おかえり。櫛島キャンプ場
昨年、「櫛島キャンプ場の復活を願う」という記事を書いた。それは休業を信じれないまま、大田市に電話をして“管理者不在による閉業”だと知り、「この場所だけは無くなってほしくない」と思いながら書いた記事だった。
記事から1年。先ほど、何気なく櫛島キャンプ場について調べていたら、思わず「え?」と声が出た。

櫛島キャンプ場は島根県大田市温泉津町にある海辺のキャンプ場だ。広島から車で1時間半ほど。岩場に囲まれた独特な地形の中で、穏やかな内海と荒々しい外海の両方を楽しめる。

自身も10年以上通った場所なので思い出も山ほどある。今でも一番好きなキャンプ場はどこかと聞かれたら、迷わず櫛島を挙げる。ここ数年は暑さもあって夏キャンプから少し遠ざかっていた。
それでも閉鎖の知らせを聞いた時は自分で思ってた以上にショックだったことに気付かされた。当たり前にあったものが無くなる。ただそれだけの話なんだけど、自分の中でどれだけ大きな存在だったのかに気付かされた。

櫛島の魅力はキャンプ場だけじゃない。海で遊んで、温泉津温泉に行って、またキャンプ場へ戻る。僕の中ではその一連の流れ全部が櫛島だった。派手な設備もないし、流行りのキャンプ場みたいなサービスがあるわけでもない。
でも自然の中で過ごす時間の豊かさみたいなものを思い出させてくれる場所だった。
昨年の記事の最後で僕は「このキャンプ場を引き継ぎたい人はいませんか?」と書いた。もちろんあの記事で再開したわけでもないし何かが変わったわけじゃないけど、あの時残ってほしいと思った場所がこうして帰ってくる。
それがただただ嬉しい。今年の夏は久しぶりに行こうと思う。あの海も。
あの岩場も。あの熱い温泉も。きっと変わらずそこにあるはず。
櫛島キャンプ場、おかえり。

