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ダイエットにおける運動と食事介入の最適解

参考文献

Xie Y, et al. Effects of Different Exercises Combined with Different Dietary Interventions on Body Composition: A Systematic Review and Network Meta-Analysis. Nutrients. 2024;16(17):3007. doi:10.3390/nu16173007.

さまざまな運動と食事介入の組み合わせが身体組成に及ぼす影響:系統的レビューおよびネットワークメタ解析


とりあえず内容を知りたい方はここ(論文の要約)

目的

健康な成人を対象に、

  • カロリー制限

  • 時間制限摂食

  • 5:2間欠的断食

  • ケトジェニックダイエット

と運動を組み合わせた際、体重、BMI、体脂肪率、除脂肪体重の改善にどの戦略が最も効果的かを比較・検討することです。

方法

2024年5月までに発表された78件のランダム化比較試験(RCT)、合計5,219名のデータを対象としました。
ネットワークメタ解析および累積順位曲線下面積(SUCRA)を用いて、各介入の有効性をランク付けしました。

結果

体重、BMI、体脂肪率の減少において、カロリー制限と運動の組み合わせ(CR+EX)が最も高い効果を示しました。
一方、除脂肪体重(筋肉量)の維持については性差が認められ、男性ではCR+EXが、女性では時間制限摂食と運動の組み合わせ(TRF+EX)が最も効果的でした。
ケトジェニックダイエットと運動の併用は、体重減少には寄与するものの、筋肉量の維持や体脂肪率の改善においては他の手法に劣る結果となりました。

結論

除脂肪体重を維持しながら体組成を改善するための最も推奨される戦略は、カロリー制限と運動の組み合わせです。
ただし、女性の筋肉量維持に関しては時間制限摂食と運動の併用が最適である可能性が示唆されました。


ポイントと感想

カロリー制限+運動

世の中、様々な食事法が流行する中で、カロリー制限と運動の組み合わせが体組成改善において最も確実なエビデンスを示しました。

単に体重を落とすだけでなく、体脂肪率の減少においてもトップの成績を収めています。
摂取エネルギーを明確に管理することで、運動による消費エネルギー増加を確実に負のエネルギーバランスへ繋げられるためですね。

筋肉量維持における性差の考慮

除脂肪体重(筋肉量)を維持するための最適解は男女で異なっていました。

  • 男性:カロリー制限 + 運動

  • 女性:時間制限摂食 + 運動

女性において特定の時間内でのみ食事を摂る方法が筋肉量維持に有効であった理由は、ホルモンバランスや代謝特性の違いが関与している可能性があります。
女性クライアントに対して過度な制限よりも食事時間のコントロールを提案する方が、筋量の維持において効果がありそうです。

ケトジェニックダイエット

ケトジェニックダイエット(KD)ですが、運動と組み合わせた場合には注意が必要ですね。
今回の結果では、KD+運動の組み合わせは体重減少こそ認められるものの、体脂肪率の低下や筋肉量の維持において最も低い評価となりました。

これには、高脂肪食による脂肪蓄積のリスクや、炭水化物不足による筋グリコーゲン貯蔵の減少が影響していると指摘されています。さらに、長期的なKDが細胞老化を誘発する可能性も示唆されており、パフォーマンス向上や健康増進を目的とする運動療法との併用には、慎重な検討が必要です。

ではでは。

#整形外科 #理学療法士 #リハビリテーション

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