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第3回:キューブ品質確保の第1歩!/ベースピースの仕上げノウハウ

こんにちは。折り紙CUBERです。

適応障害による休職中、過去を悔み、将来を悲観し、苦しんでいた私を救ってくれた折り紙CUBE。

折り紙でキューブをつくる、

作ったキューブを1つ1つ組み立てる、

それらの時間の1つ1つが、私の気持ちの中の重い塊を、少しずつ少しずつ軽くしていってくれたように思います。

折り紙CUBEは、私の今を取り戻してくれました。
そして、私は前を向くことができました。

私を救ってくれた折り紙CUBEのことを、もっとたくさんの人たちに知ってもらいたい。

そして、同じように苦しんでいる人達が今を取り戻すきっかけになってほしい。

もしも、折り紙CUBEに興味を持って頂いたなら、その作り方を伝えたい。

そう思い、折り紙CUBEでの作品つくりに欠かせないキレイなキューブの仕上げ方、キューブの接続方法のノウハウなどを「折り紙CUBEの教科書」として作りたいと思いました。

折り紙やハンドメイドが好きな方はもちろん、折り紙をしたことが無い方でも、きっと楽しめると思います。

「今」を取り戻すために、ぜひ、一度、やってみてほしいです。

なお、記事内では折り紙CUBE特有の名称を使用しています。

これらの名称については、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひ先に目を通してみてください。

さて、今回からはいよいよ実践的なノウハウの紹介をしていきます。

自分で言うのもなんですが、マニアックな内容になるかなあと感じています。

とはいえ、何も難しいことはありませんので、ご安心ください!

時折、工学的な内容も出てきますが、できる限り簡単な言葉で説明を進めていきます。

それでは、さっそく本題に入っていきましょう。


【まずはじめに】折り紙CUBEの基礎とその考案者のステファンさんへの敬意

私の折り紙CUBE制作は、フランス人のStéphane Gigandetさん(以降、ステファンさん)が公開されているYouTube動画を拝見したことから始まりました。

この素晴らしい趣味に出会うことができたのは、ひとえにステファンさんの動画のおかげです。

折り方の詳細は、ステファンさんのYouTube動画でご確認いただければと思いますが、ここでは、その動画内で説明されているキューブの作り方を簡単に紹介させていただきます。
(※ステファンさんの動画で説明されている折り方などを私の方で写真や図を使って解説することは、ステファンさんご本人に許可をいただいています。)

ステファンさんのYouTube動画

なお、ステファンさんの動画では、主に2cm角キューブの作り方が説明されていますが、ここでの説明では、私が最もよく使う1cm角キューブの作り方を扱います。

また、これ以降、「ベースピース」「ユニットピース」などの名称が出てきますが、これらの名称については、以下の記事で詳しく紹介していますので、そちらを確認してみてください。

それでは、作り方を説明した図は以下になります。
(これらの図は、将来的な電子書籍化にむけて、2枚で見開き1ページになるような構成を意識して作成しています。)

これらは、以下の3つのステップとなります。

Step1: 「01」~「26」
折り紙に折り目を入れて、折り目に沿って短冊状に切り出したベースピースを準備します。

Step2: 「27」~「41」
ベースピースを立体的に組み上げて、キューブの骨格となるユニットピースを完成させます。2つのユニットピースにて、ピースセットを準備します。

Step3: 「42」~「50」
ピースセットを組み上げて、キューブを完成させます。

この一連の作り方は、大変シンプルでありながら、非常に巧妙であると感じています。

しかし、、、

私が折り紙CUBEで作品を制作していく中で、どうしても追求してみたくなった課題がありました。

さあ、ここからが本格的な探求の始まりになります!!

モノづくりに必ず存在する、できあがりの「バラツキ」。

これはこのキューブ制作においても、例外なく存在します。

繰り返しますが、ステファンさんが考案されたキューブの作り方は、本当に素晴らしいものです。

ですが、よりマニアックに、そしてより完成度の高い作品を追求する上で、どうしても避けられない壁が、この「バラツキ」でした。

「バラツキ」という言葉は、日常生活でも出てくる言葉ですが、工学的には以下のような意味を持ちます。

バラツキ
測定値や特性値がそろっていない、散らばっている度合いのこと。例えば、重さが100gと表示されている食品でも、実際には100.1gや97gなど、個々の製品でその数値が異なることを指す。

インターネット検索結果

折り紙CUBEのキューブも、手作業で作っているものなので、毎回同じようにしているつもりでも、折り方や切り方などのほんのわずかな違いが生じます。

結果として、ベースピースのサイズ、そして、それから作られるキューブのできあがり状態にバラツキが発生してしまうのです。

たくさんキューブを作っていく中で、以下のように感じていました。

「今作ったキューブは、ユニットベースの組み合わさり方が少し緩い...」
「さっき作ったキューブは緩かったのに、今度は逆にきつすぎて、うまく組み立てられない...」
「組み上げられることはできるが、どうも、キューブのできばえが悪い」

代表的なキューブのできあがり状態としては、以下のようなものがあります。

キューブのできあがり状態の例


ちなみに、ステファンさんの動画で紹介されている2cm角キューブでは、悪い例は、たまに発生する程度でしたが、1cm角キューブでは、かなりの頻度で発生しました。

それは、サイズが小さくなると、手で折ったり切ったりしているわずかなズレの大きさが、最終的なキューブのできばえに与える影響が相対的に大きくなるためです。

とは言え、どうしようもないので、最初のうちには、できの悪いキューブも使って作品作りをしていました。

しかし、うまく接続できずに作品の形が崩れたり、その部分が弱くなったりしました。

ノリなどを使わないで立体作品を作り上げるこの折り紙CUBEでは、このキューブのできあがりのバラツキが、非常に大きな壁となって立ちはだかったのです。

品質向上の鍵は「バラツキ」の制御にある

そこで私は、キューブのできあがりの状態、すなわち、「キューブのできあがり品質」を向上させることに取り組むことにしました。

「品質」という言葉、これは、次の2つの視点から考えることができます。

平均的なできあがりの状態
キューブの形がどれだけ正確な立方体になっているか、美しさの平均値です。
できあがりのばらつき度合い
キューブを10個、100個作ったときに、それぞれの形や締まり具合がどれだけ均一であるか、そのばらつきの度合いです。

品質を向上させるということは、「平均的なできあがりの状態」を良くするだけでなく、その「できあがりのばらつき度合い」も小さくすることが鍵となります。

キューブのできあがり品質を向上させることが、ノリなしで組み上げる折り紙CUBEの作品の品質向上につながるのです。

【有料部分の予告】ベースピースの仕上げ方ノウハウ

バラツキを制御し、キューブの品質を向上させるための探求。

その最も重要な第一歩は、制作の起点となるStep1のベースピースの作成方法に隠されていました。

ベースピース

「ただの短冊状のベースピースの作成方法に、そんな秘密が隠されているのか?」と疑問に思われるかもしれません。

しかし!!

このベースピースに「ある工夫」を施すことで、個々のベースピースのサイズの違いに対応できる作り方を可能にしました。

それでは、ここからはキューブ品質確保の根幹となる、ベースピースの仕上げ方ノウハウを、「なぜ、その仕上げ方だと良いのか」という理由も交えながら解説します。

このノウハウは、キューブの品質を向上させるための、決定的な第1歩になります。

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