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同意書にサインしたら、すぐに移植日が決まると思ってた【最速妊娠エッセイ】

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2023年1月16日(月)

顕微受精した卵胞を子宮に移植することへの同意書にサインをしてきました。

サインをしたら、夫は帰宅していいとのことだったので、診察がある妻には申し訳ない気持ちもありつつ、クリニックから仕事現場へ。

男って、採精以降、本当にやることがないんですね。

海賊妻「もう20回ぐらい通ってるかな。移植まででこのペースなら、何回も移植してる人は何百回と通ってるんだろうね…」

行く時に妻がそうつぶやいた、駅からクリニックまでの道をひとりで歩きながら、ここは様々な夫婦が様々な感情を語り合ったり、ぶつけ合ったり,ぐっとこらえたりしながら歩いた道なんだなと、少し神妙な気持ちになりました。

「あと何度この道を行けばいいのか…。まるで、神に祈る巡礼者のようだ。僕に出来ることは、ただ願うこと。この思いが実るまで、昼も夜もひたすらに歩み続けるだけだ。その姿は、勇者のようかもしれないし、亡霊のようかもしれない。もう、自分が何者なのかも忘れてしまうほど長い時間を歩いた。この先に、きっと何かがあると信じて…」

なんて。

まぁ、僕はまだ3往復だけですが。

お昼に妻からLINEで報告がありました。

「終わったよ〜。移植日は1月25〜29日の間だろうって!」

「でも、3日後の19日に再受診だって。卵胞がいま12mmなんだけど18mmまで育てば、25or26日が移植日だって」

「だけど育ち次第では、その2日後の21日に受診して、経過が良ければ27〜29日に移植だってさ~。ややこしいね~」

採卵して凍結したら、あとは移植するだけなのかと思っていましたが、移植も体のタイミングに合わせて行うので、細かな通院が必要なようです。

ここでやっと僕も理解ができたのですが、移植をするタイミングは、次の排卵のギリギリ手前がいいらしく、そのため、卵胞が排卵寸前まで育たせるんですが、見極めを間違って排卵しちゃうと一周期見送ることになってしまうということでした。

だから、ギリギリを見極めるために何度も通わないといけないらしいのです。

一発でパキッと移植日が決まらないことに、妻は少しイライラしていました。

何度もひとりであの道を歩かせることも忍びない気もします。

そんな思いから、その日の夜は、移植前のモラトリアム期間をエンジョイしてもらうべく、牡蠣を食べに行きました。

ここ数日、我が家では

海賊妻「移植したら、しばらく出来ないんだからね」

という最強の言葉のもと、連日連夜のパーティーが開催されています。

先日は、サウナに行ったあと、これでもかとばかりにサウナ飯を食べました。

ケバブを食べたあと、なぜか宅配ピザをどか食いした日もありました。

フォアグラのパテをつまみに、ワインをポカリのようにガブ飲みした日もありました。

卵胞の成長も気になりますが、僕のお腹はすくすく育っています。

どうやら、歩かないといけないのは僕のようです。

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