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【SS】南の島の習慣 #毎週ショートショートnote

お題   告白水平線
タイトル 南の島の習慣


とある南の島には変な習慣があった。年頃になった青年が心に思っている女性に告白する時の習慣があるのだ。この島では、年々青年が減少し子孫も徐々に少なくなっている。そう、人口が毎年減少しているのだ。村の長老は告白の習慣が問題なのではないかと考えたが、自ら過去からの習慣を変えてしまう勇気がなかった。

ある日、十八歳に成長した青年が長老のところにやってきた。

「告白したい女性が現れました。許可をください」

「そうか、お前もとうとうそんな歳になったか。わかった、では告白水平線まで行き思いの丈を叫びなさい。うまく行くといいな。頑張りなさい」

青年は、大好きな女性を浜辺に残し、告白水平線を目指し船を漕ぎ出した。沖へと向かうと、小さな島が見えてきた。なんとそこでは多くの美女が手招きしているではないか。青年は誘われるままに上陸してしまい、求婚のことを忘れ、島に戻ることはなかった。

求婚の習慣は、青年を呼び込む為の小さな島の策略だったのだ。

410文字


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以下の募集への参加です。 (毎回ムズイお題に悩まされてます)

出題日 8月20日
お題  告白水平線
裏お題 チクタク水兵さん

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