【5分で分かる中学社会】ヨーロッパ⑧各国の特徴
前回はヨーロッパの工業について学びました。今回はヨーロッパの各国の特徴をまとめます。
1:各地域の特徴
まずはざっくりとした地域の理解から始めましょう。次のようなイメージをもっておくと各国の理解がスムーズになると思います。
・西ヨーロッパ
→先進国が多い。工業が発達
ゲルマン系&プロテスタント中心
・北ヨーロッパ
→資源が多い。福祉が発達
ゲルマン系&プロテスタント中心
・南ヨーロッパ
→農業や観光が中心
ラテン系&カトリック中心
・東ヨーロッパ
→発展途上の国が多い。農業中心。
スラブ系&正教会中心
まずは大まかな地域のイメージをもっておきましょう。
2:各国の特徴
それでは各国の特徴について確認していきましょう。まずは西ヨーロッパからです。
①西ヨーロッパの国
<イギリス>
・産業革命が起こった国
→かつては「世界の工場」
・現在はロンドンが金融都市として発展
・北海で石油を採掘
・本初子午線が通っている。島国。
・2020年にEUを離脱(ブレグジット)
<フランス>
・農業大国で小麦の生産がさかん(混合農業)
→「ヨーロッパの穀倉地帯」
・工業では航空機の生産に強み
・電力では原子力発電に頼る国
・ファッションや観光の中心地
例:首都のパリ
<ドイツ>
・ヨーロッパ最大の工業国
→ルール工業地帯が有名
・自動車の生産に強み
・EUの中心的な存在
・電力では再生可能エネルギー
(太陽光、風力など)に力を入れている。
<オランダ>
・国土が小さいため干拓を行った。
※干拓とは海の水を抜いて陸地にすること
→埋め立てとは違うので注意。
・オランダの干拓地をポルダーとよぶ。
・ユーロポートがあり、貿易の中心地
・都市に花などを売る園芸農業を行う。
例:チューリップの生産
<スイス>
・アルプス山脈が位置する国
・時計などの精密機械や医薬品に強み
・永世中立国として有名
→戦争への反省から中立を宣言
→どこの国とも同盟は結ばない
→EUにも加盟していない。
②南ヨーロッパの国
<イタリア>
・地中海性気候の国
→地中海式農業を展開
→オリーブやレモンの生産
・北部は工業、南部は農業と観光
・革製品に強み。ファッションもさかん。
・首都ローマの中にはバチカン市国がある。
<スペイン>
・地中海性気候の国
→地中海式農業がさかん。
→オリーブやオレンジの生産
・観光業も有名
③北ヨーロッパの国
<ノルウェー>
・北海で石油が採れる。また漁業もさかん。
・海岸線でフィヨルドが見られる。
・資源が豊かな国
・水力発電が中心の国。
・EUには加盟していない。
<スウェーデン>
・鉄鉱石がよく採れる。(キルナ鉱山)
・森林(タイガ)が広がり林業が発展
→家具作りもさかん
・自動車も生産している(ボルボ)
・2024年にEUに加盟
④東ヨーロッパの国
<ポーランド>
・農業が中心の国
・人件費が安く企業が進出している
→工業も徐々に発展
・スラブ系が多いがカトリックが中心の国
<ウクライナ>
・農業が中心
→黒土(チェルノーゼム)と呼ばれる
栄養価の高い土が広がる
→小麦の生産が多く「世界のパンかご」
と呼ばれている。
・ロシアに侵攻され、情勢が不安定
・EUには加盟していない。
<ルーマニア>
・農業が中心の国
・工業はまだ発展途中
→所得も西ヨーロッパより低い
・東ヨーロッパにあるがラテン系の国
→ローマ帝国時代の影響
(ルーマニアの語源はローマ人の国という意味)
3:地図の確認
今回登場した国を地図で確認しましょう。また、今回触れていないけれど、よく耳にする国も地図にまとめておいたので、あわせてご確認ください。

4:まとめ
今回はヨーロッパの各国の特徴についてまとめました。農業や工業で復習する内容も多かったですね。忘れてしまった人は一度戻って確認してみましょう。リンクを貼っておくのでご活用ください
練習問題はこちら
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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