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『年末年始は帰省してこないで』母の言葉は自分の家族と向き合うギフトだった

今年の帰省はなくなった。
先週末から謎の下痢と腹痛がわが家を襲っている。しかも、私以外の3人の息子、娘、夫に。
そのため、大事をとって実家には帰らないことにした。

私の父は9年前に脳卒中で倒れて以来、自宅介護中だ。左半身不随で、なんとか歩けている状態。だから、冬場の実家は毎年、厳戒態勢だ。

万が一、実家に戻り父に病状を移してしまったら、寝込んでしまいもう歩けなくなってしまうかもしれない。

とすると、自宅介護は困難を極める。

「家にいたい」という父の想いを汲んで、母は9年にわたり介護を続けている。その気持ちを蔑ろにするわけにはいかない。

症状が出たときに、帰省の時期について母と相談した。すると、

「悪いけど、今回は帰省しないでほしい」

と言われたとき、なんとも言えないショックが全身を満たした。頭では分かっている。父を家にいさせたい想いなんだ。分かっているよ。
……でも、なんだか拒否されたようで打ちのめされた。

けれど、今はこれでよかったと思っている。

自分の居場所で、しっかり自分と家族に向き合えているから。


お姉ちゃんは一緒に遊んでくれるけど、ママは後でって言うでしょ?

7歳の娘は、実家で私の姉と遊ぶのを楽しみにしている。手先の器用な者同士、縫物や折り紙、お絵描き、工作で盛り上がっている。

今回、実家行きがなくなったとき、娘になぜ実家に行きたいのか聞いてみたら先ほどの答えが返ってきた。

つまり、お姉ちゃんは娘の投げかけに向き合って、きちんと満たしてくれる。ママは、自分のことで手いっぱいというわけだ。

今年は、自分の優先順位を「家族」にすると決めた。一番大切にすると決めた場所を、蔑ろにしていたことを娘の言葉で気づいた。

無意識で自分の活動を優先していた。

そんなことを娘の言葉から気づいた。

私はいつ、娘と対話しただろうか?

哀しいかな。思い出せる記憶がない。
物分かりがいい子だからと甘えていたのは、母である私だった。

実家に帰ると、何かと忙しくなる。
1人の時間もないし、慌ただしく時間が過ぎていく。

一方で、自分の家にいれば、ある程度ペースは自分たちでコントロールできる。だから、結果オーライ。実家に帰らないで良かったのかもしれない。

私の大切な場所を地固めする、絶好の機会だ!

ならばと、今日のお出かけの時に聞いてみた。

「〇〇は来年、小2だね。これからチャレンジしたいことある?
たとえば、新しく始めたい習い事とかあれば教えてね。」

ドライブ中の車内で、5歳の息子が昼寝をしていたので聞いてみた。

すると、

「もっと絵を描けるようになりたい。あと、塾に行きたい!」

え?塾???!

絵は分かる。娘は絵や工作が好きなので、それに関連した習い事をしている。

それ以外で、勉強!?

私は小学生の低学年は、あまり勉強に重きを置きたくないと思っていた。友達と時間を忘れて遊んだり、自分の時間に没頭してほしいから。

それが、自分の土台をつくると考えている。
だから、習い事も本人の希望で、ダンスと美術系にしているのだ。

それが、急に勉強!?
確かに、勉強は好きなようだし、絵本の図鑑も黙々と読んでいる。

気になり聞いてみると、どうやらお友達が通っているようだ。

私の思い込みで、娘の希望を断つのはいかがなものか?

それに、夫は嬉しそうに話を聞いている。
娘の学習のサポートは夫がしているからだ。

朝起きたら、通信講座の2ページを進めること。これが、わが家の約束。4月から続けているから習慣化し、夫がいなくても自主的に勉強している。

そんな娘がもっと学びたいと話してくれた。
そりゃ、夫も嬉しいよね。

年が明けたら、近くで学べるところを探してみようか?

そんな話をしたら、娘も夫もニコニコした顔で喜んでくれた。


私はいつだって、外向きのエネルギーを発していた。
noteのメンバーシップやサポートしているコミュニティの広報。SNSでの発信。

でも、私の起点は家族だ。

ここのパワーが満ちると、自然と私も満ちていく。ただ、それだけでなくて自分のための時間もしっかり取らないと、子どもや夫と向き合えない。

その仕組みが今日分かった。ならば、平日に自分のための時間をつくろう。

自分と家族と向き合い、内側のパワーを満たす。
幸せ、喜び、嬉しさ、感謝。

そうすれば、自ずと私から外側に清らかなエネルギーが流れていくだろう。その連鎖は数珠繋ぎに増えていくだろう。

そんな生きるうえでの根源となる体験をした。

体調不良になり、実家に帰れなくなったのは原点に立ち返る大いなるギフトでした。



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