「はい」を連打していたら、危うく大事なデータを失うところだった話
今日は、Xの過去投稿を検索できる資産に変える作業をしました。
結果から言うと、714件のツイートを494本のスレッドに整理できました。noteの記事と同じように、過去の発信もこれで検索・参照できる状態になりました。
ただ、今日の本当の収穫は作業の結果そのものではありません。作業の途中で「AIへの『はい』の連打」について考えさせられる出来事があったので、そちらを中心に書きます。
3つのエラーと、その直し方
作業中、AIは3回つまずきました。
1つ目。データを解凍するコマンドで、指定する順番を間違えました。結果、必要なファイルの代わりに、関係ない絵文字アイコンが6000個以上解凍される事態に。
2つ目。動画ファイルの名前を、AIが取り違えました。写真と動画ではデータ内の名前の付き方が違うことに気づかず、24個中15個しか正しく紐付けられませんでした。
3つ目。GitHubへの送信中、通信エラーで接続が切れました。一度に送るデータの量が多すぎたことが原因でした。
どれも、AIがエラーメッセージを見て自分で原因を特定し、その場で直しました。前回の記事(AIに"作業机"を渡した話)と同じ流れです。AIは便利です。素直にすごいと思います。
問題は、その後に起きました
作業の節目ごとに、AIは「こうしますが、よろしいですか?」と聞いてきます。
全部のツイートを整理するか、一部だけにするか
画像や動画も一緒に保存するか
100MBを超える動画2本を、どう扱うか
正直に言うと、途中から「はい」と答えることが作業になっていました。内容を吟味せず、AIが出してきた選択肢に反射で答えていた瞬間があったと思います。
これは、結構危ない話です。
「はい」の前に、確認すべきこと
振り返って、今回一番危なかった質問はどれかと考えました。
答えは「100MBを超える動画2本を、どう扱うか」でした。
AIは「除外するのがおすすめです」と言ってきました。理由は、大きい動画をGitHubに送るには別の仕組み(Git LFS)が必要で、設定が面倒だからです。私は「じゃあ除外で」と即答しました。
その後、元のデータ(zipファイル)を削除しました。
ここで気づきました。あの2本の動画は、もう二度と手に入りません。「除外」という判断自体は、間違っていなかったと思います。でも、聞かれた瞬間に考えるべきだったのは「今どちらが楽か」ではなく、「元データが消えたあとも、この判断を後悔しないか」でした。
一方で「画像や動画も保存するか」という質問は、そこまで重要ではありませんでした。あとで「やっぱり不要」と気づいても、リポジトリから削除すれば済む話だったからです。実際、あとからそうしました。
個人的な見解
AIとの作業で「はい」を連打してしまうこと自体は、悪いことではないと思います。むしろ、いちいち全部を疑っていたら、AIに仕事を任せる意味がありません。
ただ、判断ポイントには2種類あることに、今回気づきました。
1つは、あとからいくらでもやり直せる判断です。ファイルを足す・消すといった、手元の環境の中だけで完結する話は、ここに入ります。多少雑に「はい」と答えても、実害は小さいです。
もう1つは、元データが手元にあるうちしか、やり直しがきかない判断です。今回の「動画を除外するか」がまさにこれでした。この手の質問には、AIのおすすめに乗る前に、一呼吸置く価値があります。
そしてもう一つ。AIが「おすすめです」と言うとき、その理由の多くは「今この作業がシンプルに終わるから」であって、「あなたが将来困らないから」ではありません。これも覚えておいた方が良さそうです。
「はい」を押す前に、「これは、あとからやり直せる話か?」と一瞬だけ自分に聞く。今日いちばんの収穫は、494本のスレッドよりも、この習慣だったかもしれません。
このnoteが参考になった方がいれば「いいね」等、反応していただけると励みになります。
ではまた次回のnoteでお会いできればと思います。
読んでいただきありがとうございました!
