📙同志少女よ、敵を撃て

このひとつ前に読んだ「時代小説」
▼▼▼
これに続き初の試みとなった
「世界史を舞台とした小説」
登場人物が全員外人。
手に取った理由はただ一つ。
タイトルがカッコ良すぎる。
抉られた。厨二病が再発する程に。
なんという唆られるタイトル。
内容がなんであれ読みたくて堪らなかった。
そして手に取ってビックリ。全く分からない。
なんだこれは。何の話なんだ。
黒牢城と同様に難易度が高い。
あらすじを知らないため背景が分からず名前もカタカナで長すぎて全く覚えられない。
しかしこの小説は2022年に数々のタイトルを獲得している模様。本を読むヒマと余裕がなかった期間だから今まで知らなかった。
直木賞こそ「黒牢城」に負けたものの本屋大賞は見事に1位だ。アガサクリスティー賞も大賞なんだとか。絶対面白いのは間違いない。
挫けずに読んだ。
めちゃくちゃ面白かった。
キャラクターの個性が光ってる事は勿論、何よりも戦闘描写がかなり分かりやすく臨場感も抜群でスピード感もあり何度もハラハラドキドキさせられた。
私がこの時代この状況下にいたら間違いなく死んだフリをして亡命する。そしてすぐバレて撃ち殺されるだろう。
とにかくリアルだった。
「社会」という教科を全捨てした学生時代だった私は第二次世界大戦を全く知らない。ドイツとソ連が戦争してた時代の話かぁ…レベル。何がどうなって結局どうなったのかなんて知る由もない。そのとき日本はどの時代で何をしてたのかも分からない。
この恥ずべき「無知」がプラスに働いた。歴史を基盤とした物語はどうしても当たり前にネタバレが存在するが、そのネタバレは歴史を知っている前提なのだ。
それを知らない私はものすごく新鮮な気持ちで勉強を伴いながら読む事ができた。今世界史のテストを受けたら10点は取れそうだ。
物語のあらすじとしては
主人公「セラフィマ」が故郷を全滅された復讐心から狙撃兵となり、様々な戦いを通じて数々の敵を撃ち、様々な出会いと別れを繰り返し、数々の苦悩や葛藤を超えて成長していく1人の女性の人生を描いた大河ロマン小説である。(適当)
「戦争」とは、「自由」とは、「国」とは、そして「敵」とは。
この「敵」という概念が物語のかなり重要で大きな軸となっている。
「同志少女よ、敵を撃て」
終盤でこのタイトルが回収される。
鳥肌が立った。
そういう事だったのか。“真の敵“とは。
素晴らしいの一言。
何も言う事はない。
ずっと面白かったし為になった。
最後の方は流暢に名前が言えるくらい没入していたしあっという間に読了した。
一言だけ言わせて頂けるならばただひとつ。
シャルロッタが好き。
最後まで純粋のままだった可哀想な女の子。
どうか幸せになって欲しい。
おわりに、
読んでいて頭に浮かんだ人物コーナー。
▼イリーナ

完全にエボシ。「もののけ姫」のエボシ。
戦争の被害者である少女を引き取り戦士に育て上げる設定含めて、完全にエボシ。
▼セラフィマ

さすればセラフィマは「サン」となる。これは必然。イリーナがエボシだから勝手に浮かんだ。主人公だもんね。
▼シャルロッタ

読み進めていくと変わってくる。しかし登場シーンが「アスカ」だった。『あんたバカァ?』って1回くらい言ってた気がするくらいアスカだった。
▼アヤ

さすればアヤは「綾波レイ」だろう。寧ろ著者は意識してませんか?って思うほど名前といい性格といい「綾波レイ」だった。
以上、今回も良い読書体験でした。
オススメです。かなり。
★★★★★
良かったら他の読書記録も一読願います📚
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