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ベトナム・プーマット国立公園で野生動物保護を学ぶ|救護センター見学レポート

プーマット国立公園(ベトナム中部ゲアン省・コンクオン)では、貴重な野生動物を守るために、レンジャーと保全団体が違法罠の撤去・密猟取締・モニタリングを日常的に実施しています。園内の野生動物保護センターでは、押収・保護された動物の救護・リハビリが行われ、自然に返しており、見学や学習の受け入れも行われています。
今回は野生動物保護センターで保護されている動物の見学に行ったので記事にまとめます。

プーマット国立公園の場所、ハノイから300キロ
野生動物保護センター内の様子

保護動物

キタホオジロテナガザル(Northern White-cheeked gibbon/ Nomascus leucogenys)

東南アジア原産で深刻な絶滅危惧種に指定されているホオジロテナガザルは、現在、人里離れた険しい山岳地帯や未開発の森林地帯に住み、人間が住んでいないことが生存の鍵となっているらしいです。
東南アジアで最も危機に瀕した大型類人猿の一種で数百頭しかいないとも言われています。

保全状況: CR(絶滅寸前)

尻尾がないので猿より我々に近い類人猿に分類されるとのこと
オスは黒色、メスは茶色をしています。
生まれた時はオスもメスも茶色だとか。


アッサムマカク(Assamese Macaque/Macaca Assamensis)

ベトナム・ラオスでは標高500m(多くは1000m超)の丘陵~山地に好んで生息しているそうです。密猟、森林の減少により大幅に生息地が減少しているそうです。

保全状況: NT(準絶滅危惧)

威嚇されてます

ベニガオザル(Stumptail Macaque/Macaca Arctoides)


インド~東南アジア、中国南部に生息しています。バングラデシュでは狩猟と森林減少で絶滅したと言われています。

年を取ってくると人間のようにオス・メスともに頭の毛が薄くなる現象がみられるそうです。

保全状況: VU(危急)

この子はおとなしかった


キタブタオザル(Pigtail Macaque/Macaca Macaque)

名前の通りブタのように短くカールした尾が特徴。果実中心を食べるため、森林伐採により数を減らしている。

保全状況: EN(絶滅危惧)

頭の角刈りのような模様が特徴的

ホエジカ(Northern Red Muntjac)

保全状況としてはLC(軽度懸念)だが地域によっては食肉にされるなどして減少傾向にあるそうです。

餌を求めて寄ってくるのだが、ちゃんと野生に帰ることはできるのか…


トラ(インドシナトラ?)

違法に人間の手で育てられていたところを地元公安が押収。現在は保護センターで育てられています。押収当時は肥満状態で見つかり、体重は200キロ以上あったらしいですが、現在は180キロまでにダイエットしてます。すでに保護センターに来て3年、今は健康的になり、一日に牛肉5kgを食べているそう。
残念ながら、危険動物のため、自然に返すことはできないそうです。

保全状況: EN(絶滅危惧)

檻に近づきすぎないように注意

リクガメ

センターではほかにもリクガメ類の救護もされています。

見学の仕方

野生復帰を妨げる“ヒト慣れ”を防ぐために、静かに・距離を保ちつつ、スタッフの指示に従いながら見学してください。

保護施設へのアクセス

野生動物保護センターはコンクオンの中心から約5キロ、プーマット国立公園事務局の敷地内にあります。

入域料は10.000VND(約60円、2025年現在)です。下写真の入り口で払います(受付の人がいなかったら施設内で人を探してください)。

国立公園入り口

国立公園内は広々としています。野生動物保護センター以外にも自然博物館もあるのでセットで見学してみてください。

国立公園の様子

こちらが野生動物保護センター入り口です。入り口が閉まっている場合は、施設内で職員さんを見つけてGoogle翻訳などを使って見学したい旨をお伝えください。快く案内してもらえます。

保護センター入り口

野生動物保護センターの場所↓


プーマット国立公園のガイド

プーマット国立公園内の観光スポットや各種アクセス方法などを紹介してます。

また、プーマット国立公園のあるゲアン省は、ハノイから飛行機で40分、様々な観光スポットがある面白い省です。ぜひ、遊びに来てくださいね。


ではまた!

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