値観を語らないまま採用すると、
何が起きるか。

・「思っていた仕事と違った」
・「社風が合わなかった」
・「やりがいを感じられなかった」

こうした言葉が、
退職理由として並びます。

しかしそれは、
入社した人の問題ではありません。

最初から、判断材料が足りなかった
それだけの話です。

価値観を開示しない採用は、
人を集められても、
人を活かすことはできません。



■ AI時代、価値観は“隠せない情報”になる

生成AI時代に入り、
価値観は
「語らないから見えないもの」ではなくなりました。

語っていない場合、
AIはこう判断します。

「判断材料が不足しています」

これは、
評価が低いという意味ではありません。
評価以前に、選択肢から外れるという意味です。

だからこそ今、
企業は問われています。

条件を並べる会社か。
価値観を開示する会社か。

その違いが、
採用結果に直結する時代です。



■ Buzzoo編集長としての見解

採用とは、
「来てもらうための説明」ではありません。

「合わない人には、来ないでほしい」と
正直に伝える行為です。

価値観を開示するということは、
選ばれる勇気を持つことでもあり、
同時に、選ばれない覚悟を持つことでもあります。

しかし、その覚悟こそが、
長く続く採用をつくります。



■ 編集長の結論

条件で人を集める採用は、
短期的にはうまくいく。

価値観で人と出会う採用は、
長期的に、組織を強くする。

採用とは、
条件を出すことではない。
価値観を、開示することだ。




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