見出し画像

【親子留学】その先にあるものは?

親子留学を決意する保護者の多くが「英語を話せる子に育てたい」「日本以外で生活や仕事ができる選択肢を与えたい」という明確な目標を持っていると思います。
その為に自身の仕事を辞めたり転職したりして国外へ。
子供をインターナショナルスクールへ入れ、塾や補講に行かせ、お金と時間を投資します。

頑張っている割に、もしかしたら英語力は思っている程身につかないかも知れませんし、頑張ったかいがあって、英語力が身について日常生活は全く苦労しなくなるかもしれません。どちらに転んでも、子供が社会に出て、生きていく為に本当に必要なものは何なのかを考えてみたいと思います。

※この記事の内容は小学生留学を検討されている、もしくはしている方向けの記事となります。

親子留学の親が陥りがちな落とし穴

多くの親が「英語ができれば将来はよりよくなる。」と考えがちです。これは私もそうです。英語はグローバル社会では重要なツールで、確かに選択肢を広げてくれます。ただ、それだけでは子どもの将来を保証するものではもちろん、ありません。

もっと本質的な成長の機会を見逃してしまう。これが親子留学における最大の落とし穴かもしれません。

学力と将来の収入:本当の関係性

英語を学び、国際的に活躍できる人材になる。ということは当然高い年収を得られる機会も得るという意味であると思います。私も選択肢としてそういうカードを将来持たせてあげられたらいいな。と思って親子留学をしています。

フィリピンに限らずだと思いますが、国外にいると、ネガティブな事も多く考えます。

「フィリピンの算数はすごい遅れているな…」
「漢字が怪しくなってきているな…」
「理科はどちらかというと英語みたいな内容だな…」
「道徳の授業とか当たり前だけど無いんだな…」
etc.. etc…

今だけを見ると焦ってしまいますが、研究によれば、子どもの学校での学力差は将来の収入にそこまで影響しないそうです。
テストの点数や語学力といった「認知能力」だけでなく、実は非認知能力が、長期的な成功を左右する重要な要素と。

確かに、いくら偏差値が高くても、誠実さに欠ける人や、一緒に働きたいと思えない人は社会に出てから成功できるのか?と言われると疑問符が付きます。これはどこの国に行ってもそうだと思います。

非認知能力が未来を創る

社会に出てから本当に必要とされるのは:

  • 誠実さ - 約束を守り、責任を果たす力

  • コミュニケーション能力 - 多様な人々と協働できる力

  • リーダーシップ - 人をまとめ、主体的に動く力

  • 勤勉さ - 目標に向かって粘り強く取り組む姿勢

興味深いことに、非認知能力は認知能力を高めることができますが、その逆は成り立ちません。つまり、テストで高得点を取れても、それだけでは誠実さやリーダーシップは育たない。

幼少期〜小学生の留学に本当に必要な活動

では、留学中の日常生活で、どのような経験を子どもに提供すべきでしょうか。

遊びこそが最大の学び

「遊ぶこと」は、子どもにとって最も重要な学びの場です。

  • 微細運動(指先を使う遊び、工作、お絵描き)

  • 大きな運動(走る、跳ぶ、登る、スポーツ)

これらの活動を通じて、子どもは問題解決能力、創造性、社会性を自然に身につけていきます。こういった活動を英語環境でさせられるのが親子留学のメリットになると思います。

人的資産への投資という視点

留学は、お金と時間という貴重な資源の投資です。しかし、それは英語という「スキル」だけへの投資ではなく、子ども自身の人的資産への投資と捉えるべきです。

若いうちに様々な経験をさせることで:

  • 多様な価値観に触れる

  • 異なる文化や環境に適応する力を養う

  • 自分の興味や強みを発見する

これらの経験が、将来の選択肢を広げ、人生を豊かにしてくれます。子供たちがある程度の年齢になった際に、英語ができると、この選択肢を広げる際の垣根を下げてくれることには間違いありません。

留学期間中に英語がバイリンガルレベルにならなくても(2年の留学では恐らくバイリンガルレベルには到達出来ません)中学、高校、大学とまだまだ学べる期間があるので、本人が興味を持って取り組んでくれれば、十分に取り返せると思っています。
逆にいうと、フィリピン留学期間中は英語以外は捨てて、非認知能力を上げる方に舵を切ったほうが長期的にみて成功する確率があがるのかもしれません。

社会人として成功するために

実際の職場で評価されるのは、英語力以上に:

  • リーダーシップを発揮した経験がある

  • 主体的に物事に取り組める

  • 人をまとめる力がある

  • 誠実に仕事に向き合える

こうした能力は、一朝一夕には身につきません。

経験の場を意図的に創る

  • スポーツチームでの活動

  • 部活動での役割分担

  • 生徒会などのリーダー経験

  • 地域のボランティア活動

これらの経験こそが、将来の糧となる様です。(本によると)
我が家の場合は、現在は積極的に学校のスポーツイベントに参加するくらいですが、5年生からは日本に戻るので、日本に戻ってから役割、リーダー体験などしていってもらえたらと思っています。


親子留学は、英語力という「点」ではなく、人間力という「面」を育てる機会。

膨大なお金と時間を投資する親子留学。時間は比較的あるので、この貴重な機会に留学の先にある子どもの豊かな人生全体を見据えて、多様な経験の機会を意図的に創っていってあげたい。そして立ち止まって子供の将来と一緒に自分の将来もちゃんと考える。子供はいずれ巣立ちます。

英語はツール。それを使って何を成し遂げるか、どんな人間になるか——それこそが、親子留学の真の価値だと思います。

参考図書
科学的根拠(エビデンス)で子育て 教育経済学の最前線 [ 中室牧子 ]

https://rpx.a8.net/svt/ejp?a8mat=45IF55+2J3CC2+2HOM+BWGDT&rakuten=y&a8ejpredirect=https%3A%2F%2Fhb.afl.rakuten.co.jp%2Fhgc%2Fg00q0724.2bo11c45.g00q0724.2bo12179%2Fa25112253373_45IF55_2J3CC2_2HOM_BWGDT%3Fpc%3Dhttps%253A%252F%252Fitem.rakuten.co.jp%252Fbook%252F17995386%252F%26m%3Dhttp%253A%252F%252Fm.rakuten.co.jp%252Fbook%252Fi%252F21378593%252F%26rafcid%3Dwsc_i_is_33f72da33714639c415e592c9633ecd7

最後に

親子留学する前にある程度の英語を日本で学ぶ事を強くお勧めします。子供は魔法のように語学を習得できるようなイメージがありますが、全くそんな事はありません。
英語力ゼロから小学校に入るのはやはり本人が苦労します。ABCだけでも分かっているのとそうでないのとでは、慣れるスピードが全然違います。日常会話が既にできればお友達を作るのもそこまで時間はかからないでしょう。最大限効果を得る為に日本でもある程度の勉強を、場合によっては一度短期留学をして、英語が話せない、でも話したい!と思える経験を子供たちに一度してもらってその後日本での勉強に前向きになってもらうような工夫も良いと思います。

日本では教室で勉強し、そのままオンライン転籍も可能な英語学習で学習が継続できる仕組みがあります。


いいなと思ったら応援しよう!

かおりん@フィリピンタガイタイ親子留学〜情報発信チャネル〜 よろしければ応援お願いします! いただいたチップはフィリピンでの挑戦に使わせていただきます!