新しい仕事、新しい環境、それから、書くこと。
近況について
お久しぶりです、という前置きはどのくらい期間が空いたら使っていいものか、いつまでたってもよくわかりません。
以下の記事を上げてから、およそ半月ぶり。
いままでの投稿ペースを鑑みるに、これはお久しぶりをつかってもいい気がします。
今週の湯河原は冬がぶり返したかのように冷え込んでいて、先日は雪までちらついた様子。
その日、久しぶりに予定のない休みをいただいた僕は、部屋にひきこもっていました。
寒くなると色々と考え込んでしまうのですが、さきほどの記事を投稿してから、またリゾートバイトが始まってからもう半月もたったかと思うと、それだけ濃い時間を過ごしているのだなと感じられます。
半月/3ヶ月、経過。
その間、新しい環境において、およそ業務はこなせるようになったり、休みに伊豆へドライブにでかけたり、新生活と意気込んで2kgの米を買ったはいいが、炊くための機会も機械もないことに気づき、持て余していたりしています。
職場の人間関係にしても、みんなとてもくだけた雰囲気で、なかでもインド、ネパール、カトマンズからの技能実習生が数名おり、つたない英語で話しているうちに、わけがわからないくらい仲良くなりました。
落ち着いてきて
ただそうして適応していくにつれて、否応なしに自分が変化していることにも気づきます。
それは、夜型になりつつある生活リズムのことであったり。
noteの記事や本を読む時間、書く時間が減ったことであったり。
なにより、MUちゃんとのことだったり。
僕の中で、半月前はあれほど辛くて淋しい想いをしたことが、すでに過去になりつつあるのです。
もう彼女を想うことはあれど、涙があふれるということはなく。
自分が落ち着きつつある。
あるいは新しい仕事を始めなければ、今この瞬間も彼女のことで頭を悩ませていたのかもしれない。
僕には、なんだかそれがたまらないのです。
彼女と過ごした二年ちょっとと、彼女を一心に待ち続けた一年が、ほんの半月程度で落ち着くくらいのものだったんだと理解してしまう気がして。
仮にその柔軟さが、人間的な強さに分類されるものだとしても。
もっと弱くていい。
もっと不器用でいいから、彼女のことを想っていたい。
これが今の僕の、率直な悩みです。
達成について
この話はひとまず脇に置いて、いくつか前向きな話を。
ひとつめは、去年末に掲げていた目標が達成されたことについてです。
『有料記事で、1000円稼ぐ』
まだこれからのことに今ほどの憂いもなく、石川県七尾市の祖母の家でのうのうと暮らしていた僕の掲げたこの目標。
それが先月投稿した作品にて、めでたく目標額達成となりました。
そこにはノウハウ的記事である『100の質問』のアクセスが伸びていることや、皆さまからの支援の気持ち、Aさん(仮称)に直近の作品から初期の有料記事まで購入いただけたことが背景としてあります。
この場を借り、万感の思いをこめてお礼を言わせてください。
ありがとうございます。
充実のふところで
さて今一度、湯河原でのリゾートバイトに話を戻すと、こちらはちょっと意外なくらい充実しています。
全般業務ゆえ覚えることが多かったり、何度も階段の上り下りをする必要があったり、比較的若い男手であるため肉体労働にまわされたりしますが、そのすべてが上手くいっている、という気がします。
もともと体を動かすのは嫌いじゃないし、ホテルマンという職種をやってもみたかった。
そしてなにより、どんなことも肥やしになるかもしれない、と思えばこそ、グラス磨きひとつとってもわくわくした気持ちでいられるのでしょう。
寮も一人暮らしをするには充分だし、家具も備え付け、まかないも出るので、自分で買えばいいのはレタスと牛乳くらい。
坂と階段を上るコツもわかってきました。
……ただ。
ただ、充実しているからこそ、僕には見失ってはいけない道があることもわかります。
楽な仕事なんてない。
僕にとって今のこのリゾートバイトが、きれいに舗装された公道ならば、小説を書くことは忘れられた獣道とも言えるかもしれません。
雑草や石ころ、落ち葉で散らかった、好き好んでわけ入っていく者はいないような旧い道。
まだ僕はその道中にいます。
……新しい短編を書きました。
今の自分の状況に歩調を合わせながら、か細い流れを断ち切らぬように。
そうして日ごと慎重に立ち上げて。
ときには苦痛をともないながら。
来週にはお見せすることができる予定です。
もしもまた皆さまに読んでいただけるならば、こんなに嬉しいことはありません。
今後もどうか、乙川アヤトをよろしくお願いします。
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