[ダメEXCEL] 游ゴシックを使ってはいけない 「ミスとストレス」を生む
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【まとめ】
・エクセルでは、以下のフォントを使う。
日本語:MS P ゴシック
英数字:Arial(アライアル)
・設定方法
1 「ページレイアウト」の「フォント」から(推奨)
2 「ファイル」の「その他」の「オプション」から
3 「シート」全体を指定して設定
・初期設定の「游ゴシック」のままだど、送り先に嫌がられる(気遣いない奴、と思われるおそれがある)。

イラストがちょっとシニアすぎる?
【説明】
游ゴシックは見づらい
最近のエクセルでは、初期状態では「游ゴシック」になっています。
昔は「MS ゴシック」でした。
「MS ゴシック」は「汚い」との評価もあり、「游ゴシック」に変わったようです(MSはマイクロソフト。マイクロソフト専用のフォントということ)。
しかし、「游ゴシック」は見づらい。
洒落ているのかもしれないけれど、見づらい。本当に見づらい。
特に、文字サイズ(pt/ポイント)が小さいと、薄くなって白地背景との明暗度が低くなり、大変見づらくなります。
送られてきたファイルを開いて、フォントが「游ゴシック」だとがっかりします。正直、「気遣いできない(&スキルのない)奴」と思ってしまいます。「ダメノート」行きです。
若くて目がいい人は、「游ゴシック」でも問題ないのかもしれませんが、「お役所」が、あるいは社会全体が高齢化している中で、「年寄り」(50代以上)にも見やすいフォントを使う気遣いが欲しいものです(そういう意味で、マイクロソフトはダメダメだと思っています)。
特に、管理職や「エライ人」(理事者・議員)は「年寄り」が多いですから。
誰かに見やすいものは、誰にも見やすい、はずです。
というよりも、「気遣い」のレベルどころではなく、文字(数字)が見づらいと「読み間違い」のリスクが高まりますし、利用者の負担(ストレス)も高くなります(私なんで、見ただけでストレスなので、フォントを変えてしまいます)。
「ミスとストレスを減らす」。
そのため、フォント設定は非常に重要です。
本来は組織として、統一したルールがあるべきです。
実際に、「游ゴシック」と他のフォントを比べてみます。
・エクセルの表示率 100%

・表示率130%

・表示率145%

手元の画面のサイズによって文字の大きさが異なるので、実際の文字サイズとは異なるかもしれません。
しかし、明らかに游ゴシックは薄いのです。
12ptですら薄く見えます(特に日本語)。
これでは、認識力が低下し、作業効率を低下させます。
一方、メイリオ(Meiryo)は、9ptでも、他のフォントよりは見やすいといえます。
さすが、「明瞭(めいりょう)」が語源のフォントです。
しかし、見やすい分、幅を取ります。
日本語はそうでもありませんが、数字の場合は、明らかに他より幅を取ります。
これは、同じ表を作っても、表の大きさが大きくなってしまう、ということです。
「見やすい」のが、逆に「緩慢」と受けたられることもあります。
一番は、「見やすさ」と「コンパクトさ」のバランスです。
英数字に関しては、ゴシックでもいいのですが、少し小さい。
Arialの方がより大きくはっきりしている一方、メイリオほどは場所を取らないという利点があります(メイリオの方が、3・6・8・9の誤読が少ないという利点もありますが)。
以上から、エクセルのフォントは次が一番です。
利用すべきフォント
日本語:MS P ゴシック
英数字:Arial
*MS P ゴシックのPは「プロポーショナル フォント」の略です。文字によって幅が異なり、自動で調整されます。どの文字も同じ幅(等幅)にしたい場合は、MS ゴシックを選びます(ただし、緩慢に見える)。
上記がエクセルで「あるべき」フォントです。
とはいえ、日本語(文字データ)と英数字を入力の度に変えていたら大変です。
なので、私は以下の通り対応しています。
フォントの設定方法
1 ページレイアウトの「フォント」で設定(推奨)
①ツールバーの「ページレイアウト」⇒ 左の「フォント」⇒ 一番下の「フォントのカスタマイズ」をクリック
または
Alt ⇒ P ⇒ F ⇒ C

下のダイアローグ(小ウィンドウ)が開くので、
英数字用のフォント:Arial
日本語文字用のフォント:MS P ゴシック
に設定する

一番下の「名前」を入れて(ここでは「お役所のエクセル基本形」)として、保存する。
再度、「ページレイアウト」から「フォント」をクリックすると

上で保存した名前が出ているので、クリック。
★注意★
これにより、ファイル(ブック)内のフォントは全て、このとおりになる。
2「ファイル」の「その他」の「オプション」から設定する
ツールバーの「ファイル」⇒ 左下の「その他」⇒「オプション」 ⇒

「全般」 ⇒「新しいブックの作成時」の「フォントサイズ」の「次を既定フォントとして使用」で「MS P ゴシック」を選ぶ。

*合わせて、以下も設定します(推奨)
フォントサイズ:11、シートの数:1(不要なシートがあると、入力者を惑わせるため)
「OK」⇒ エクセルを一旦閉じて、再起動 ⇒ 新規ブック(ファイル)を開くとフォントが適用されている(既存のファイルのフォントはそのまま)。
この後、1でシート全体を選び、フォントを「Arial」にしておく。
★注意★
上記で「Arial」を選択すると、英数字は「Arial」になっても、日本語は「游ゴシック」のままとなる、と思うのですが、私が試したら、「Arial」を選択して新規ブックに日本語を入れるとMSゴシックになっていました。
これは、私の環境だからか、一般的なのかは未確認です。
3 シートのフォントを変える
私は、他の所属や外部からきた表や入力表が「游ゴシック」になっていると見づらいので、以下の手順で直していました(1の手順でも直る?)。
① シート全体を範囲指定(行と列がぶつかる左上を選択、または Ctrl+A)
② 右クリック ⇒ フォントを「MS P ゴシック」を選択

③もう一度①を行い、右クリック ⇒ フォントを「MS P ゴシック」を選択

以上です。
これで、日本語には「MS P ゴシック」が適用され、「英数字」には「Arial」が適用されます。
「日本語にArialが適用されるのでは?」と思う方もいると思いますが、「Arial」は英数字のみのフォントのため、日本語には適用されず、その前に設定されている「MS P ゴシック」が適用されます。
*先に「Arial」を設定してから「MS P ゴシック」を設定すると、英数字も「MS P ゴシック」になってしまいます。
フォントの設定は使い回す(ひな形/テンプレート化)
新しいファイルを作る度、フォント設定するのはムダです。
好みのフォントにしたら、そのファイルを保存して使い回しましょう。
一番簡単なのは、そのファイルを「ひな形」という名前で保存して、一番よく使う場所に置いて、エクセルで新しいファイルを作る際には、常にそのファイルを開いて使うことです。
*上の1をやっておけば、フォント設定は不要ですが、フォント以外にも、好みの設定をしておくと便利です。
*別記事でも書いていますが「データ表」「集計表」「ファイル情報」などのシートを作っておくと便利です。
・シートにはあらかじめ「条件付き書式」で「計算式は水色」に設定したり、よく使う書式「年月日」「マイナス表示」などを作って「サンプル」シートに保存しておくと便利です。
*「ひな形」は「テンプレート形式」で保存すると、うっかり上書き、が防げますが、ひな形を頻繁に修正する場合(=私)は、普通の形式のままの方が楽です(ひな形をコピーして、名前を変えてから起動)。
*ひな形ファイルの作り方については、いずれ別記事にする予定です。
おまけ:フォントの世界は深い
フォントの世界は深いです。
「好み」によるところが大きい問題です。
私みたいに「游ゴシック」大嫌いという人もいれば、「メイリオ大っ嫌い」という人もいます。
勿論、「MS P ゴシック」嫌いもいます。
好みではありますが、そこはやはり組織として書類を作る以上、一定のルールがあってしかるべきです。
勿論、ルールは一回作ったら固定するのでなく、状況に合わせて随時変更していくべきです。
ワード文書の場合、主流は「明朝」でしょう(MS P 明朝)。
明朝体は可読性が高い、つまり「読みやすい」フォントとして知られています。ゴシックは視認性(見やすい)一方で、長文だと「読み疲れする」とも言われています。
そのため、見出しはゴシックでも本文は明朝、というのが一般的ではないでしょうか?
しかし、ワードの世界にも「游ゴシック」が進出してきています。
目の悪い私は、明朝体でも見づらいし、游ゴシックなら尚更。
変えられるものは、勝手にゴシックにして見ています。
自分で作るワードの企画書もゴシックです。
なので、周りからは「クドい」と言われることがしばしばあります
(提出時には明朝に直すこともありますが、微妙にずれるんですよね)。
以前、「UD (デジタル)教科書体」というフォントで作られた企画書を見ました。
UDとは、ユニバーサルデザイン。
教科書体をより見やすくしたものです。
尖った部分に目がいって集中できない子もおり、そういったことがなるべくおきないように、誰でも見やすいよう配慮されたフォントのようです。
実際、これは、データでも紙でも、見やすいと思いました。
昔ながらの「ルール」(明文化されているものも、不文律のものも)はなかなか変えることが難しいのですが、「わかりやすい」方へ変わっていかないといけないと思います。
以上
おまけのおまけ「詰めエクセル」さんの記事
ちょうど記事を掲載しようかと思っていたら、詰めエクセルさんの記事が上がっていました!
被った~。
趣旨は同じです(より専門的。好みのフォントは違いますが、そこはそれ)。
「ひな型」の扱い概略も載っていますので、ご参考にどうぞ。
ちなみに、9/6には下書きをかいてあったのでパクったわけではありません(笑)

シンクロしてしまいました。
単なる記事へのリンクでは何なので、先方記事から「記事を書く」で展開し、下書きを張り付けるという面倒なことをしております。
以上
