【note過剰考察vol.4】花はいつでも今だから|蒼玉うまみさん
メンバーシップ版note過剰考察シリーズ第4弾です!
今回は、蒼玉うまみさんのこの作品
蒼玉うまみさんは、先日、Ⅹでプチ感想を書きます!企画をやったときに、ご応募いただいて知りました(そのときは、違うアカウント名でした)。
20歳のわたしへというシリーズだったのですが、その内容がなんと「株に興味をもって持株会にしよう」という話!なるほど、でも、確かに、知りえない未来のことで知りたい情報に株とか投資したものはどうなってるのか?は上位に入ってきそうだと思いました(笑)
「お金」に対するセンスを持っていらっしゃる方なのかなと思いました。
「お金」と言ってしまうとどうしてもいやらしいイメージが先行してしまいがちですが、決してそんなことはなくて、「お金」にどう色をつけられるのかはその人次第なのではないかと思います。「お金」には、健全な色を付けることも邪悪な色を付けることもできる。危ないのは、気が付かないうちに、ダークサイドに堕ちてしまうことがあることなので、そこには気をつけようという自覚を持つことと、必要以上に毛嫌いしすぎないことが重要なのではないかと思っています。
この点、蒼玉うまみさんは、「運」ということばを使っています。
これは、いい意味で「お金を稼ぐとは、自分の力でお金を稼ぐということではない」ととらえていらっしゃるからではないかと思いました。
お金に関する関心や知識は持っているし、お金が増えたらいいと考えていることは隠さないけれど、お金を増やすことそのものを目的にしてしまっては元も子もない、大事なのは何を目的にするのか、そんなことを考えていらっしゃる方なのではないかと思いました。
noteでは、投資の知識や心得を記事にしていらっしゃる方が結構いらっしゃいます。私は、投資とか財テクはよくわからないのですが、相互フォローで、学ばさせていただいている方々って、稼ぐことを目的にするというよりは、お金を通して、如何にしてクオリティオブライフを高めるかみたいなことに向き合っていらっしゃるような気がします。
お金に対して、誠実に向き合っている態度とでもいいましょうか。
そういった方の考え方って、「誠意がありつつも、どこか冷静」なんですね。
蒼玉うまみさんも、熱量は感じつつも、どこかでは冷静に自身をとらえているように見受けられます。
今回取り上げるのも、推しを推しまくる熱量高めの記事なんですけど、どこかでそんな冷静さを感じる。で、それは誠意の裏返しだったりする。
そんな姿勢が垣間見える作品ではないかと思いますので、いつものように見ていきます!
改めて、今回過剰考察するのは、こちらの記事です↓
花はいつでも今だから
一言で言ってしまえば、ドがつく「推し記事」です。
「自分の好きなもの」「ハマったもの」「推しているもの」をとにかく語る。
noteにおいて、このジャンルの存在が確立されているのではないかと思います。
最近だと、ハマった沼の企画もありましたね。
私恥ずかしながら、OWVもJO1も日プも全くと言っていいほど知らなくて。
うまみさんの「推し記事」で、発見ばかりでした!
書き出し
踊るサファイアと呼ばれているパフォーマー、アーティストがいるのをご存知だろうか。
ボーイズグループ、OWVの佐野文哉さん。
この出だしをみて、どう感じますか?
もう「佐野文哉さん推します!」というのが最前列に押し出されていますよね(笑)
これは佐野文哉さんを推すためには、どう書き始めたらいいのかという問いに対して、これでもか!ってくらいに伝えるという意味では最高の出だしだと思います。
毎度おなじみ「3行で撃つ」の「出だし論」。
一文目。
「踊るサファイアと呼ばれているパフォーマー、アーティスト」
この表記ですね。
「通り名」っていうのでしょうか。「愛称」「キャッチフレーズ」から入るというのは、推し対象を冒頭から前面に押し出すスタートではないかと思いました。
とりあえず、「踊るサファイア」が目に入るわけです。極端な話、この後がなくてもこのワードは他の文章よりも頭に残る。
だから、文章の最初の一言目って強いです。
大事な自分の文章の出だし中の出だし、ここに愛称を入れるのですから、この一文だけで、如何にうまみさんが佐野さんを最前面に出して、推そうとしているかが分かってきます。
また、一文目を、問いかけではじめるというのは文章テクニックの一つだと思います。
問いかけで入るスタートのメリットは、読み手を自分のフィールドに巻き込むという効果があると思います。
つまり、疑問を投げかけることで、読み手は、「うーん何だろう」という状態になるわけです。
いわゆる推し記事ジャンルで、問いかけから入る、そして出だしで「踊るサファイア」
じゃあ、次。みなさんだったら、どう書きます?
蒼玉うまみさんがとった2文目は
超どストレートですよ。
ボーイズグループ、OWVの佐野文哉さん。
名前!!!
どストレート中のどストレート。
もう、冒頭2文だけで「うまみさんが佐野文哉さんを最前面に出して、推そうとしていること」が伝わります。
これで、この記事の道筋も見えてきました。
さあ、次はどんな文章か?って思ったら、、、
なんとこの動画ですよ!!
とりあえず、見ちゃうじゃないですか(笑)
もしかしたら私だけだとしたら、スゴイ失礼なことになりかねないので、リスクを承知で申し上げると、正直、正直ですよ、他の方のnoteの記事を読んで、添付されてるリンクとかって、全部は見ないじゃないですか(笑)。いや、見てるよ、lionお前はリンクを見てもいないのにスキとか押しているのか、いい加減にしろよとか言われてしまったら、もうぐうの音も出ないんですけどね。
過剰考察って言ってるくらいですから、ここの動画あったらとりあえずリンククリックしちゃうじゃないですか。数時間とかだったら全部見るか迷いますけど、ここは1分間PR。そして、うまみさんが、あれだけ冒頭2文で最前面に出した佐野文哉さんのご尊顔。
もう2回見ちゃいましたよ(笑)なんていうんですかね。いや、推したくなる気持ちはわかる(笑)。自己PRに洗練されているうまさがあるのかとか、スピーチが上手かどうかとか、そういう話じゃなくて。人としてのこのお方に。
とりあえず、動画を見ればわかる。冒頭2文でうまみさんが、彼を最前面に出してからのこの動画。
動画見ちゃうと文章の見え方も全然変わりますね。動画って、文章以上に脳に協力に焼き付ける効果がある。かみしめるように落とし込むのは文章のほうが優れているかもしれないけれど、脳に強烈に焼き付けるのは、動画のほうが効果的なのかもしれません。
メンバーカラーは、ブルー。
冷たくて静かで、そして誰より熱い、青。
OWVは、うまみさんの文章で初めて知りました。
4人グループで、佐野さんはメンバーカラーが青だそうです。
ちょっと色気があるような感じもしつつ、どこか幼さも感じさせる。さっきの1分間PR見ただけで醸し出されていました。
中盤①
私は彼にどハマりし、まさに沼の中にいた。
そんな私のハマった沼の話を書いていきたい。
プロデュース101という韓国で人気のオーディション番組。
その番組の日本版がやってくる。
この転換を語りたいです。マニアックでスイマセン(笑)。
「私のハマった沼の話を書いていきたい。」これはもう誠意ですよ。
これからこのことについて書きますって書いてあるわけです。
何を当たり前のことを言っているんだと思います?
でも、どうですか?最近のnoteの記事で、
「これから●●について書きます」って書いてある記事めったに見なくないですか??(笑)
noteを書こうなんて思う人は、書きたがりの集まりです。自分の世界観で語りたいんです。冒頭から、インパクトをつけて自分の世界観に巻き込みたい。そんな中で、「これから●●について書きます」なんて書いてしまうのは、インパクトを薄めかねない。ちょっとひねりがない感じがしてしまう。
もしかしたら、「これから●●について書きます」って書いて●●に興味がなかったら、読み手はその時点で、読むのをやめてしまうおそれすらあるかもしれない。
そういう意味では、読ませるという意味では、noteに書きなれた手練れであればあるほど、「これから●●について書きます」と書くのは躊躇してしまう。
でも、こうは考えられないでしょうか。これは、読み手に対する誠意なのではないだろうか。このあと読み手に読んでいただける。特に推し記事であれば、推しのことをこの文章を読んだことを通して知っていただける。
「今から、●●について書きます(よろしくお願いいたします)」
ここに誠意を感じます。自分の記事を読んでもらうというより、推しの佐野文哉さんのことを知ってほしいという思いがこういうところに出てるんじゃないかと思ったりします。
ここからのこの転換です。
プロデュース101という韓国で人気のオーディション番組。
その番組の日本版がやってくる。
場面転換して、「プロデュース101のオーディション番組」から入るんです。
一気にストーリー広がりません?
もうこの時点で成長ストーリーが見えるじゃないですか。
「これから沼について書きます」って書いてからの入りですよ。
いったん立ち止まってお辞儀をしてから、ストーリーを見せはじめるんです。
ここまで来てしまえば、もううまみさんの見た佐野文哉さんの成長ストーリーの筋書きを食い入るように見るだけです。推しのことであれば話したいことはいっぱいある、それをひとつひとつ示していくだけです。
例えば、ココ
中盤②
そんな中、負けず嫌いが内なる炎を燃やしている候補者がいた。
肩書き、ダンサー。もし肩書きが大学生で、日プ2のDUクインテッドにいたらもっと違う道があったのか、
または現DXTEEN寺尾くんみたいにいきなり寺の息子で売っていたら違ったのではないか、また、しょせ君みたいにダンス留学の話をしてたらちがったのではないか。
歴史の「if」を語る。
あ~このテーマもいつか語りたい(笑)。ここも彼のすごさを語るうえで非常に効果的だと思います。「if」を語るから、「実はスゴイ」が際立つってありますよね。ちょっと文字数気にしだしたので、ここはこのくらいにしておきますね(笑)
あとココ
彼は、その寡黙そうな和風の風貌から、『若旦那』と呼ばれ、我々ファンダムは最初は『若女将』、つかるのは『佐野の湯』と呼ばれていた。
(のちに彼が水や温泉が苦手と聞いて、ファンダム全体で、「ごめんやで」となったのは別の話)
ここも面白かったですね。
こういうのやっている側からしたら予想もしない感じで広がっていくの楽しいですよね。
ファンダムってファンの集まりって意味なんですね。
「ごめんやで」ってなるのが、やっぱり、ファンダムが本人を一番に考えている。こういうエピソードを知ることができるのも面白味なのかもしれないと思いました。
ちなみに、佐野さんのファンダムがこの「若女将」から「fumily」になる流れもディープな話だけど、すごい面白いんだろうなというのが伝わってくる。
フミリー的には(ファンダムは若女将からフミリーになっていた。fumi➕family、考えた方天才ですありがとうございます。)、
露出増えるし、シンメ見たいし、是非同じチームも見たかった。
うまいなぁ。時系列と思いつつ、何度か「話を戻す」記載がある通り、けっこういろんな話に飛ぶんですね。これは推しを推そうとするといろんなことが言いたくなってしまう心理状態が出ちゃっているんじゃないかと思う。
でもだからこそ、冒頭の道筋立てが聞いているのではないか。多少散らしても、伝えたい部分が伝わる。
そう、彼は恐ろしく局地戦に強い。
(中略)
彼には『削ぎ落とし、選び取った美しさ』が宿っている。
ここにうまみさんの「らしさ」が出ているような気がしました。
彼の「強み」を分析しているんですね。
つまり、SWOT分析をしている(笑)
局地戦に強いという評価をしつつ、競合との差別化、ポジショニングみたいなことが書いてある。このあたりは、うまみさんの「冷静さ」が出ているように感じました。
中盤③
話は戻って、オーディション期間中、彼は突然セルフプロデュースで青い髪にする。
踊るサファイアの誕生の瞬間である。
ここで、ちょっとだけ文の流れ雰囲気が変わった気がします。
この動画、かっこよくて3回くらい見ちゃいました。
順位発表。私はシステム自体よくわかっていなかったのですが、佐野さんは意外な順位だったみたいです。
というか、こんなにシビアに順位付けがされている世界なのか……。
AKB総選挙のときも思いましたが、残酷さを感じつつも、そこで、表に出る方々に関しては、もうそういう世界で戦っているというだけで尊敬です。
私、全く見当違いなことを申し上げていたら本当に申し訳ないのですが、JO1というのは、グループ名で、佐野さんはこのメンバーには入っていないようです。
佐野さんに関しては、順風満帆という感じとは少し違うのかなという印象を持ちました。
そんな佐野さんがデビューする場面。
この記事のエンディングを見ていきましょう。
終わらせ方
佐野文哉さんの加入している、OWVのデビューの場面。
そして、
世がコロナで混乱していたあの春。
OWV
としてデビューが決まりました。
しかも、自分たちが組みたいと感じた仲間で。ここでも掴みにいってる。
「掴みにいってる」というところにストーリーを感じます。
柔らかで優しそうな印象ですが、どこか芯の強さ、野心みたいなものも感じます。若いっていいな……
最近のアイドルグループってダンス超うまいですよね……。見ててホントすごいなって思います……。
結局貼っちゃった(笑)
そして、ラストは!なんと、うまみさんがシングル発売に合わせたお話会で佐野さんと直接お話しするシーン!!ここで山場を持ってきました。
ここまでの日々を振り返り、しんみりしてしまった私に、
推しは言った。
馬)母の日のQWVへのメッセージを生でお願いします
佐)花はいつでも今なので
これからも僕と花のある人生を
歩んでいきましょう。
馬)ありがとう(感無量)
さ)これからもそばに居てね
ひゃーーーーー!!!!
ここで来ましたか。ピークきました一気にピークが。
タイトルも回収。
「花はいつでも今なので」
美しすぎるキラーセンテンスです。
過剰考察でよく出てくるキラーワード・キラーセンテンス。ここもですね。誠意を感じます。
佐野さんのことばをそのままタイトルにして、一番いいところでキラーセンスにもってきています。
ここからも「うまみさんが佐野文哉さんを最前面に出して、推そうとしていること」が伝わってきます。
終わらせ方は感動的ですらあります。
うまみさんは、佐野文哉さんのどの部分に惹かれているのか。
さめざめ泣いた。
あまりに美しい言葉選び。
たった30秒のお話会で咄嗟にこの言葉が出るには、どれだけの曲を聞いて振りつけて踊って本を読んだんだろう。
感性、美しさ、努力。
ここで取り上げたのが、顔がカッコいいからとか、ダンスが上手いから、歌が上手いからじゃないんですよ。
感性、美しさ、努力。
そして、彼のことば選びから、彼の「感性、美しさ、努力。」を見出した。
この誠意に誠意で応えている感じが読んでいてすごく気持ちが良かったです。
そのうえで、終わらせ方。
宝石は原石から切り出され、カットを経てジュエリーとなる。
その過程を間近で見せていただいてる奇跡は、まさに『花はいつでも今』なのだ。
万感……
過剰考察をすると、最初一回目でざっと読みをしたときとエンディングの見え方がガラリと変わることがあります。
何か本質のようなものが見えてから、書き手がこのエンディングを書いたのだということが見えると、ゾクゾクしてくる感じがあります。そういうことをしているから文量はかさんでしまうのですが。
「踊るサファイア」という宝石を切り出して、磨き上げていく。
その過程に現在進行形で立ち会っていること、まだ続きがあると感じさせるエンディングに胸熱です。
今回も、この記事を過剰考察することができて本当に良かったです。
蒼玉うまみさんありがとうございました!!
エンディング&次回予告
ということで、無料の過剰考察編はここまで!
note過剰考察第4弾、いかがだったでしょうか?
いや~今回も一筋縄ではいかず、もっと簡潔にしたいのですが、なかなかうまくいきません(笑)
で、有料のメンバーシップ限定の深掘り考察、今回はどうしようかなと。
やっぱここかなと。今回の「推し記事」。
私、推し記事に大事な要素みたいなものを蒼玉うまみさんの記事からいくつも見つけたしまった気がするのです。
なので、テーマはこれで行きます。
推し記事をnoteで書くなら、こんなふうに。
これで行こうと思います!
意外と「推し記事」でジャンルが区切られているわけではないので、そんなジャンルがあるんかい?って感じですが、なんとなく全体を見回すといろんなパターンの推し記事が出ているような気がします。
自分の好きなものを推す、「推し記事」はnoteでも書きやすい、書いてみたいそんなジャンルになりつつあるのではないかと思います。
ということで、蒼玉うまみさんの作品を通して、このテーマについて深掘りすることで、推し記事を書くときのちょっとしたヒントが生まれたらいいかなと思ったりしてます!
気になった方は、メンバーシップ是非ご検討してみてください。明日上記のメンバーシップ限定記事は、17:30公開予定です!
そして、次回の過剰考察は小海いとさんのこの作品です!
またまた、全然違う趣向の記事!!
次回も!文章構造と内容の両面から、過剰考察の糸口を探っていきたいと思います。
ということで、次回もお楽しみに!
今回も長文、お付き合いありがとうございました!
ということで、引き続きどうぞよろしくお願いしますということで、「今日一日を最高の一日に」
ここから先は
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?
