【フィリピン教育移住のリアル】「フレンドリー」を信じて行くと後悔します|1年住んで友達がほとんどできなかった話
こんにちは!フィリピンのタガイタイに2025年8月に小学生の双子と教育移住をした40代ママです。1年の親子留学を経て子供達の英語が上達し、無事に日本のインターナショナルスクールに合格した為、予定を変更して本帰国を予定しています。
移住前、私が安心材料にしていたのが「フィリピン人はフレンドリーだから、すぐ友達ができるよ」という言葉でした。ネットにもそう書いてありますし、実際に旅行で訪れたときも、みんな笑顔で話しかけてくれました。だから移住したら、ご近所のママたちとすぐに打ち解けて、休日はお互いの家を行き来して……そんな絵を勝手に思い描いていました。
でも、1年経った今、正直に書きます。「仲良くなれた」と胸を張って言える現地の友人は、驚くほど少ないです。
今日は誰も書かない、この「壁」の話をします。
フレンドリーは本当。でも、そこから先が長いです
まず誤解のないように言うと、フィリピンの方が親切でフレンドリーなのは事実です。スーパーで困っていれば声をかけてくれますし、子どもには必ずと言っていいほど笑いかけてくれます。学校の送迎で顔を合わせるママたちも、会えば「ハーイ!」と手を振ってくれます。
ただ、その笑顔は「入口」であって「距離が縮まったサイン」ではない、というのが1年住んでの実感です。
日本人の感覚だと、あれだけニコニコ話しかけてくれるなら、次は連絡先を交換して、お茶して、子供も一緒に遊んで、お互いの家に呼んで……と段階が進んでいく気がします。でもフィリピンでは、そこから先に踏み込むまでのハードルが、実は日本よりずっと高いように感じます。
仲良くなるまでは、日本人以上に遠慮する。踏み込みすぎない。相手の領域を尊重する。表面の明るさとは裏腹に、内側はとても慎重です。家に招き合うような関係になるのは、想像以上に難しいというのが、いちばん驚いたことでした。
むしろ外国人同士のほうが、あっさり仲良くなれます
面白いのは、アメリカ人や他の国から来ている外国人とのほうが、圧倒的に距離が縮まりやすいことです。
お互いに「よそ者」という共通項があるからでしょうか。初対面でも「どこから来たの?」「どのくらい住んでるの?」「あそこの学校どう?」と、いきなり中身のある話が始まります。困っていることも似ているので、情報交換が自然と発生します。ランチに誘われるのも、誘うのも、ハードルが低いです。
地元のコミュニティは、すでに完成された人間関係の輪があります。親戚づきあいが濃く、週末は家族単位で過ごすのが当たり前。そこに移住1年目の外国人が入っていくのは、悪意でも冷たさでもなく、単純に「席が空いていない」という感覚に近いです。
子連れだと、ママの交友関係は本当に広がりません
そしてもうひとつ、これは移住前にまったく想定していなかった落とし穴です。
ワンオペ、子連れで動いていると、大人同士の関係が育つ時間が物理的にないのです。
学校のイベントで「あ、この人ともっと話したいな」と思っても、そういうときに限って子どもは「もう帰りたい」モードに入っています。せっかく会話が盛り上がってきても、双子のどちらかが「ママ、ぜんぜん私の話聞いてくれない」とふくれてしまう。結局、話を切り上げて帰ることになります。
しつけの問題なのかもしれません。もっと上手にやっているママもいるのかもしれません。でも現実として、私の交友関係は「子ども中心」でしか広がりませんでした。子ども同士が仲良い家庭のママとは話す。でもそれ以上には進まない。1年もいるのに知り合いが少ないな、というのが正直な感想です。
平日のお昼間に開催されるExpatの集まりにも参加してみましたが、若いフィリピン人と結婚している年配の外国人という組合せのカップルだらけで、あまり私と共通点もなく、また既にコミュニテイも出来上がってしまっていたので結局、1度行っただけで2回目以降は行かなくなってしまいました。
それでも移住して良かったと言い切れる理由
ここまで読むと、暗い話に聞こえるかもしれません。でも、私は移住して本当に良かったと思っています。
理由はシンプルで、私が求めていたのは「私の友達」ではなく「子どもの経験」だからです。
子どもたちは、1年前は人見知りで話しかけられるのを待っていましたが、今では初対面の子に自分から話しかけます。英語力もそうですが、この変化ひとつで、移住の元は十分に取れたと思っています。
そして親のほうも、「深く狭く」から「浅く広く」へと期待値を切り替えれば、この国はとても居心地がいいです。深い友情はなくても、毎日の挨拶と笑顔、そしてどうでもいい雑談がある。それだけで、異国での暮らしは驚くほど穏やかになります。
まとめ:期待値を変えれば、移住はもっと楽しくなります
フィリピン人はフレンドリー。でも「深い関係」になるまでの壁は日本より高いです。
外国人同士のほうが、あっさり距離が縮まります。
子連れだと、大人の交友関係は広がりにくいです。これは仕方のないことです。
それでも、子どもは勝手に世界を広げていきます。
親の英語は「雑談力」を鍛えると、暮らしが一気に楽になります。
移住は、思い描いた通りにはいきません。でも、思い描いていなかったところに宝物が落ちています。教育移住は子供が学校に行っている間の親の時間の過ごし方で成否が決まると言っても過言ではないかもしれません。
不安を抱えている方に伝えたいのは、その不安はほぼ全員が通る道で、そして時間が解決してくれるということです。どうか、笑顔の向こう側の話も知ったうえで、それでもワクワクしながら来てください。
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