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「いつかやろう……」そして、忘れてた

小学生の僕が仕込んだ伏線回収します

「いつか、作家になりたい」

そう思ったのは、 小学生のころでした。そして僕は、 その夢をきれいに忘れました。物語でいうところの、 第1章で落とした鍵です。落としたことにすら、 気づいていませんでした。

第1章|夢を、置き忘れる

大人になった僕は、 まあまあ忙しくしていました。広告を売り、 医療の現場を走り、 お金の相談にのりました。家族ができて、 娘の教育に悩んで、 気づけばマレーシアにいました。

作家の「さ」の字もありません。夢は忘れていましたが、 不幸だったわけでもありません。ただ夢中で、 毎日を生きていただけです。

第2章|冒険は、小さくはじまる

きっかけは、書くことでした。Xに思いを流してみました。noteに経験を書いてみました。すると、 おかしなことが起こります。書けば書くほど、 なつかしい感覚が戻ってくるのです。初めてやることなのに、 初めての気がしない。

「そうだ。僕は、 作家になりたかったんだ」

新しい夢を見つけたのではありません。小学生の僕から預かった夢を、 ポケットに入れたまま、 すっかり忘れていただけでした。ずいぶん、 お待たせしました。

第3章|気づけば、仲間が増えていた

冒険がはじまると、 不思議なことが起こります。仲間が増えるのです。読んでくださる方や感想をくださる方。そして、毎週ネタを届けてくださる方。

一人で歩いているつもりの道に、 いつのまにか足音が増えていました。助けてくれる人が現れると、 物語は急に動き出します。

第4章|ラスボスは、意外と地味

本を出すと決めてから、 壁がいくつか現れました。といっても、怖い存在ではありません。

原稿の書き直しに、表紙のやり直し。電子書籍化の、謎のエラー。Amazonの登録画面。出版直前に原稿の仕上げを外注する予定だった方が廃業。次に見つけた方は、受付停止。さらに次の方は、夏季休業。

三連続です。もはやギャグです。

そのとき僕がやったことは、 かっこいい根性論ではありません。「だれかたすけて」そう、正直に書きました。

そうしたら、 ちゃんと道がひらけました。冒険の九割は、 たぶん地味な作業と、 素直なお願いでできています。

第5章|伏線が、いっせいに回収される

そしてある日、 点と点がつながりました。

お金を学んだこと。1,000世帯を超えるご家庭の家計を、 見せていただいたこと。子育てで気づいたことや海外で暮らして見えたこと。バラバラだったはずの経験が、 一冊の本の材料になっていました。

『貯金ゼロからはじめる マレーシア英才教育移住』

子どもの未来を、 お金であきらめないための本です。回り道だと思っていた道は、 ぜんぶ取材だったようです。人生は、 伏線を張るのが上手すぎます。

最終章|8月8日、旅に出る

出版予定日は、 2026年8月8日。

「8」を横にすると、 ∞になります。末広がりで、無限。

読んでくださる方の未来が、 そうなりますようにと願って選びました。いまは、 Amazonの審査を待っています。通過すれば、 原稿だったものが本になって、 まだ知らない誰かのもとへ旅に出ます。こわさより、 ワクワクが勝っています。

あなたの物語にも、 まだ回収されていない伏線が、 きっと眠っています。そろそろ、出番かもしれません。

――小学生の僕へ。

伏線、回収したよ。


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