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子どものために無添加を選びたいママほど見落としていること

富士宮で13年、食の商社を経営。お客様満足度97.1%、お母さんたちの口コミで広がり続けている無添加のソーセージなどの加工食品の通販「おもいやり便」を運営しています。4児の母として30年以上のアトピーを食で改善した経験から生まれたこのサービス。無添加が当たり前の世界と、子どもの笑顔があふれる日本を残したい。そんな想いで、食と子育てのことを発信しています。


スーパーの棚の前で、裏の成分表示を読んでいた。

横で子どもが「早くー」とカートを揺らしている。でも気になって、また次のパッケージを手に取る。「無添加」って書いてあるのに、原材料を見ると知らない名前がいくつも並んでいる。

これって、大丈夫なのかな。そう思いながら、結局よくわからないまま棚に戻したこと、ありませんか。

「無添加」の表示を、信じすぎていた

子どものために食を見直そうとしたとき、多くのお母さんがまず「無添加」という言葉を頼りにします。

私もそうでした。無添加と書いてあれば安心、と思っていた時期がありました。

でも、少し調べていくうちに気づいたことがあります。「無添加」という表示には、実は明確な定義がないのです。「保存料無添加」であっても、別の添加物が入っていることはある。「化学調味料不使用」でも、酵母エキスや蛋白加水分解物といった、旨味を補う素材が使われていることもある。

表示のルールは複雑で、食の知識がないと読み解くのが難しい。それなのに「ちゃんと確認しなきゃ」と自分にプレッシャーをかけてしまうお母さんが、本当に多いんです。

知らなかったことを責める必要はありません。そもそも分かりにくく作られているのだから。

本当に見るべきは「原材料」の顔ぶれ

私が長い時間をかけて気づいたのは、表示の「言葉」より、原材料の「顔ぶれ」を見るほうが確かだということです。

難しいことをする必要はありません。ひとつだけ試してみてほしいことがあります。

パッケージを裏返して、原材料の欄を見る。そこに、自分が知っている食材の名前しか並んでいないか、確認してみること。それだけです。

豚肉、塩、スパイス。それだけで作れるソーセージが、本当は存在するんです。

おもいやり便を作るとき、私たちが一番こだわったのもそこでした。富士宮のミシュランレストランも使う「富士幻豚」を原料に、保存料・化学調味料・砂糖を一切使わず、塩はヒマラヤ岩塩と天然の海塩だけ。原材料を読んだとき、全部知っている言葉しか出てこない。そういうものを作りたかった。

夫が食材商社で10数年、食品加工の現場を見てきたからこそ、「裏側」を知っていました。だから妥協できなかった。半年以上、何度も試作を繰り返したのも、「原材料の顔ぶれ」に嘘をつきたくなかったからです。

無添加を選ぼうとしているお母さんほど、正直に作られたものを選ぶ権利があると思っています。「無添加」の文字より、原材料の並びを。それが、一番シンプルで確かな見方だと私は信じています。

完璧に知らなくていい

食の知識を全部身につけようとしなくていいです。

「この食材、名前知ってる」「これは何だろう」そのくらいの感覚で十分。少しずつ、自分のペースで見方が変わっていけばいい。

子どものために動こうとしているその気持ちが、すでにすごいことだから。

知ろうとしているあなたは、もう十分いいお母さんです。今日もお疲れさまでした。

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