見出し画像

打開のヒントは、昭和3年のマクラメ本にあった

 こんにちは、owarimao です。春ですね。
 14日はうちの子の卒業式でした。その2日前に軽く熱を出したりで慌てたのですが、無事に小学校を卒業しました。
 そんなこんなでマクラメがはかどっていない! 金曜には投稿しなきゃいけないのに!

 前回は「下のような模様を作ろうとしてうまくいかない」というところで終わりました。

『マクラメパターンブック』より

 『マクラメパターンブック』に載っている図のとおりに結ぶのはかんたんです。でも、書いてあるように2色の糸を使っても、上のような模様が出てこないんです。
 この本は教科書として広く使われているそうなので、「本が間違っている!」という可能性は低そうですが……
 小さな写真を虫眼鏡でいくら眺めてもラチがあかないので、情報を求めて、手持ちのほかのマクラメ本を見直しました。どこかに似たような模様が載っていないかと思って。
 そしたら、こんなのがありましたよ。昭和3年に出た古い本です。

「手がら」は、日本髪を結うときに使うヘアアクセサリーですね
漢字では「手絡」と書きます(今さっき知った)

 よく見ると結び方は異なるようですが、でも同じような色の出方をしています。
 説明のページはこちら。左下の「糸の掛け方」の図解が、今回の突破口になりました。2色の糸の並べ方が鍵になります。

 さて並べた糸を「花形結び」にするといいますが、この説明でわかりますか? NO!

 下の図を見ると、「花形結び」とはどうやら、
 「『右斜め』『左斜め』の巻き結びを、棒針編でいう『一目かのこ』みたいに組み合わせる」
 
ということらしいです。

 「花形結び」は最近の本では見たことないですが、この本では「基本結び」の一つとして登場しています。

「花形結び」の小さなパーツを七宝結びにした例
広めの面積を「花形結び」すると、ごく細かい格子のように見える
これも「花形結び」。はやっていたのかな?

 ふむふむ……「斜め巻き結び」の向きをこまめに変えればいいのね。一段目は「右巻き」、次の段は「左巻き」というふうに繰り返します。すると……たしかに色が分かれて出てきました!

短い余り糸を使って実験

 よしこれでいこう! と奮い立って、結び始めました。でも糸が短かすぎてここまでしかできませんでした……やり直し。

巻き結びはけっこう糸をたくさん使うんだよ
70cmじゃ短すぎる

 「花形結び」は慣れてくると、わりとかんたんで気楽に結ぶことができます。
 「横巻き」「縦巻き」を組み合わせて一目かのこにすることもできそうですが、それより左右の「斜め巻き」を組み合わせるほうが手間が少なくてラクです。結び目のあいだにわずかに隙間ができるので、横巻きをぎっしり結ぶよりは早くできます。
 参考にした本の著者、河野富子氏はこう書いておられます。

糸の交りまじりがまるで変つて、中央の菱の中が鹿の子絞りの様になり、両側は黄と赤が無地になつて表れます。

『現代婦人手芸全集 マクラメレース篇』 昭和3

 確かにそんな感じですね。ただ実際にやってみて、こんな発見もありました。それは、

こんどは120cmにしました

 裏側のほうがむしろすっきりしてスマートに見える、ということ。こちらを表として使おうと思います。
 白い糸が縦に渡った部分は、アフガン編みみたいな雰囲気です。

裏側

 さて……下の写真の結び方は、いまだに謎のままですが。でも似たようなものは作れたので、今回はこれでよしとします。

やったよ



卒業式でもらったコサージュを、以前作った一輪挿しに挿してみました

いいなと思ったら応援しよう!