PETA、任天堂に「マリオカート ワールド」からウシの鼻輪削除を要請
動物愛護団体PETA(People for the Ethical Treatment of Animals)は、任天堂に対し『マリオカート ワールド』に登場するウシのキャラクターがつけている鼻輪を削除するよう求めている。
PETAは声明の中で、鼻輪について「持続的な痛みと不快感を与える残酷な道具であり、現実のウシがあのような“間抜けな笑顔”を浮かべることは決してない」と強調。今週初めには任天堂社長の古川俊太郎氏宛に書簡を送り、鼻輪は「ウシの体でも最も敏感な部位を無理やり貫通させるものであり、しばしば牛や雄牛を引きずり、最終的には死へと追いやるために使われている」と説明した。
PETAはさらに「私たちは『マリオカート ワールド』がただのゲームであることは理解している。しかし、だからこそ鼻輪は不要だ。『マリオカート』は楽しく逃避できる体験であるべきであり、畜産業で使われる残酷な道具を思い出させる必要はない。レースを楽しんでいる最中に動物の苦しみを想起したい人などいない」と訴えた。

また、PETAは酪農業界で行われている慣行にも言及。子牛には「乳を求めて母牛に吸い付く行為そのものが母牛に痛みを与え、最終的に拒絶されるよう、突起のついた鼻輪が取り付けられる」ことがあるとし、雄牛を制御する際には「鼻輪から角へ鎖をつなぎ、さらなる痛みを与える場合もある」と指摘した。
「これは単なるファッションではない。畜産業でウシを支配し、苦しめるための残酷な道具であり、長く続く痛みと不快感を引き起こす」と団体は付け加えている。
PETAがゲームに抗議するのは今回が初めてではない。過去には『あつまれ どうぶつの森』について「魚や昆虫を乱暴に捕獲し、狭い展示ケースに閉じ込める」と批判したほか、『パルワールド』や『ハンティングシミュレーター2』にも反対キャンペーンを展開している。
なお、任天堂は発売初月で全世界582万台のSwitch 2を販売。同時発売タイトルである『マリオカート ワールド』は563万本を売り上げ、装着率はおよそ97%に達した。
