続・K9クリストロン入門 -制約解除入りK9クリストロンの展開例と構築-
こんにちは。クリストロン愛好家のことうゆみです。
クリストロンの大幅な強化が来てからかれこれ1年以上経ちましたが、いまだにクリストロンで遊んでいます。
最近は特に制約解除を採用したK9クリストロンで遊んでいますが、そのデッキについてだいぶ見識が深まりましたので、本稿で私の研究を紹介できればと思います。
他にも制約解除抜きのスタンダードな構築は当然として、無限軌道入りの構築など異なる型も実践しましたが、本稿では強制解除入りの構築に限定して述べることにします。
なお、ノロイ実装以前のK9クリストロンについては既に下記の記事にて解説しておりますので、そちらをご参照ください。
https://note.com/oliver_citrald/n/nb54dc28d3798#82296977-95c0-4c5d-8a84-3a7446a4f007
1.前期からの変更点
まずは10月環境におけるK9クリストロンの構築と7月環境の時の構築を比較することで、今季のK9クリストロンの特徴を簡単にまとめます。
本章の内容はこれまでK9クリストロンについての知見がある人向けの内容になりますので、該当しない人や変更点に興味がない人については2章まで読み飛ばしてしまっても差し支えありません。
10月環境のK9クリストロンの変化主に次の点です。
ヨクルが制限カードに指定なった
ノロイが追加された
ミレニアム・リッパーが追加された
それぞれをもう少し深掘りしてみましょう。
1.1 ヨクルの制限指定
従来のK9クリストロンにおける最強初動はヨクル+Lv5モンスターでしたが、10月改定にてヨクルが制限されたため、K9クリストロンは基本展開のリペアが必要となりました。
最も簡単な解決策として、カオティックエレメンツやcase of K9などを増やすことでヨクルをサーチする手段を増やすというものが挙げられます。しかし、上記展開が最強初動たる所以は2手目でリッパーを成立させることで多くの手札誘発をケアできる点に他なりません。そのため、カオティックやcase ofによるヨクルのかさ増しではドロバが以前よりも重くなります。
それゆえ、10月以降はヨクル素引きに依存しない構築を模索する必要性に迫られました。
1.2 ノロイの追加
ヨクル制限により誘発受けが圧倒的に悪くなったかのように見えましたが、ここで脚光を浴びたカードがあります。それは7月のレギュラーパックに収録されたK9新規のノロイです。
このカードはK9共通の召喚素材軽減効果の他に、通常召喚成功時にデッキからK9モンスターをリクルートする効果と場のK9カードをコストに相手の手札をピーピングする効果があります。
ノロイを採用することで、召喚時のリクルート効果によりノロイ1枚からリッパーを成立させることができるほかに、ピーピング効果で相手のハンドを覗くことで少ない妨害数でも効果的に相手の動きを止めることができるようになります。
また、ノロイのリクルート効果を起動するためには召喚権を食ってしまう都合上、スクラップリサイクラーとは相性が悪いようにも思えますが、エクストラにプラチナガジェットを採用することで上記の問題は解消することができます。詳しくは2章の展開をご参照ください。
また、ノロイは機械族であり、ノロイの効果を使った場合、制約がかかるのはリクルートしたモンスターが場にいる限りなので、ノロイそのものには制約がかかりません。つまり、通常召喚したノロイはサイバー・ドラゴン・ノヴァの素材に使うことができます。
1.3 K9ネームの新規エクシーズが登場
7月、10月のパックにてそれぞれ1枚づつK9の新規エクシーズが登場しました。7月に登場したjacksは登場時、もしくはリッパーの無効効果と同じタイミングで相手の場のモンスターを破壊する効果と、相手が手札・墓地で効果を使った際にjacksを素材に持つモンスターの打点を上げる効果があります。
リッパー以外のrank5のK9モンスターで尚且つ、相手のターンにも妨害として機能し、自ターンではwawewolfのワンキルの補助になるなど幅広い役割を担えるカードではあります。
10月にはrank9のミレニアム・リッパーが登場しました。ミレニアムは召喚時に相手の墓地・除外を2枚掃除しつつ、モンスター効果無効+盤面リセットといった豪快かつ強力な能力を持つ反面、盤面リセットが使用者側にも重く採用は難しいと考えられていました。
しかし、展開を工夫することにより、ミレニアムの効果を有効に使うことができるようになります。詳しくは下記の展開例をご覧ください。
2.K9クリストロンの代表的な展開例
本章では基本的な初動の解説をします。
続く3章ではより限定的な初動について解説する予定ですが、本稿をご覧になる方の中には多くの展開を覚えるだけの時間がない人もいるかと思います。そのような事情がある人は制約解除入りの構築ではなく、無限軌道入りの構築を覚えることが望ましいです。無限軌道入りの構築については現在、執筆中です。
なお、より強い組み合わせの条件を課すことで本稿で紹介する展開よりも多くの妨害をかわすこともできますが、分量の都合上、省略することにします。
本稿で紹介する展開の最終盤面は、いずれも下記の状況になります:
モンスター:インフィニティ、トリスタロス2枚、リトルナイト、リッパー
魔法罠:クラスター、強制解除、制約解除
墓地:ルフス、シストバーン
除外:イズナ
妨害:インフィニティの万能無効、トリスタロスからグリオンガンド、リトルナイトの除外、クラスターの表側破壊、強制解除の1面破壊、リッパーの手札・墓地のモンスター効果無効、wawewolfのハンデス、ミレニアムの墓地・除外掃除2枚、ミレニアムのモンスター無効+盤面リセット、ルフスのエクシーズ
以下に注意点が4点ほどありますので、具体的な展開例の前にそちらを述べます:
・妨害には含まれていないですが、ノロイの効果で相手の手札を見ることができます。
・リッパーの無効効果、wawewolfのハンデス効果、ミレニアムのモンスター無効+リセット効果の内、2つまでしか使うことができません。特にリッパーの無効効果を自ターンの展開中に使った場合は3つある内の1つしか使うことができません。
・盤面にトリスタロスが2枚以上ある場合、トリスタロスの効果でlv5クリストロンを場に出すことで、トリスタロス×2+lv5クリストロンと並びますので、グリオンガンドをシンクロ召喚することができます。
・場にグリオンガンドがいる状態でミレニアムのリセット効果を使うとグリオンガンドの破壊された場合の効果により、除外状態のイズナを場に出すことができます。そのため、ルフスの自己蘇生効果がアクティブであれば任意のrank5を立てることができます。
2.1 ヨクル+ファドール初動
本節では前期の最強初動であるヨクル+ファドール初動について述べます。
一応、ドロバをケアしたルートにはなっていますがヨクルが制限である都合上、カオティックやcase ofでヨクルを引っ張ってきてからこの動きをすることが多く、実際はドロバをケアできていない場合も多々あります。
そのような場合はリッパー成立前にヨクルの効果を使っても差し支えないです。そうすると展開は少し変わりますが、最終盤面は変わりません。
具体的にはルフス素材のリヴァーストームを出せるようになります。このルートは次節2.2をご参照ください。
それでは展開を見ていきましょう。
動画と展開ルートの箇条書きの2つを用意しましたので、お好きな方をご覧ください。
手札のヨクルの効果によりヨクルとファドールを場に出す。
ファドールの効果で墓地にクラスター、ファフナーを送る。
ファドールとヨクルでリッパーをエクシーズ召喚する。
リッパーの効果でヨクルを取り除き、case ofを手札に加える。
Case ofを発動し、ランタンを手札に加える。
ヨクルを対象にランタンの効果を発動し、ランタンとヨクルを場に出す。
ヨクルの効果でノロイをサーチする。
ランタンの効果で拘束解除を手札に加える。
ノロイを通常召喚し、ノロイの効果でデッキからイズナをリクルートする。
イズナの効果でルフスを墓地へ送る。
ノロイの効果でイズナをリリースし、相手の手札をピーピングする。
ランタンとヨクルでリヴァーストームをエクシーズ召喚する。
リヴァーストームの効果でスクラップリサイクラーを手札に加える。
リヴァーストームとノロイでプラチナガジェットを場に出す。
プラチナガジェットの効果で手札のリサイクラーを場に出す。
リサイクラーの効果でスモーガーを墓地へ送る。
墓地のリヴァーストームの効果により、場のプラチナガジェットをリリースし、墓地から特殊召喚する。
墓地から特殊召喚したリヴァーストームとスクラップリサイクラーでリトルナイトをリンク召喚し、リトルナイト効果で自身の墓地のイズナを除外する。
スモーガーの効果でインクルージョンをサーチする。
インクルージョンを発動し、デッキからファドールを手札に加える。
ファドールをコストに墓地からファフナーの効果を起動し、ファフナーの効果で自身を破壊、その後、ファフナー破壊時の効果でデッキからトリスタロスをリクルートする。
墓地のファドールの効果を場のインクルージョンを対象に起動し、墓地からファドールを特殊召喚する。
ファドールとトリスタロスでエレスケルタスをシンクロ召喚し、エレスケルタスの効果でクラスターを回収する。
場のエレスケルタスを対象に墓地のトリスタロスの効果を起動し、エレスケルタスを破壊、デッキからシストバーンとファフナーを特殊召喚する。その際、シストバーンは必ず攻撃表示で場に出す。
エレスケルタスの破壊時効果により除外状態のトリスタロスを特殊召喚する。
墓地のインクルージョンを除外し、墓地からファドールを特殊召喚する。
ファドールとファフナーでサイバードラゴンノヴァを出し、さらにその上にインフィニティを重ねる
場のシストバーンの効果を場のcase ofを対象に発動し、デッキからトリスタロスをリクルートする。その後、case ofの破壊時効果によりデッキから強制解除をセットする。
インフィニティの効果で場のシストバーンを素材にする。
手札のクラスター、制約解除をセットする。
2.2 ヨクル+ファフナー初動
次にヨクルとファフナーから展開する例を見ていきます。こちらはサルファドールとの展開とは異なり、ドロバをケアすることはできませんが、代わりにファドールに対するヴェーラーやウララをケアすることができます。
他にもランタンの効果でルフスを吊り上げ、ルフスをリヴァーストームに変更することができるため、リヴァーストームへの無効系をケアすることができます。
総じて、ドロバをケアしないのであれば、ヨクル+ファドール初動の方が展開が太いです。
基本的には2.1節の展開と類似していますが、細かい点で異なってきますので、念のため、展開例を全て記載します。
ヨクルの効果でファフナーとヨクルを場に出す。
ヨクルの効果でノロイをサーチする。
ノロイを通常召喚し、デッキからイズナをリクルートする。
イズナの効果でルフスを墓地へ送る。
イズナとヨクルでリッパーをエクシーズ召喚する。
リッパーの効果でcase ofをサーチする。
Case ofを発動し、ランタンを手札に加える。
ランタンの効果で墓地からルフス、手札からランタンを特殊召喚する。
ランタンの効果で制約解除をサーチする。
ルフスとファフナーでリヴァーストームをエクシーズ召喚する。
ノロイの効果でランタンをリリースし、相手の手札をピーピングする。
リヴァーストームの効果をファフナーを取り除き起動し、デッキからリサイクラーを手札に加える。
ノロイとリヴァーストームでプラチナガジェットをリンク召喚し、プラチナガジェットの効果で手札からリサイクラーを特殊召喚する。
リサイクラーの効果でスモーガーを墓地へ送る。
墓地のリヴァーストームの効果により、場のプラチナガジェットをリリースし、墓地から特殊召喚する。
墓地から特殊召喚したリヴァーストームとスクラップリサイクラーでリトルナイトをリンク召喚し、リトルナイト効果で自身の墓地のイズナを除外する。
スモーガーを墓地から除外し、インクルージョンを手札に加える。
インクルージョンを発動し、ファドールを手札に加える。
ファドールをコストに墓地からファフナーの効果を起動し、ファフナーの効果で自身を破壊、その後、ファフナー破壊時の効果でデッキからトリスタロスをリクルートする。
墓地のファドールの効果を場のインクルージョンを対象に起動し、墓地からファドールを特殊召喚する。
ファドールの効果で墓地にクラスターを送る
ファドールとトリスタロスでエレスケルタスをシンクロ召喚し、エレスケルタスの効果でクラスターを回収する。
場のエレスケルタスを対象に墓地のトリスタロスの効果を起動し、エレスケルタスを破壊、デッキからシストバーンとファフナーを特殊召喚する。その際、シストバーンは必ず攻撃表示で場に出す。
エレスケルタスの破壊時効果により除外状態のトリスタロスを特殊召喚する。
墓地のインクルージョンを除外し、墓地からファドールを特殊召喚する。
ファドールとファフナーでサイバードラゴンノヴァを出し、さらにその上にインフィニティを重ねる
場のシストバーンの効果を場のcase ofを対象に発動し、デッキからトリスタロスをリクルートする。その後、case ofの破壊時効果によりデッキから強制解除をセットする。
インフィニティの効果で場のシストバーンを素材にする。
手札のクラスター、制約解除をセットする。
2.3 ノロイ+ファドール初動
今期のK9クリストロンにおける2番目に強い初動です。
ヨクル初動の場合はルートによってケアすべき誘発が変わりましたが、ノロイ初動であれば展開ルートを変えずとも全てのルートでケアできていた手札誘発をケアすることができます。
また、展開を工夫することでLv5クリストロンを1枚だけ追加でデッキに残すことができるといった利点もあります。
一方で、ルフス素材のリヴァーストームを成立させることととノロイのピーピングを行うことの内、いずれか一方しかできない点については上記2ルートと比較した際には欠点と言えるでしょう。
それでは展開を見ていきます。
ノロイを通常召喚し、デッキからイズナをリクルートする。
イズナの効果でルフスを墓地へ送る。
イズナとノロイでリッパーをエクシーズ召喚する。
リッパーの効果でcase ofをサーチする。
Case ofを発動し、ヨクルを手札に加える。
ヨクルの効果でファドールとヨクルを場に出す。
ファドールの効果でファフナーとクラスターを墓地へ送る。
ヨクルの効果でランタンをサーチする。
ランタンの効果でノロイを墓地から特殊召喚、ランタンを手札から特殊召喚する。
ランタン効果で制約解除をサーチする。
ランタンとファドールでリヴァーストームをエクシーズ召喚する。
ノロイの効果でヨクルをリリースし、相手の手札を確認する。
以下2.1節15.に合流する。
2.4 ノロイ+ファフナー初動
おそらく今期のK9クリストロンにおける最強初動です。
この初動はファドールへのうらら・ヴェーラーをケアできる点のみが2.3節の展開とは異なるため、2.3節の明確な上位互換ではありますが、2.1節、2.2節のものと比べた際には相互互換の関係にあたります。
ノロイを通常召喚し、デッキからイズナをリクルートする。
イズナの効果でルフスを墓地へ送る
イズナとノロイでリッパーをエクシーズ召喚する。
リッパーの効果でcase ofをサーチする。
Case ofを発動し、ヨクルを手札に加える。
ヨクルの効果でファフナーとヨクルを場に出す。
ヨクルの効果でランタンをサーチする。
ランタンの効果でノロイを墓地から特殊召喚、ランタンを手札から特殊召喚する。
ランタン効果で制約解除をサーチする。
ランタンとファドールでリヴァーストームをエクシーズ召喚する。
ノロイの効果でヨクルをリリースし、相手の手札を確認する。
以下2.2節12.に合流する。
3.比較的強い妥協展開
2章ではK9クリストロンの最大展開について述べましたが、一部の組み合わせは最大展開とまではいかないものの十分な妨害数を用意できる組み合わせがあります。
本章ではそのような展開を紹介します。
3.1 ファフナーorファドール+インクルージョン初動
まずは lv5のクリストロンモンスターとインクルージョンの2枚が揃った場合の展開から見ていきます。クリストロン名称のみの他の展開と比べ最も生じやすい組み合わせではありますが、その中では最も強力な先行盤面を作ることができます。
モンスター:インフィニティ、トリスタロス2枚、リトルナイト
魔法罠:クラスター、強制解除 or 制約解除
墓地:スモーガー
手札:イズナ or ルフス
妨害:インフィニティの万能無効、トリスタロスからlv 7機械族シンクロ、リトルナイトの除外、クラスターの表側破壊、イズナとルフスのエクシーズ召喚効果、強制解除 or 制約解除
エクストラデッキにライトニングマスターを採用している場合は、case ofでサーチするカードをイズナではなくルフスにすることができます。その理由は、ライトニングマスターは無効効果の発動後lv5になるため、ルフスとライトニングマスターの2枚でランク5を立てることができからです。その場合、イズナの効果にウララをもらったり、ルフスの効果にわらしやddクロウをもらったりすることがなく、安定してランク5のエクシーズ召喚を行えます。
一方で、ライニングマスターの効果後でないとランク5のエクシーズ召喚が行えないようになったり、何らかの理由でライトニングマスターが場を離れたり、無効効果が無効になったりするとランク5が出せなくなるといったデメリットもある点に注意が必要です。
また、23で制約解除と強制解除のどちらをセットするのかという問題については、相手のデッキや手札に依りますが、基本的にはリッパーが妨害として成立するなら強制解除、リッパーが妨害として成立しないなら制約解除と覚えれば十分です。
例外的に、強制解除の1破壊+wawewolfのハンデスが乗り越えられなそうな場合はリッパーが妨害として機能せずとも強制解除を伏せたり、ヴィマナやヴァロンなどの汎用ランク5がクリティカルに刺さる場合は制約解除を伏せたりすることが最善手になることもあります。
例えば、前者なら相手の手札がホーリースー+ラゼンで、他の炎カウントとがないvsk9、後者はビーステッド2種+下級1枚のmaliceなどが該当します。
また、jacksを採用している場合は余程の例外的な場合でない限り、強制解除が正着です。
インクルージョンを発動し、手札にサルファフナーとサルファドールの2枚がある状況にする。
サルファフナーの効果をサルファドールをコストに発動し、手札からサルファフナーを特殊召喚しつつ、場のインクルージョンを破壊する。
インクルージョンの墓地効果でサルファドールを特殊召喚する。
サルファドールの効果でシストバーンとクラスターを墓地へ送る。
シストバーンの効果でサルファフナーを手札に加える。
場のクリストロン2枚でリッパーを特殊召喚する。
リッパー効果でヨクルをサーチする。
ヨクル効果で手札のサルファフナーとヨクルを特殊召喚する。
ヨクル効果でノロイを手札に加える。
ノロイを通常召喚し、ノロイの効果でデッキからランタンをリクルートする。
ランタンの効果でcase ofをサーチする。
ノロイの効果をランタンをコストに発動し、相手の手札をピーピングする。
ノロイとヨクルでリトルナイト or 光属性以外のランク5をエクストラモンスターゾーンに特殊召喚する。
墓地のサルファドールの効果を場のサルファフナーを対象に発動し、サルファフナーを破壊しつつ、サルファドールを特殊召喚する。
サルファフナーの破壊時効果でデッキからトリスタロスをリクルートする。
トリスタロスとサルファドールでエレスケルタスをシンクロ召喚する。
エレスケルタスの効果でクラスターを回収する。
トリスタロスの墓地効果をエレスケルタスを対象に発動し、エレスケルタスを破壊しつつデッキからスモーガーとサルファフナーを特殊召喚する。この際、スモーガーは攻撃表示で場に出す。
破壊されたエレスケルタスの効果で墓地のサルファフナーを特殊召喚する。
サルファフナー2体で、サイバードラゴンノヴァを出し、その上にインフィニティを重ねる。
Case of を発動し、デッキからイズナ or ルフスを手札に加える
スモーガーの効果を case ofを対象に発動し、case ofを破壊しつつデッキからトリスタロスをリクルートする。
Case ofが破壊された効果でデッキから強制解除または制約解除をセットする。
インフィニティの効果でスモーガーをインフィニティの素材にする。
クラスターを伏せる。
3.2 クリストロン2枚初動
次にk9が絡まない事故よりの組み合わせを簡単に述べていきます。
この組み合わせはかなり事故寄りではありますが、まだ抗いようがありますので、デッキを畳むほどではありません。
この展開が可能な場合として、lv5クリストロン+lv3クリストロン、インクルージョン+lv3クリストロンorトリスタロス、という組み合わせを考えます。
2枚揃えなくとも、インクルージョンとスモーガーは1枚でこの展開を行えます。
また、クリストロン名称ではありませんが、リサイクラー1枚でも同様の展開を行うことができます。
基本的には上の組み合わせはいずれも、場にlv5クリストロン2枚+トリスタロス、スモーガーまたはクラスターという状況を作ることができます。しかしそれらを列挙するにはあまりにも組みわせが多い上にそこまで難しくない為、その段階までの展開については省略します。
以下、その段階からの展開について述べます。
開始段階
モンスター:lv5クリストロン2枚、トリスタロス
墓地:スモーガー or クラスター
展開後盤面
モンスター:インフィニティ、トリスタロス2枚
魔法罠:クラスター
妨害:インフィニティの万能無効、トリスタロスからグリオンガンド、クラスターの表側破壊
墓地にスモーガーがおり、墓地にクラスターがない場合は、スモーガーを除外し、クラスターを手札に加えておく。
場のlv5クリストロンとトリスタロスでエレスケルタスをシンクロ召喚する。
手札にクラスターがあるならクラスター以外のカードを、ないのならクラスターをトリスタロスの効果で回収する。
トリスタロスの墓地効果で場のエレスケルタスを破壊し、デッキからlv5クリストロンとトリスタロスを特殊召喚する。
エレスケルタスの破壊時効果でトリスタロスを除外から帰還させる。
場の2枚のlv5クリストロンで、サイバードラゴンノヴァをエクシーズ召喚し、その上にインフィニティを重ねる。
クラスターをセットする。
3.3 ノロイ1枚初動
ノロイ1枚からクリストロンのフル展開を行うことができます。
ランタンの採用枚数が1枚であれば最終盤面はクリストロンの妨害のみになりますが、採用枚数を2枚に増やすことでK9の妨害も絡まる盤面を形成することができます。
まずは1枚採用の展開を見ていきましょう。
この場合、以下のような盤面を形成することができます。
モンスター:インフィニティ、トリスタロス2枚、リトルナイト
魔法罠:クラスター、強制解除 or 制約解除
墓地:シストバーン
除外:ヨクル
妨害:インフィニティの万能無効、トリスタロスからグリオンガンド、リトルナイトの除外、クラスターの表側破壊、イズナとルフスのエクシーズ召喚効果、強制解除 or 制約解除
27で制約解除と強制解除のどちらをセットするのかという問題については、すでに3.1節で述べましたので、そちらをご参照ください。
ノロイを通常召喚し、デッキからヨクルをリクルートする。
ヨクル効果でランタンをサーチする。
ヨクルを素材にノロイの効果を発動し、相手の手札をピーピングする。
ランタンの効果を墓地のヨクルを対象に発動し、ランタンとヨクルを特殊召喚する。
ランタンとヨクルでリヴァーストームをエクシーズ召喚する。
リヴァーストームの効果でリサイクラーを回収する。
リヴァーストームとノロイでプラチナガジェットをリンク召喚する。
プラチナガジェットの効果でリサイクラーを特殊召喚する。
リサイクラーの効果でデッキからスモーガーを墓地へ送る。
スモーガーの効果で自身を墓地から除外し、インクルージョンを手札に加える。
インクルージョンを発動し、デッキからサルファドールを手札に加える。
リサイクラー1体でクロックワークナイトをリンク召喚する。
クロックワークナイトの起動効果で場のプラチナガジェットとリサイクラーを入れ替える。
リサイクラーの効果でサルファフナーをデッキから墓地へ送る。
リサイクラーとクロックワークナイトを素材にリトルナイトをリンク召喚する。
リトルナイトの効果で墓地のヨクルを除外する。
サルファフナーの効果を手札のサルファドールをコストに発動し、墓地からサルファフナーを特殊召喚し、場のインクルージョンを破壊する。
墓地のサルファドールの効果をサルファフナーを対象に発動し、サルファドールを特殊召喚し、場のサルファフナーを破壊する。
チェーン1にサルファフナーの破壊時効果、チェーン2にサルファドールの特殊召喚効果の順でチェーンを組み解決する。サルファドールの効果でインクルージョン1枚のみを墓地へ送り、サルファフナーの効果でデッキからトリスタロスをリクルートする。
サルファドールとトリスタロスでエレスケルタスをシンクロ召喚し、エレスケルタスの効果でクラスターを回収する。
トリスタロスの墓地効果をエレスケルタスを対象に発動し、エレスケルタスを破壊しつつデッキからシストバーンとサルファフナーを特殊召喚する。
破壊されたエレスケルタスの効果で除外状態のトリスタロスを特殊召喚する。
墓地のクラスターの効果で、墓地からサルファドールを特殊召喚する。
サルファフナーとサルファドールの2体で、サイバードラゴンノヴァを出し、その上にインフィニティを重ねる。
Case of を発動し、デッキからイズナを手札に加える
シストバーンの効果を case ofを対象に発動し、case ofを破壊しつつデッキからトリスタロスをリクルートする。
Case ofが破壊された効果でデッキから強制解除または制約解除をセットする。
クラスターを伏せる。
次にランタンが2枚ある場合を見ていきます。
この場合、以下のような盤面を形成することができます。
モンスター:インフィニティ、トリスタロス2枚、リトルナイト、リッパー
魔法罠:クラスター、強制解除
墓地:ルフス、シストバーン、インクルージョン
除外:ヨクル
妨害:インフィニティの万能無効、トリスタロスからグリオンガンド、リトルナイトの除外、クラスターの表側破壊、強制解除の1面破壊、リッパーの手札・墓地のモンスター効果無効、wawewolfのハンデス、ルフスのエクシーズ
なお、9と10の間でランタンをコストに呪いの効果を発動することで相手の手札をピーピングすることができます。呪いのピーピングをした場合は23と24の間でクラスターの効果を発動し、墓地からサルファドールを蘇生する必要があります。24のエレスケルタスの素材をこのサルファドールにすることで25以降からの展開に合流することができます。
この際、墓地にインクルージョンは残りませんが、下記の展開はサルファドールの墓地落としを余している為、その効果でインクルージョンを落とせば展開終了時に墓地にインクルージョンを残すことができます。
しかし、このように動くとデッキのインクルージョンの枚数が1枚のみになり、持久戦に弱くなるといったデメリットがある点に注意が必要です。
ノロイを通常召喚し、デッキからランタンをリクルートする。
ランタンの効果でcase ofをサーチする。
ランタンとノロイでリッパーをエクシーズ召喚する。
リッパーの効果でヨクルをサーチする。その際に取り除く素材はノロイにする。
Case ofを発動し、イズナを手札に加える。
ヨクルの効果でイズナとヨクルを場に出す。
イズナ効果でルフスを墓地へ送る。
ヨクル効果でランタンをサーチする。
ランタン効果を墓地の呪いを対象に発動し、自身と対象のノロイを特殊召喚する。
イズナとヨクルでリヴァーストームを特殊召喚する。
リヴァーストームの効果でリサイクラーを手札に加える。
リヴァーストームとノロイでプラチナガジェットをリンク召喚する。
プラチナガジェットの効果で手札のリサイクラーを特殊召喚する。
リサイクラーの効果でデッキからスモーガーを墓地へ送る。
スモーガーの効果で自身を墓地から除外し、インクルージョンを手札に加える。
インクルージョンを発動し、デッキからサルファドールを手札に加える。
リサイクラー1体でクロックワークナイトをリンク召喚する。
クロックワークナイトの起動効果で場のプラチナガジェットとリサイクラーを入れ替える。
リサイクラーの効果でサルファフナーをデッキから墓地へ送る。
リサイクラーとクロックワークナイトを素材にリトルナイトをリンク召喚する。
リトルナイトの効果で墓地のヨクルを除外する
サルファフナーの効果を手札のサルファドールをコストに発動し、墓地からサルファフナーを特殊召喚し、場のインクルージョンを破壊する。
墓地のサルファドールの効果をサルファフナーを対象に発動し、サルファドールを特殊召喚し、場のサルファフナーを破壊する。
チェーン1にサルファフナーの破壊時効果、チェーン2にサルファドールの特殊召喚効果の順でチェーンを組み解決する。サルファドールの効果でインクルージョン1枚のみを墓地へ送り、サルファフナーの効果でデッキからトリスタロスをリクルートする。
ランタンとトリスタロスでエレスケルタスをシンクロ召喚し、エレスケルタスの効果でクラスターを回収する。
トリスタロスの墓地効果をエレスケルタスを対象に発動し、エレスケルタスを破壊しつつデッキからシストバーンとサルファフナーを特殊召喚する。この際、シストバーンは攻撃表示で出す。
破壊されたエレスケルタスの効果で除外状態のトリスタロスを特殊召喚する。
サルファフナーとサルファドールの2体で、サイバードラゴンノヴァを出し、その上にインフィニティを重ねる。
シストバーンの効果をcase ofを対象に発動し、case ofを破壊しつつデッキからトリスタロスをリクルートする。
破壊されたcase ofの効果でデッキから強制解除をセットする。
インフィニティの効果で攻撃表示のシストバーンを素材にする。
クラスターを伏せる。
4.構築
最後に構築を確認して本稿を終えることとします。
まず、4.1節で構築の概観を確認した後、4.2節で各種特徴的な採用カードについて言及します。
4.1 構築例
予告通り、まずは構築から確認していきます。
各種カードの採用理由等は基本的に以前の記事と同様になりますので、詳しくはそちらをご参照ください。
以前の構築からの変更点は下記の通りです:
・スモーガーの枚数が2枚から1枚に減った。
・プラシレータの採用をやめた。
・ランタンの枚数を1枚増やした。
・制約解除を新たに採用した。
・無限抱擁から小夜しぐれに変更した。
・ニビルの採用をやめた。
・プルリアの枚数を増やしたが、サイドに落とした。
・ヴィマナの採用をやめた。
・トリスタロスの採用枚数を増やした。
・シンクロ体の妨害をアンヘルとバロネスからグリオンガンドとライトニングマスターに変えた。
・サイドボードが色々と変わった。
4.2節ではこれらを深掘ります。

4.2 各種カードの採用理由
4.1節では構築と以前からの変更点をまとめましたが、その理由については言及していませんでした。
本節ではその各変更点について述べます。
・スモーガーの枚数が2枚から1枚に減った。
以前の構築ではサルファドールの効果でスモーガーとシストバーンを落としていましたが、展開の研究が進んだ現段階ではスモーガーをデッキに残さずとも上手くリソースを循環させることができるようになりました。そのため、引いてもさほど強くないスモーガーの枚数を抑えることができるようになり、採用枚数が減りました。
・プラシレータの採用をやめた。
プラシレータは元々、チューナーを初手に引いてしまった際に到達できない盤面があることから採用されていたカードでしたが、展開の研究が進んだ現段階ではルートを工夫することでチューナーを引いてしまった場合でも問題なく展開をすることができるようになりました。
そのため、プラシレータを採用する意義がなくなたっ為、構築から自然と外れることになりました。
・ランタンの枚数を1枚増やした。
ランタンの採用枚数を2枚に増やした理由は主に3つあります。
1つ目は上記の展開例からも分かる通り、ランタンを2枚採用することで最終盤面が強くなる組み合わせがありました。上記構築には後攻勝率を切る代わりに先行時の勝率を上げるという思想が根底にあるため、ランタンの2枚採用を採用することにしました。
2つ目の理由はランタンが1枚であれば、lv5+ヨクル or ノロイ初動の際にそのlv5モンスターがランタンであれば展開そのものができないからです。しかし、ランタンの採用枚数を1枚増やせばランタン+ヨクル or ノロイ初動も他のlv5 + ヨクル or ノロイ初動と合流することができます。
以上の理由によりランタンの採用枚数を増やしました。
3つ目の理由は、貫通札としても機能する場合が多いことです。例えば、ノロイ+サルファドール初動の場合、ノロイのリクルート効果に誘発を当てられるとその段階で展開が止まってしまいますが、ランタンを引いていればノロイのピーピング効果を自身をコストに発動した後にランタンで釣り上げることで、リッパーまで成立し、リッパーでヨクルをサーチすれば引き続き展開を狙うことができます。
3枚にしなかった理由は、ランタンが絡む初動がさほど強くない上に、他の強い初動も十分にあるからです。
・制約解除を新たに採用した。
本構築の目玉ポイントです。
元はドラテ相手に2回RUMを打てばワンキルの再現性を高められると見込んで制約解除を採用しましたが、リッパーミレニアムの登場により、相手ターンにも妨害として使えるようになりました。
特に本構築では、トリスタロスで行う妨害をグリオンガンドに一任しており、グリオンガンドは破壊時に除外状態のモンスターを特殊召喚する効果もあるため、ミレニアムの無効効果でグリオンガンド諸共盤面を一層した後に、グリオンガンドで除外した強力なモンスターを相手から借りたり、展開中にリトルナイトで除外しておいたlv5のモンスターを場に出し墓地からルフスを自己蘇生、その後ルフス効果でランク5のエクシーズを狙ったり、ミレニアムの巻き込み破壊も有効に活用することができます。決してお勧めしません。
・無限抱擁から小夜しぐれに変更した。
そもそも無限抱擁を採用していた理由は、効果無効がクリティカルに刺さるデッキに対して強く出るためでした。具体的にはホーリースーやアルザリオン、各種最上級絢嵐モンスターに対して当てるつもりで採用していました。
しかし、いずれの仮想敵も相手ターン中に特殊召喚されることが多く、一滴とは互換関係にありました。
しかし、しぐれであれば、一滴で対応したい場合と無限で対応したい場合の両方に対応できるため、無限・一滴をしぐれに変更しました。
・ニビルの採用をやめた。
ニビルが当たる相手がいなくなったため採用をやめました。
・プルリアの枚数を増やしたが、サイドに落とした。
以前の段階では、プルリアはライゼオルとVSK9を見越して採用していましたが、いずれも規制された為、少ない枚数の誘発であっても十分に展開の抑制が狙えると判断したため、採用をサイドに落としました。
今期はライゼオルが弱体化した一方で、絢嵐にはすこぶる刺さることを踏まえ、引き続きサイドには採用することにしました。
・ヴィマナの採用をやめた。
・トリスタロスの採用枚数を増やした。
・シンクロ体の妨害をアンヘルとバロネスからグリオンガンドとライトニングマスターに変えた。
いずれもエクストラの枠の都合により採用枚数が変動しました。
エクストラデッキ側についてはノロイを初動にするためにはプラチナガジェットの採用が必要であることと、制約解除の追加によるミレニアムの採用の2つによりエクストラデッキの枠の余裕がさらになくなりました。
そのため、まずは少ない枠でも機能するグリオンガンドとライトニングマスターに限定し、さらにさらに足りない枠をインフィニティと若干役割が被っているヴィマナの採用をやめることで実現しました。
・サイドボードが色々と変わった。
サイド後後手の基本方針は実質的なターンスキップを相手に強要することです。
相手の先行盤面をアーゼウスで流したり、結界波で無力化したり、プルリアやドロバで相手の展開そのものを抑制することで、先手1ターン目を無かったことにし、後手から先手時と同様の展開をすることに主眼を置いた構築にしました。
そのため、基本的にはこの思想にそぐうカードをサイドボードに採用しました。
5.最後に
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
本構築はシトリィが不採用で制約解除が採用されているなど、一般的なK9クリストロンの構築とは異なりますが、k9クリストロンのバリエーションとしては決して弱くありませんので、勝率に行き詰まったり、展開に飽きてきりした際に参考にしていただきますと筆者冥利に尽きます。
引き続き、通常構築と無限軌道入りの構築についても執筆する予定ですので、完成したらそちらもご一読くださると幸いです。
重ねてではありますが、ここまで本稿をお読みいただきありがとうございます。
皆様の良き遊戯王ライフをこころより願いっております。
