脅威の月間1,300km超え!STEPNリーダーボード1位が示したSTEPNの真の価値
こんにちは。Ottyです。
STEPNでトップクラスのユーザーがしのぎを削る戦い、それがリーダーボード。そのリーダーボードで月間245,312ポイントを獲得する超人STEPNerが現れました。
この数字がどれほど驚異的なのか、ピンとこない方も多いかもしれません。しかしこれを距離に換算すると、なんと月間1,360km以上!1日平均45kmを毎日走り続けている計算になります。
フルマラソンの距離が42.195kmですから、ほぼ毎日フルマラソンを完走しているのと同じです。しかも、それを1ヶ月間休みなく継続しているということになります。
「そんなこと、人間に可能なのか?」
当然の疑問だと思います。しかし、調べてみると意外な事実が判明したのです。今回は、この驚異的な記録の実現可能性を検証し、そこから見えてくるSTEPNの価値について考えてみます。
11月のリーダーボード1位が圧倒的すぎる

2025年11月のSTEPNリーダーボードで1位に輝いたのは「ishowspeed」さんという方で、245,312ポイントを獲得しています。
2位のuser_1028310さんが208,575ポイント、3位のParabellさんが197,809ポイントなので、2位と比べても約2割多い圧倒的な数字です。
ちなみに、この「ishowspeed」さん、WeeklyやAll Timeでも上位に入っている方なのですが、XなどのSNSアカウントが見当たらず、正体不明の人物なのです。
ポイントを距離に換算すると見えてくる驚異的な真実
リーダーボードをあまり気にしていない方にとって、この約245,000ポイントというのがどれだけ凄いのか、あまりピンとこないかもしれません。
では、この数値が実際にどれだけの運動量なのか、具体的に計算してみましょう。
リーダーボードポイントの計算要素
まず、リーダーボードのポイントがどう決まるかを理解する必要があります。主な要素は以下の4つです:
ムーブ時の消費エナジー数:1回で長時間ムーブするほど効率が高い
ムーブ距離(速度):同じ時間でより長距離を移動するほど有利
靴の最大属性値:5000ポイント以上で上限
ムーブ終了時の残耐久値:ムーブ終了時に100が最高
詳しくは以下のnote記事をご参照ください。
上位勢の前提条件
リーダーボードで上位を狙う人たちは、以下の条件を満たしていると考えられます:
S、B、Pの全レルムで20エナをムーブ(1日60エナ = 5時間)
すべて20エナずつ消費(効率的)
全レルムで最大属性値5000ポイント以上の靴を使用
毎回リペアして残耐久値100を維持
つまり、エナ消費、最大属性値、残耐久値の条件は上位勢でほぼ横並びです。
差がつくのは「速度(距離)」だけなのです。
驚愕の計算結果
最大属性値 5000以上の靴を使い、1回のムーブで20エナを消費すると、1kmあたり約180ポイントを獲得できます。
245,312ポイント ÷ 180ポイント/km = 約1,360km
つまりishowspeedさんは11月の30日間で約1,360km走ったことになります。
月間 1,360km → 1日平均45.3km
60エナ(5時間)で45.3km → 平均時速9.1km
時速9.1kmは、もはや「歩く」速度ではありません。1日5時間ジョギングペースで走り続けているということです。
これを毎日、休みなく、1ヶ月間続けているのです。
人間の限界を調べてみた
「月1,360kmなんて、本当に可能なのか?」
疑問に思うのは当然です。私も最初は不正を疑いました。そこで、人間が実際に月にどれだけ走れるのか、記録を調べてみました。
実在する驚異的な記録
調査の結果、以下のような記録が見つかりました:
■ 月換算 3,700km
・世界最長の認定ロードレースと言われる「スリ・チンモイ3100マイル(4,989km)レース」で、2015年にアシュプリハナル・アールト(Ashprihanal Aalto)選手は40日9時間で完走し、ギネス認定されています。
これを30日換算すると、約3,700km(1日平均 122km)に達します。
■ 年間 22,581km
Tirtha Kumar Phani氏(インド)が、2006 〜 2007年の1年間で合計 22,581.09 km を走破したギネス記録があります。
これは毎日平均約 61.9 km、月平均1,882kmを1年365日で途切れず走り続けたという記録です。
つまり、月間1,360kmは人間として不可能ではないのです。
極めて限られた人しか達成できない記録ではありますが、理論上も実例上も可能な範囲内だということがわかりました。
オリンピック選手との比較で見えてくるもの
さらに興味深いのは、オリンピックに出場するようなトップマラソンランナーとの比較です。
トップマラソンランナーの月間走行距離
一般的なオリンピック選手:月800〜1,000 km
高ボリューム選手:月1,000 ~ 1,200 km
なんと、リーダーボード1位のSTEPNerは、世界最高峰のマラソンランナーよりも長い距離を走っているのです。
もちろん、マラソン選手が距離を抑えているのには理由があります:
スピード練習やインターバルトレーニングも行う必要がある
怪我のリスクを避けるため
質の高いトレーニングと休養のバランスを重視
一方、STEPNのリーダーボード上位を狙う場合、ジョギングペースで負荷を抑えながら距離だけを稼ぐことが可能です。それでも、これだけの距離を毎日継続するのは驚異的としか言いようがありません。
この記録から見えるSTEPNの真の価値
月1,360kmという驚異的な記録を検証してきましたが、ここから見えてくるのは、STEPNが持つ本当の価値です。
Move to Earnを超えた世界
現在のリーダーボード上位でプレイしている人たちは、おそらく稼ぎをそこまで気にしていないと思います。
今のGSTやGMTの価格を考えれば、1日5時間も運動してどれだけ稼げるでしょうか?
それでも彼らが走り続けるのは、お金以外の価値を見出しているからです:
運動そのものの楽しさ
記録への挑戦
自己実現
コミュニティとのつながり
健康の向上
STEPNがガチランナーを生み出している
STEPNで本気でトレーニングしている人が、実際のマラソン大会に出場したら、かなりの上位に入れるのではないでしょうか。
事実、世界のオリンピック選手よりも長い距離を走っている人が、STEPNのコミュニティ内に存在しているのです。
FSL(運営)がこうしたガチランナーを応援し、実際のマラソン大会などとコラボレーションできれば、STEPNはさらに盛り上がる可能性があります。
逆に、既にマラソンをやっている人たちにSTEPNを勧めるのも良いアプローチではないでしょうか。彼らにとって、日々のトレーニングに少しの報酬とゲーム性、コミュニティが加わることは、魅力的な要素になり得ます。
ランナーを取り込むために必要な改善点
ただし、既存のランナーをSTEPNに呼び込むには、いくつかの課題があります。
現在のSTEPNは、走ること以外の部分に注意を払わなければならない要素が多すぎるのです。
適正速度レンジの問題
現在のSTEPNの靴には適正速度レンジが設定されており、その範囲を外れるとGSTやGMTアーニングの効率が落ちます。真剣に走っているランナーにとって、ペースを落としたり休憩するたびにスマホを取り出して一時停止操作をするのはストレスです。
改善案:速度レンジを外れたら自動的にエナジー消費を停止する
こうすれば、ランナーは走りに集中でき、気づいたときにムーブを再開すればいいだけです。アプリのことを気にせず、純粋に走ることに集中できる環境が必要です。
アブノーマルラン判定の厳しさ
現在、不正対策としてアブノーマルラン判定が導入されていますが、普通に走っているだけでボット判定されてしまうケースが報告されています。
真面目に運動している人が誤って取り締まられるのは、ユーザー体験として最悪です。今のあまり多くない稼ぎの額を考えれば、なぜそこまで神経を使わなければならないのか、という不満は理解できます。
マルチデバイス判定の問題
特に深刻なのがマルチデバイス判定です。
家族と一緒に歩いたり、MEETUPで他のSTEPNerと歩いているだけでマルチデバイス判定を受けたという報告が複数あります。私自信も他のSTEPNerと一緒にムーブしてマルチデバイス判定を受けたことがあります。
これは、STEPNの「みんなで歩く」「家族で健康になる」という本来の趣旨と矛盾しています。
家族やユーザー同士の絆を壊すような仕様になってしまっているのです。
実際、「家族と一緒に歩く場合は1〜2m離れて歩いてください」という対処法が共有されていますが、これは本末転倒です。せっかく一緒に散歩しているのに、わざわざ離れて歩かなければならない。しかも、離れていてもマルチデバイス判定を受けることがある――こんな状況では、誰も家族を誘おうとは思わないでしょう。
改善の方向性:規制を緩和する
もちろん、不正を推奨するわけではありません。しかし、理想は「不正をしている人だけが取り締まられ、真面目に歩いている人は一切影響を受けない」状態です。
現実には完全な判別は困難ですが、規制の閾値を厳しくしすぎると、真面目なユーザーまで巻き込んでしまいます。現在の経済状況を考えれば、もう少し規制を緩めても良いのではないでしょうか。
5〜6台のスマホを持って歩くような明らかな不正は取り締まるべきですが、夫婦で、兄弟で、親子で一緒に歩いているようなケースまで規制する必要はないはずです。
また今の技術で複数人で一緒に歩いている場合と複数端末を持って歩いている場合を区別することが困難なら、規制を緩める方向で調整すべきです。「疑わしきは罰せず」です。真面目に歩いている人が嫌な思いをする状況は、アプリとして健全ではありません。
稼ぎと規制のバランス
現在の稼ぎの額に対して、規制が厳しすぎるというバランスの問題があります。
月に数千円稼げるかどうかという状況で、なぜここまで神経を使わなければならないのか。ユーザー体験として、明らかに悪化しています。
運営が不正を取り締まりたい気持ちは理解できます。しかし、悪いことをして取り締まられるのと、悪いことをしていないのに取り締まられるのでは、ユーザーの受ける印象がまったく違います。
後者の場合、ユーザーは強い不満を持ち、アプリから離れていってしまいます。
「稼ぎ」から「健康」「コミュニティ」へ
STEPNの今後を考える上で、今は重要な転換点に来ていると感じます。
■「稼げる」を主軸にPRする時代は終わりつつある
稼ぎを主目的にして入ってくる人は、一時的には盛り上がっても、トークン価格が下がれば結局離れてしまいます。
むしろ、これからは運動習慣を身につけるきっかけやコミュニティを楽しむため、そして自分の記録に挑戦するためにSTEPNを利用するのが良いのではないでしょうか。
そして、「運動のついでに、お金もちょっと稼げるよ」くらいのスタンスの方が、長く続きやすく、健全だと思います。
実際、普通にランニングをしている人の多くは、お金がもらえることを知りません。でも走るのに「ちょっとした人参」があれば継続できる、という人がいるなら、それはアプリとして十分な価値があるのです。
私自身もSTEPNを始める前はランニングを全くしていませんでした。ですがアチーブメント実装をきっかけに「Runnerバッジが欲しいから」という、ある種不純な動機でランニングを始めました。
それが気づけば2年以上ランニングを継続し、今では月300km以上を走るまでになったのですから、人を運動させる動機づけとしてSTEPNは優れていると思います。
他のBCGとの決定的な違い
STEPNの最大の強みは、健康という普遍的な価値を提供できることです。
他のBCG(ブロックチェーンゲーム)は、結局のところ既存のWeb2ゲームと競合します。グラフィック、ゲーム性、開発力――これらの面で、大手ゲーム会社には到底敵いません。
しかも、普通のゲームはユーザーがお金を払ってプレイします。一方、BCGはユーザーがお金をもらってプレイするという構造です。この経済モデルで持続的に運営するのは極めて困難です。
しかし、STEPNは違います。
リアルな運動という、デジタルゲームでは代替できない価値を提供しているのです。これは他の一般的なBCGにはない、STEPNならではの強みです。
おわりに
月1,360km、1日平均45km、平均時速 9.1km――最初は信じられない数字でした。
しかし調査の結果、これは人間として不可能ではないことがわかりました。実際に月1,800km以上を走り続けた人の記録も存在します。
ただし、それを達成できるのは極めて限られた人だけです。そして、その限られた人たちが、今、STEPNのコミュニティにいるのです。
この事実は、STEPNが単なる「稼ぐアプリ」ではなく、本物のアスリートを生み出し、本気で運動に取り組む人たちが集まる場所になっていることを示しています。
トークン価格が低迷し、「稼げない」という声も聞こえる中で、それでもなお月1,360kmを走る人がいる。
その姿勢こそが、STEPNの持つ真の価値を体現していると、私は思います。
皆さんも、自分なりのペースで、健康のために楽しく続けていきましょう。記録への挑戦も良し、仲間との交流を楽しむも良し。STEPNには、それぞれの楽しみ方があるはずです。
