【MYOGや洋裁する方必見!】まち針やクリップを使わないで縫うテクニックを服作りのプロが丁寧に解説してみた(後編) #57
はじめに
こんにちは!
パタンナーという洋服の設計をする仕事をしています、島村です。メンズのパタンナーをしてもうすぐ10年になります😀
趣味ではMYOG(Make Your Own Gear)というアウトドア用品の自作をしています。
今回は現役パタンナーが縫製のコツを伝授するという記事(後編)になります!前回の記事を見ていない方はまずはコチラ👇から見ることをおすすめします。
突然ですが、皆さんはこのように布を留めていませんか?


MYOGや洋裁界隈でたまに見かける光景なのですが、パタンナー目線からすると、むむむっ!となる現象のひとつです。
縫製始めたての方はその方法がやり易いということもあるかも知れませんが、一度その方法で慣れてしまうと留め具が毎回必要になってしまい縫う時間がかかってしまいます。(もちろん縫製に慣れてから留め具を少なくして上達していくのもアリです)
仕事で実際にトワル(仮縫い品やサンプル)を縫製するパタンナーはこのような考えや手の使い方で縫っているよ〜という実例がここでは紹介出来れば良いなと考えています。
この記事を読んで頂くと
✅まち針やクリップを使わないで縫製をすることができる
✅直線とカーブを上手く縫い合わせる事ができるようになる
✅縫製の効率が上がり、早く綺麗に縫う事ができる
といったメリットが得られるようにこの記事を分かりやすく解説していきます!それでは早速行ってみましょう🔥
前回の記事では、カーブがキツくなればなるほどアウトカーブの平行線の長さは大きくなるという性質がある(つまり縫い代付けをする際に縫い代巾が多ければ多いほど、縫い代端の長さは長くなります)という前提から直線とカーブを縫い合わせる際には、2つの注意点を意識する必要があるよ〜ということをお伝えしました。
ひとつは、縫い代巾を小さくする方法。
これは、素材特性と縫製仕様などを考慮する必要がありますが、縫い代を小さくすればするほど、直線とカーブの差寸は小さくなるので直線とカーブの縫製がしやすくなります。
2つ目の手の動かし方を説明します、という所で前回は終わったので、そこからお伝えしていければなと思います!
実際に34×15cmと19×10cmの2パターンでスタッフバックを作りながら縫製のコツをパタンナーが解説していきます🔥

②手の動かし方が1番重要
簡易的なパターンを2種類用意しました。

生地は、ダイニーマ(0.5oz)とコーデュラリップ(15d)の2つを用意します。どちらも縫いにくい生地なので普通の方ならクリップを用いる人の方が多いかなと思います。MYOGを始めた時はあった方が良いかなと思っていたのですが、手の使い方を工夫すれば留め具は不要でした!
自分が縫製する時に行っている
基本的な手の使い方とコツはこうです。
《手の動かし方とコツ》
─コツ①
直線のパターンを下にして
カーブのパターンを上にする
👉縫い合わせる2パーツを、どちらを上にするのか下にするのかは、基本的には上記の通りで良いと思います。(ただし、イセが入るパターンや服や雑貨の構造によって逆の方が良い場合もあります)
─コツ②
両手の役割を意識する
“右手は固定する役割”
“左手は調整する役割”
👉変に力を入れずに、早く縫う方が綺麗に縫うことが出来ます。だからこそ留め具を使うのはスムーズな縫製ができなくなるのと同義なのでおすすめはしません。両手の役割を意識しましょう!

やさしく生地を留める

ミシンの動きと縫い目に合わせて
調節する

布を調節しながら動かすとやり易い
スタッフバックの底布を縫製(小さいパーツの縫製)する時でも同様。

右手の人差し指とミシン台で固定するイメージ

布を調節しながら動かすとやり易い
ここの右手の中指で調節しながら左手を動かす時に縫い代端にフレア分量ができるように意識します!ここが、直線とカーブの縫い代端の差寸として現れるからです。
フレア分量ができるようにクイッと内側に入れるイメージで縫製すると上手くできると思います。
(文字だけの説明だと難しいですが…)
円の場合は波波が均一になると綺麗に縫えている証拠なので、縫製が苦手な方はスタッフバックを練習すると段々と上達すると思います✨


これがフレア分量(3.14㎝)として現れています
反対に、カーブを下にして縫うとフレアが出しにくいので手の調節が難しいです。また、縫い代端を合わせがちになるので、円の仕上がり線が余る可能性が高くなります。
ちなみに縫製工場の人は自分よりも比にならないほど正確性と早さが段違いです。笑
例えば、シャツのAHの折伏せ縫いをする際の地縫いでは左手で袖パーツをアコーディオン状にして高速で縫い上げることが出来ます。左手はミシンの早さに合わせて布を送りながら綺麗に縫うのを見るとビビります。
Instagramでショート動画も作ったので是非見てみてください〜!
ストーリーでは、バックパックの進捗状況などを公開しています。為になる情報や面白いものづくりなどを発信していくので良ければフォロー宜しくお願いします!
スタッフバック完成したらこちらに添付します!
まだ、ネットで注文したコードアジャスターが届かないので途中で止まっているので💦笑
道具を使うのも良いですが、慣れてきたら自分の技術を磨いてより素敵なものづくりが出来るとより成長した実感を得られるのでおすすめです♪
P.S.
ちなみになぜスタッフバックをここで作るのかというと、バックパックのパッキングでこのサイズのスタッフバックが必要だからです。欲しいULタイプの寝袋とフロアレスシェルターが16万くらいするので、渋っています笑
バックパック製作にお金をかけているので今は節約をしてパッキング模型という形でスタッフバックを作るという訳です。バックパックが完成したら実際に寝袋とフロアレスシェルターを購入してパッキングして実際にフィールドテストをしてみます!🔥
バックパックを作る方はいきなり高額なギアを購入しなくてもこんな方法があるヨ!という紹介でした。
おわり。
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【MYOG進捗状況】
2026年5月⇒進捗率47%(4/10)
【note進捗状況】
2026年5月⇒進捗率57%(57/100)
これらの進捗は2027年4月までに達成する目標です🔥エイエイオー!
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ここまで読んで下さりありがとうございます。
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P.S. このnoteは基本的に自分が哲学本を読んだり、ものづくりをしていく中で面白いと思った内容を4000文字〜10000文字くらいの文章量にまとめています!(最近は3000文字多め)
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