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筋肥大の鍵はストレッチポジションにあり

参考文献

Pedrosa GF, Lima FV, Bentes CM, Larson-Meyer DE, Cruz-Montecinos C, Castro JB, Chagas MH. Partial range of motion training elicits favorable improvements in muscular adaptations when carried out at long muscle lengths. Eur J Sport Sci. 2022;22(8):1250-1260. doi:10.1080/17461391.2021.1927199.

長位(筋肉が引き伸ばされた状態)での部分可動域トレーニングは、筋適応において良好な改善を引き出す


とりあえず内容を知りたい方はここ(論文の要約)

目的

この研究では、レッグエクステンションにおける異なる可動域(ROM)の設定が、部位別の筋肥大および筋力向上にどのような影響を与えるかを比較検討することを目的としています。
特に、筋肉が引き伸ばされた状態での部分可動域トレーニングの効果を検証しました。

方法

トレーニング経験のない女性45名を、コントロール群および4つのトレーニング群(全可動域:FULLROM、初期部分可動域:INITIALROM、終動部分可動域:FINALROM、可変可動域:VARROM)に無作為に割り当てました。
12週間にわたり計36セッションの膝伸展トレーニングを実施し、前後で各ROMの1回最大挙上重量(1RM)および大腿直筋・外側広筋の部位別筋断面積(CSA)を測定しました。

結果

INITIALROM群(筋伸長位でのトレーニング)は、大腿骨遠位部において他のすべての群よりも大きな筋肥大を示しました。
筋力に関しては、各群とも自身がトレーニングしたROMにおいて最大の向上を示す「特異性」が確認されましたが、VARROM群(日替わりでROMを変更)はすべての評価範囲で均一な筋力向上を達成しました。

結論

膝伸展エクササイズにおいて、筋肉が引き伸ばされた初期段階で負荷をかけることは、全可動域トレーニングや収縮位でのトレーニングよりも、特定の部位において効率的な筋肥大を促進することが示唆されました。


ポイントと感想

筋伸長位での負荷と筋肥大

個人的には、全可動域(FULLROM)で動かすよりも、筋肉が引き伸ばされた状態(INITIALROM)で部分的に動かす方が、遠位部の筋肥大において優位であった点がポイントだと思います。

筋肥大を目的とするならば、どの範囲で動かすかが結果を左右します。
特に大腿直筋においては、筋が伸長する機会がある群(INITIALROMやVARROM)で顕著な成長が見られたことから、ストレッチ刺激の必要性が示されています。

筋力向上の特異性と可変可動域

今回、INITIALROMとFINALROMを日替わりで実施したVARROM群は、すべての角度において特定のROM特化群と同等の筋力向上を果たしました。
これは、日によって可動域を変えることで、それぞれの可動域においてフルレンジの時よりも重い負荷を扱えたことが要因の一つと考えられます。

ではでは。

#整形外科 #理学療法士 #リハビリテーション

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