gross 英単語の意味の広がり
英単語の gross(グロス)は、語源的には「厚い・太った・大きい」というイメージから発展し、現代英語では大きく分けて「ビジネス・全体的な総量」と「個人的・感情的な嫌悪感」という、一見相反するような2つの意味の広がりを持っています。
主な意味の広がりは以下の通りです。
1. 【基本】全体の・総計の (Total/Overall)
税金、手数料、経費などを差し引く前の「総量」を表します。
Gross income / revenue: 総収入、売上総額
Gross weight: 総重量(容器などを含めた重さ)
Gross domestic product (GDP): 国内総生産
2. 【ビジネス・専門用語】税引き前の・粗(あら)の
「ネット(Net:純・正味)」の対義語として使われます。
Gross profit: 売上総利益(粗利)
Gross price: 粗価格(税込み価格など)
3. 【俗語・形容詞】気持ち悪い・不快な・ひどい (Disgusting)
アメリカの若者を中心に日常会話で非常によく使われる「キモい」「ゲロゲロな」というニュアンスです。
That's gross!: (見た目や話が)気持ち悪い!
Gross food: 不味い(見た目や臭いが嫌な)食べ物
Gross behavior: 下品な、ひどい行為
4. 【名詞・動詞】の用法
名詞 (1ダースの12倍=144個): 1グロス
動詞 (~の総収入を上げる): The movie grossed $100 million. (その映画は1億ドルの興行収入を上げた)
意味の展開(語源的背景)
もともとはラテン語の grossus(厚い、粗い、大きい)から来ており、以下の流れで意味が変化しました。
物理的に大きい・粗い (Large/Thick)
全体的な・総計の (ビジネス用語へ)
粗野な・下品な (転じて、モラル的に嫌な)
不快な・気持ち悪い (現代のスラングへ)
まとめ:GrossとNetの違い
Gross(グロス): 全体。すべての要素が含まれている状態。
Net(ネット): 正味。余計なものを引き去った純粋な状態。



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