可処分時間を奪え! 思い出してもらうだけで売れる発信設計とは
「どうして、私の商品は見向きもされないんだろうか?」
そう思っていたあの頃の自分に、今の私は何を伝えられるだろうか。そんな問いが、最近の私の頭の中をずっと巡っているのです。
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■記憶に残らないと、何も始まらない──ビジネスの本質に気づいたあの日のこと
私は、52歳。就労継続支援A型事業所で働きながら、毎日noteを書いています。身体は不調ばかりで、腰の痛みもひどくて座っているのがつらい日もあります。
それでも、こうして言葉を紡ぎ続ける理由。それは、「私のように何も成し遂げていない人でも、今からできることがある」と知ってもらいたいからです。
ある日、何気なく受け取った一通のメルマガ。それが、私の考え方を大きく揺さぶりました。
「ビジネスとは、奪い合いの戦争である」
そう書かれていたんです。
その言葉にドキリとしました。戦争なんて大げさだと思ったけれど、読み進めるうちに納得していく自分がいました。
そのメルマガでは、「ビジネスとは、可処分所得と可処分時間の奪い合い」だと説明されていました。
つまり、人が自由に使えるお金と時間を、自分の商品やコンテンツに使ってもらえるかどうか。そこが勝負なのだということです。
たとえば、月収30万円の人がいたとして、生活費に20万円かかるなら、残りの10万円が「可処分所得」です。その10万円を本に使うのか、旅行に使うのか、それとも娯楽に使うのか。
つまり、すべてのサービスや商品が、この「自由に使える」お金と時間をめぐって競争しているということなのです。
私にとって、それは衝撃的でした。なぜなら、自分がこの「奪い合い」にすら参加できていなかったからです。
■まずは思い出してもらうことから始まる
そのメルマガの中で、「まずはマインドシェアを獲得するべきだ」と書かれていました。マインドシェアとは、簡単に言えば「記憶に残ること」。
「あなたのことを思い出してもらうこと」こそが、ビジネスの第一歩なのだそうです。
その理由も、非常にわかりやすく解説されていました。
たとえば、ある日の夜9時、高級レストランから「今月の新メニューです」というメールが届く。同じタイミングで、「寿命を延ばしながら大金を稼ぐ方法」というメールも届く。どちらを先に開きますか?
──おそらく、後者でしょう。なぜなら、それはあなたの本能に直接語りかけているから。
この例を読んで、私はハッとしました。
自分が発信してきた内容はどうだったか?
ただの自己紹介、ただの気づき。そこに、読み手の本能を刺激する力はなかった。
マインドシェアを取るというのは、ただ名前を覚えてもらうということではありません。
「この人の発信は、読む価値がある」と思ってもらうこと。そうなれば、自然とその人の言葉に時間を使い、お金を使いたくなる。つまり、「時間」と「お金」はあとからついてくるということなんです。
私はこの言葉を読んで、自分のこれまでの行動を振り返りました。
SNSで何を発信していたか?
noteで何を伝えていたか?
それは、誰の本能に届くものだったか?
正直、届いていなかったと思います。だからこそ、私はこのnoteを書いています。
もしも、あの頃の自分がこの考え方を知っていたら。あの苦しかった日々に、少しでも光が差したかもしれない。
だから今、私はこの言葉をあなたに届けたいのです。
■「なぜ記憶に残らないのか?」という問いへの答え
私はこれまで、自分のことをひたすら書いていました。
どこで働いているのか、何を読んだのか、どんなことを感じたのか。でも、いま振り返ると、それはただの「日記」でしかなかったんです。
読み手にとって、それはどんな意味を持つのだろう?どんな気づきがあるのだろう?
そこまで考えが及ばずに、ただ書いていたんです。
ところが、メルマガの中では、こう語られていました。
「まず本能を刺激しましょう」と。
「人間の三大欲求に響くように発信を設計していきましょう」と。
私のように、自分の弱さに悩みながら、それでも一歩踏み出したいと思っている人間にとって、このアドバイスはまるで「道標」のようでした。
■本能に届くメッセージとは何か?
メルマガでは、「人間の本能を刺激することがマインドシェアにつながる」とありました。そしてその具体例として、「食欲」「睡眠欲」「性欲」といった、最も根源的な欲求を活用せよ、と書かれていたんです。
その瞬間、私はひとつの問いにぶつかりました。
「自分の発信は、人のどんな欲求に届いているのだろうか?」と。
たとえば、私がよく書いていたnote。
「今日はこんな読書をしました」「最近こんな学びがありました」という内容ばかり。でも、それって、読み手にとってはどうでもいいことかもしれない。
疲れて帰ってきて、ホッとしたい夜。読み手は「癒し」や「安心」や「明日のヒント」を求めている。そのとき、私のnoteは、そうした感情を満たせていたか?
そう問い直したのです。
メルマガの著者は、こうも書いていました。
「あなたのメルマガが、同じタイミングで届いた高級レストランの新メニュー案内よりも優先して開かれるか?」
私の答えは、残念ながら「いいえ」でした。正直、届いたとしても、私自身が開かなかったかもしれない。
そう思ったとき、悔しさと同時に、確かな方向性をつかんだような気がしました。
■感情に訴えるために、私が今できること
じゃあ、どうすれば良いのか。まだ何も成し遂げていない私にできることなんてあるのか?
そう自問したとき、思い出したのが「価値観の教育」という言葉でした。
マインドシェアを獲得するためには、「本能に響かせること」と同時に「価値観を共有すること」が大切だと、メルマガでは紹介されていました。
つまり、「何が大切か」を語り、「なぜこれをするべきなのか」を伝える。これなら、私にもできるかもしれない。そう思ったんです。
私が日々悩んでいること。たとえば、
「毎朝起きるのがつらい」
「身体がしんどくて作業がはかどらない」
「周囲と比べて自分は遅れているように感じて落ち込む」
そういった経験を、「だからこそ、今日も小さな一歩を進めるんだ」と変換する。
そうやって、「私がどんな価値観を持って生きようとしているか」を丁寧に言葉にしていくことで、それが誰かの記憶に残る。
そう信じて、私はまた、次のnoteに向き合っていこうと思います。
■「記憶に残る存在」になることから、すべてが始まる
誰かの時間とお金を奪うなんて、大げさな表現だと、最初は思っていました。でも本当に大切なのは、「この人のことを思い出した」という状態をつくること。つまり、マインドシェアを取るということ。それを起点にすべてが始まるという考えに、私は深くうなずかされました。
日々の発信やnote、たった一言のSNS投稿だって、誰かの記憶に残ることがある。ふとした瞬間に思い出されることで、その人の可処分時間の中に入り込める。これは、すごいことです。
私自身、そうした発信に出会ってきました。
体が動かなくて、ベッドから出るのがやっとの日も、誰かの言葉に救われたことがあります。
「この人の書いたnoteが、何だか気になって、また読んでしまう」
その感覚を、自分も誰かに届けることができたら、それだけでビジネスの入口に立っているんだと、今なら思えるのです。
■心を動かし、行動へ導く「体験設計」
メルマガでは「カスタマージャーニー」と「カスタマーエクスペリエンス」という言葉が使われていました。どちらも、ビジネスにおいて非常に重要な概念ですが、私はこれを「思い出してもらう体験の設計」だと理解しました。
たとえば、「ある人の発信をまた読みたい」と思ってもらうには、ただ役に立つ情報を並べるだけでは不十分です。そこに「共感」や「驚き」や「安心感」といった、感情を動かす要素が必要です。
「このnoteを書いている人、なんだか自分と似ているな」
「苦しみながらでも前を向こうとしているんだな」
と思ってもらえること。
それが、心に残る体験=カスタマーエクスペリエンスになります。
そして、そう感じた人が、次にどう動くかを想像して、そのための発信や導線を設計していく。これがカスタマージャーニー。たとえ今は商品やサービスがなかったとしても、読者にとって「覚えている人」になれれば、将来何かを届ける準備ができるのです。
私も、まだ何者でもありません。だけど、誰かにとっての「思い出す存在」になれるよう、毎日書いています。自分の痛みや迷いをさらけ出すことが、誰かにとっての気づきになると信じているからです。
今の自分にできるのは、たった一つ。「忘れられない言葉」を届ける努力。それが、いつか誰かの時間を、そしてお金を託してもらえる関係へとつながっていくのだと思います。
だから、もしあなたが「自分には何もない」と感じているなら、まずは思い出してもらえる存在になることから、始めてみませんか?
それが、ビジネスという名の奪い合いに参加する、最初の一歩になるはずです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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