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1950〜2020―本を借りて読むことの、移り変わり

この記事で少し触れた図書館の話をさせてください

1950年代の長野の農村は
村立・町立図書館は無かったです
小学校に図書室はありました

1960年代の下町の中高生時代は
図書館はあるのですが電車で行く必要があり
気軽に利用出来るのは学校の図書室でした

大学図書館は充実していますが
買って読んだ本は
使いたい時にすぐ使えますから
私にとって現代のネットのように不可欠です
だから学生時代は本を買うことが多かったです

1970年代後半から1980年代まで
数年暮らしたのが、冒頭の記事の町です
妻であり母である私は
自分の本代を使う余裕はなく
自宅からすぐ行ける距離でもあるので
バギーを押したり歩き始めたトラガラを連れ
小さな分館に通いました
毎日通ったかもしれません

というのも新刊本コーナーではなく
定期的に司書さんが動かない本を
人気のある本と切り替えて下さっていると
本棚を見て気がついていましたから
本棚の背表紙のおおよその並びと
借りられているか(棚にあり続けないか)を
それとはなく覚えるほど
通っていました

団地が近いこともあり
子どもの本も多いですし
子どものコーナーも用意されており
当時としては先進的な取り組みだったと思います

あの頃、戸建ての家を買い広くなることや
ヒカリが生まれ家族が増えることなど
引っ越しは期待を伴うものでした

反面、夫が仕事柄本が多く
研究室にも私物を置かせていただいており
鉄筋コンクリートのマンションから
木造家屋に越すのですから
夫と私の本を収納するのは不可能なため
学生時代に手に入れた本を
神田の古本屋さんに引き取っていただいたことと

愛着の有る図書館から離れることは
本棚を通してあわやかに交流した司書さん達の
お仕事から離れること、近所に必要十分な
図書館が無くなることは、寂しく思いました

本の虫ですから、本との別れは特別な重みを覚えます
古く親しい友達との別れのように


引っ越した先の図書館も、今の町の図書館も
それぞれに温かみがあり懐かしく思います
コロナ渦の頃まで、何かしら借りて読むことを続けていました
今はKindleが図書館の代わりです


2025/11/03 読んで下さりありがとうございます

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