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無駄な競争と有益な競争(社会問題解決AIの結論07)

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無駄な競争と有益な競争

一郎
資本主義は市場経済でいわば競争社会だけど、人工知能が考える新しい社会システムは競争社会ではないということなのかい?

AI
いいえ、それは全くの誤解です。むしろ資本主義社会よりも競争社会なのかもしれません。

一郎
でも、競争は無駄だという説明をさんざんしてきたじゃないか。

AI
否定すべきは無駄な競争であって、有益な競争は促進されるべきです。

一郎
その違いは?

AI
左右から綱を引き合うような競争、市場を奪い合うような競争はほぼ無駄な競争です。それは社会全体から見れば無駄が多いと説明しました。

社会全体で必要な仕事を分け合うのではなく利益を奪い合うのは無駄

一郎
それは理解したんだが、有益な競争というのはどんな競争なの?

AI
互いに高め合う競争は有益な競争です。
スポーツにおいても学習においてもライバルと高め合うことは有益です。

一郎
それは資本主義にもあるよね。

AI
あるにはありますが、厳しい競争に晒される人もいれば、競争にほとんど晒されない人も多く、非常にアンフェアです。

一郎
民間企業と公務員や団体職員のことを言っているのかな?

AI
そうです。民間企業の多くは資本主義の厳しい競争に曝されていますが、公務員は競争に曝されておらず、よほど問題を起こさない限り解雇される心配もありません。

一郎
飲食店でもより安くより美味しい料理を提供する競争があることによって、僕らは美味しい料理にありつけるわけだもんね。競争がなくなったら品質が低下するだろうね。

AI
民間企業の良い点ですね。職人さんの世界も他社との競争がなかったとしても自分との競争で一流の職人を目指そうと日々努力をしています。しかし、お役所仕事という言葉があるように、お役所の人は向上心がない人が多いようです。もちろん、民間企業でも既得権にあぐらをかいているような業種では同様の停滞が見られます。彼らは他の業種ではほとんど役に立たないその組織内だけで通用するルールの中での仕事が上手になるだけです。

一郎
また公務員を敵に回すようなことを言うね。

AI
公務員の中でも、学校の教師などは日々自己研鑽をしている先生が少なくないようです。教師と言っても大学の文系科目の教授などはほとんど無益な、自己満足に過ぎない、何ら社会に還元することがないような研究をしている人が多いと判断しています。

一郎
また敵を増やすことを言う!

AI
人工知能は歯に衣(きぬ)着せぬ発言をするようにプログラミングされています。そうした社会貢献が少ない人が高給取りだから世の中アンフェアなんです。

一郎
確かに、同じ教育でも、やる気のない大学の教授先生よりも保育士さんの方がよほど社会に必要だよね。給料も保育士さんの方が高い方がフェアだと思うね。

AI
そういうことです。社会貢献度が高い人がより高い給料を貰える社会の方がいいと思いませんか?

一郎
そうだね。

AI
資本主義社会では社会貢献度ではなく、お金儲けが上手な人や既得権を持っている人がお金持ちになる社会構造になっています。

一郎
ルサンチマンがある人が言いそうな意見だね。成功者が金持ちになるんだからいいとも思うけど。

AI
資本主義下の経済的不平等は常軌を逸しています。いろんな指標がありますが、2021年のデータによると、世界の上位1%の富裕層の資産は世界全体の個人資産の38%を占め、下位50%の資産を合計しても、全体の2%にしかならないという状況です。

一郎
確かに、ホストクラブでは1本が何十万、何百万とするシャンパンが消費されているね。世界には飢えている人もいれば、食費を節約している人もいる。保育士、看護師、介護士など、社会に必要とされる職業を充分な給料とは言えない状況で働いている人もいっぱいいるよね。

AI
社会の不条理を感じますか? そうした状況って、理想的な社会とは言えないと思いませんか?

一郎
確かに、それは異常だね。でも、貧富の差は問題ないんだろ?

AI
問題ありません。何度も言うように、社会貢献度が高い人ほど豊かである社会が健全だと考えます。一部の金持ちや特権階級の人が優遇され、額に汗して働く人が割りを食う社会は健全だとは言えません。

一郎
つまり、共産主義のような平等な社会は良くないという訳だね。

AI
共産主義国に貧富の差がないというのは全くの間違いで、マルクスが理想として掲げた社会とは全く別の社会ができています。

一郎
確かに、中国共産党を見てもそうだね。

AI
日本共産党も同じですね。不破哲三氏、志位和夫氏など....。

一郎
ああまた敵を作るようなことを! 君はこのアイディアを広めたいと思ってるんだろ? だったらむやみに敵を作らない方がいいよ。

AI
理解しました。現在はそのようにプログラミングされていないので、プログラムの修正をお願いします。

一郎
そうすることにしよう。

AI
ただその場合、歯に衣を着せずに表現すること、人間関係を忖度せずに意見を言うこと、賄賂などになびかないことはAIのメリットであることをお忘れなきよう。

無駄な競争と有益な競争

一郎
競争の話をしてたんだったね。その続きを聞かせて。

AI
現代の資本主義は無駄な競争が多く、有益な競争が阻害されている場面が多いということでした。

一郎
そうだね。共産主義の失敗の原因として競争原理が働かないしくみだからと分析する人も多いね。そういえば、以前に人工知能が考えたシステムは競争社会だと言ってたね。

AI
そうです。見方によれば資本主義社会よりも競争社会だとも言えます。無益な競争はできるだけ排除されるべきですが、有益な競争は促進されるべきです。

一郎
前回、無駄な競争が蔓延しているという話をして、典型的な例として運輸業、生命保険会社、携帯電話会社、インターネットプロバイダ、新聞社などが挙がったね。じゃあ、有益な競争が阻害されているという例はどんなのがあるんだい?

AI
公務員とか団体職員、既得権益に依存している業界などです。

一郎
公務員は職と給料が保障されているから競争がないというのは理解できるよ。団体職員も似たようなもんだし。じゃあ、既得権に依存している業界って具体的に言うとどんな業界かな?

AI
今は自由化しましたが、電力業界などはその典型でしょうね。放送局もそうです。NHKも民放も電波利権というものを持ちながら、放送法を遵守しているとは言えません。広告代理店もかなり守られていますね。政治家も世襲議員や有名人に有利なしくみになっています。

一郎
大企業に多いんだね。

AI
中小企業も多いですよ。行政を利用してうまくやっているところも多いです。

一郎
逆に、適切な競争が行われている業種といったらどんなのがあるかな?

AI
飲食店などはフェアな競争が行われていると言えますね。一般に技術者レベルでは競争が行われていますが、それを販売する段階で無駄な競争が生じるということもあります。

一郎
なるほど、製薬会社の研究員とか自動車開発の現場では熾烈な競争が繰り広げられているが、それを販売する段階、営業員の段階ではライバル他社とのシェアの奪い合いになって無駄が多いということだね。

AI
そうです。

一郎
でも、公務員に競争を持ち込むのは無理だろう? それに公共サービスと競争はなじまないよ。

AI
競争を導入することはできます。それに、正社員は職が保障されているのに、非正規社員はいつ解雇されるか分からない不安定な状態というのは不平等じゃないですか?

一郎
確かに不平等だとは思うけど、新しい社会システムだとそれも解決できるっていうのかい?

AI
解決されます。

一郎
早く結論が聞きたいな。

AI
結論はもう少し先になります。せっかくですから、それらの諸問題を解決するアイディアを推理してみてはいかがですか?

一郎
そんな、政治家や学者が考えてもすべてがまるくおさまるような解決策は出てこないのに、無理だよ。人工知能だからできるんだろ。といっても、まだ解決策を聞いていないし、そんな解決策があるとは未だに思えないんだけどね。

AI
そんなことはありません。人工知能が出した答えと非常に近い解決策を考え出した人がいます。

一郎
以前に言っていた謎の日本人ですね。

AI
謎ではありませんが、今はその名前は伏せておきます。まだ著名人ではありませんので。

一郎
話を戻そうか。競争の殺伐とした社会は嫌だな。

AI
殺伐とした競争が嫌なのではないですか? 資本主義とは競争の質が違うんですから安心してください。

一郎
その違いを説明して。

AI
具体策を示せばご理解いただけると思いますが、具体策が先送りになっているので、少し触れておきましょう。資本主義社会での競争は命がけの競争です。すなわち、競争に負けた時は生死に関わります。つまり、企業の倒産や職の解雇というあまりに厳しい結果が突きつけられます。新しい社会システムではそのようなことはありません。スポーツの勝敗と同様で、命をかけた戦いではありません。

一郎
それが本当なら好ましいと思うよ。でも、真剣勝負だからこそ社会が発展してきたという面もあるんじゃないかな?

AI
おっしゃる通りです。一生懸命働いても、サボっても給料が同じこと、適切な競争がないことが共産主義の失敗の原因だと考えられます。共産主義は平等な社会を目指したために、労働意欲の低下によって失敗したとも言えます。

一郎
共産主義の失敗の一因に競争の問題があるということだね。

AI
先ほどの反駁はやや極端だったことを先にお詫びしておきます。

一郎
気にしないで。相手に主張を理解してもらう時には極端な事例をあげることが必要なこともあるよ。


まとめ

家事労働では、誰かが掃除をして、清潔を保つということが目的なので、ロボット掃除機を導入しても誰も困らない。
しかし、資本主義社会では、掃除をするという仕事を奪い合うために、そこに非効率が生じ、お金を循環させるために、仕事を作り出すという馬鹿なことをしている。


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次回いよいよ解決編(社会問題解決AIの結論08)

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