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ストア派のゼノン(Zeno)とは

武士道 第17章 #58 は、古代ギリシャの哲学者ゼノン(キティオンのゼノン)が創始したストア派(Stoicism)の精神と影響を端的に称えた言葉です。

ゼノンとは誰か?

  • 創始者: 紀元前300年頃、アテネでストア派哲学を創始したヘレニズム時代の哲学者です。

  • 経歴: 元々はキプロス島出身の裕福な貿易商でしたが、船の難破によって財産を失い、流れ着いたアテネで哲学の道に進みました。

  • 活動場所: アテネのアゴラ(広場)にある「ストア・ポイキレー(彩色柱廊)」と呼ばれる公共の柱廊で誰でも分け隔てなく教えを説いたことから、彼の門弟たちは「ストア派」と呼ばれるようになりました。

彼の哲学の核心

  • 自然に従って生きる: 宇宙を支配する理性(ロゴス)の秩序に従い、感情や欲望に流されず、理性的かつ徳高く生きることを至高の善としました。

  • 不動心(アパティア): 外部の状況や運命(病気、貧困、他者の評価など)はコントロールできないため、それらに心を乱されない強い精神(ストイック)の獲得を目指しました。

  • 世界市民主義: 人種や身分に関わらず、理性を持つ人間は皆、同じ宇宙の理性を分かち合う「世界市民」であると説きました。

 彼が説いた実践的な教えは、のちに古代ローマの奴隷から皇帝にまで広く受け入れられ、現代のメンタルコントロールやレジリエンス(精神的回復力)のルーツともなっています。

Wikipediaより
Ze・no | zíːnoʊ | 名詞
ゼノン〘336?—264?b.c.; ギリシャ, ストア哲学の始祖〙.

ゼノンギリシャ語: Ζήνων, ラテン文字転写: Zēnōn, 紀元前335年 - 紀元前263年)は、古代ギリシャ哲学者ストア派の創始者である。キプロスキティオン出身のフェニキア人で、エレアのゼノン等と区別するためにキティオンのゼノンとも言う。

商人の息子に生まれ、成人して自らも商人となり中年期に至るまで商業に携わっていたという。

 彼が22歳の時に乗っていた船が難破してアテナイにたどり着き、偶然立ち寄った本屋でクセノフォンの『ソクラテスの思い出』に感銘を受けた。本屋の主人に教えられるまま、キュニコス派クラテスについて同地で哲学を学んだ。キュニコス派やアカデメイア派メガラ派の影響を受ける中で、彼自身の思想を確立するようになる。最終的に彼はアテナイの彩色柱廊(ストア・ポイキレ)で彼の思想の講義を始めることになるが、この場所の名前から彼に始まる学派をストア派と呼ぶことになった。

 伝えられる彼の最期は次のようなものである。彼はある日、学園から帰途につく際に転倒しつま先の骨を折ってしまったが、ストア派の思想に従い、高齢である自分にとってはもう死ぬことが適当だろうと考え、「いま行くところだ !   どうして私を呼びたてるのか ! 」と言って、自ら息を止めて死んでいったという。

思想
 彼が展開した思想は、資料が断片的にしか残存していないために、総合的な理解は困難となっている。しかし、自然学論理学倫理学という哲学の三分法を設定したこと、快や不快に対して心を奪われないことによって心の平穏が獲得できるという、ストア派倫理学の基本軸を設定したことは、彼に起源を見ることが妥当だと考えられている。

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