負けたけれど、表情が変わった試合
2026年4月26日。
コールド負けという形で終わった初戦の、翌日である。
どうやら、小学生の野球には、
6年生以下全員が出られる Aチーム、
5年生以下で構成されるBチーム、
4年生以下で構成される Cチーム。
というのがある。らしい。
学年によって、ここまで明確にチームが分かれていることすら、実は知らなかった。
所属しているチームは、全体として決して人数が多いわけではない。Cチームに至っては10名のみ。そのため、基本的に誰でもベンチには入る。
とはいえ、息子は野球を始めてまだ数か月。練習日を数えても、おそらく30日程度だと思う。……本当に大丈夫なのだろうか、と親は思う。
迎えたこの日の Bチームの試合。
いつものように控えかな、と思っていたら、様子が違う。
まさかと思ったら、先発メンバーに入っている。あとで聞くと、Bチームもこの日は11名しかおらず、ポジションの兼ね合いで 7番・レフトでの出場になったらしい。

その前に行われたAチームの試合は、見事なコールド勝ち。
内容も結果も素晴らしい試合だった。
さて、Bチームの試合が始まる。
昨日の初陣と比べると、明らかに様子が違う。
声が出ている。動きも、気合もある。
守備についたときの掛け声、
「さぁ、来ーーーい!」が、かなり大きな声で出ている。
前日は「本当に来たら困る……」と言っていたのに。
成長、なのだろうか。
一度、レフト方向にフライが上がる。
取れるか……と思ったが、グローブ一つ分届かず、落球。
打席では、直前に教わった振り方をきちんと守り、
実にきれいなスイング。

——きれいすぎて、三振。
結果は、この日もコールド負けだった。
ただ、終わったあとの表情が違う。とても、とても、悔しそうだ。
帰り道も、明らかにふてくされている。
理由を聞いてみたら、
「自分のせいで負けた」
「取れなかったし、打てなかった」
と。
もちろん、一人の責任で負ける試合などない。
それでも、そう感じたというのは、素敵だなと思う。
だから、「その悔しさを次につなげていけばいいよ」とだけ返事をした。
2日間よく頑張ったので、近所の肉屋で焼肉用の肉を買った。
私の母の時代からお世話になっている焼肉屋の店主(たぶん同じ人)は、
「大谷を目指せよ」
と言ってくれた。
——できれば、肉をサービスしてほしかったなぁ。。。
