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きちんと伝えたい、体調と本音 大切な人と"共倒れ"にならないために

パーソナルな内容を含む部分のみ、有料化しました。
それ以外の約2900字で完結する内容となっており、どなたでもお読みいただけます。

メンタル不調やそれに関わる病気は、

体調の悪さが外から見えにくい、
よくなってきた実感が得られにくい、
少しよくなってもより戻しがある、
寛解までの道のりが見えない、

という特徴があります。

一緒に治療に向き合ってくれる人がいれば心強い。
でも、治療を受けている側が依存的になってしまったり、支えとなる人との関係が悪化したことで、体調まで悪化してしまうこともあります。

治療を続ける上で、重要な役割を担う、特に親しい人たち(家族、パートナー、親友など)と、どんな関係を築いていくべきか。

支える側が目の前の人がメンタル不調で苦しんでいるとき、どんな支え方ができるか。

私が経験したことを踏まえてまとめていきたいと思います。


周りも戸惑っている

何がつらいのか、
どんなふうにつらいのか、
どうしたら楽になるのか、
どんな助けが必要なのか、
どんな言葉をかけたらいいか

普段の様子から大きく変わってしまった姿を見ながら、自分自身の生活に追われるなかでも、顔色や言動を観察して、できることはないかと考えていると思います。

例え家族であったとしても、自分の体ではないので、どんな感覚なのか、想像することはできても、体感することはできません。

病気に関する本やネットの記事を読んでも、目の前にいる人が感じている症状と同じとも限りません。

(体調を想像する助けになれば、と思い、症状をまとめた記事を載せておきます)

正解がない中、目の前にいる大切な人を支えようと、悩んでいるのだと思います。


1番避けたいのは、思いやりのすれ違い

支えてもらう側が
「迷惑をかけたくない」という気持ちと、
支える側が
「何とかして支えたい」という気持ち、
時としてすれ違いを生むことがあります。

例えば、
支えてもらう側が、今はそっとして置いてほしいときに、
支える側が、気分転換のために連れ出してくれようとしたとします。


支えてもらう側は、
調子が悪いのに、せっかく声をかけてくれたから、期待に応えて出かけたい、と無理をして、出かけた先で体調が悪くなってしまうかも知れません。

出かける誘いを受けて
「調子が悪いの、見たらわからないの?」
といらだちを覚えるかも知れません。


逆に支える側は、
なんとか暗い気持ちを変えてあげたくて、家から連れ出したのに、逆に相手の調子を悪くしてしまって、申し訳ないと思うかも知れません。

誘っても乗り気でない返事が帰ってきて、
「せっかく声をかけてあげたのに、その気持ちを汲んでくれないのか」
と思うかも知れません。


「体調が悪いのを我慢しているのに」
「こんなにあなたのためを思ってがんばっているのに」

気を使ったつもりで、発しなかった言葉は、不満として溜まっていってしまいます。

お互いを思いあっているのに、どちらも幸せではありません。

この状況が長く続くと、関係がギクシャクして、体調にも悪影響を及ぼします。


人間だから、支える側も疲弊する

支える側が
「できる限りのことをしたい」
と本心から思っていても、闘病が長く続けばどうしても疲労は溜まります。

支えてもらう側の依存度や寄りかかってしまう度合いが高まってしまい、負担に感じてしまうこともあるかもしれません。

本人ですら先の見えない体調不良との戦いに、支える側もだんたんと限界が近づいていきます。

闘病期間が長くなるにつれ、家族やパートナー、友達が、
「最初は優しかったのに、だんだん冷たくなった」
と感じるのは、このせいではないでしょうか。


支えてもらう側は、体調が悪いときこそ、自分の体調を伝えたほうがいい

支えてもらう側、支える側のすれ違いを防ぎ、お互いが疲弊しないようにするためには、
支えてもらう側が、
今の自分の体調を、めんどくさがらずに伝えること
が、とても大事です。

「毎回体調が悪いって言われる方も嫌だろうな」と思う気持ちもよくわかります。

でも
「どこが不調なのかわからないけど、つらそう」
という姿を、横で見続ける方が、
支える側にとっては、つらいことなのではないでしょうか。

自分の体調や気持ちを伝える上でのポイントを紹介します。

つらい状況と起きる体調不良を分けて伝える

体に起きている不調は本人にしかわかりません。

相手に伝える時には、
体調不良を引き起こすシチュエーション
(外から確認できるもの)

体調不良
(本人にしかわからないもの)
を切り分けることが大切です。

避けるべきシチュエーションが明確になれば、支える側も対応策を取りやすくなります。

してほしいこと、してほしくないことを明確にする

支えてもらう側がどんなことを求めているかは、周りからは想像できても、してほしいことを100%の確度で当てることは、至難の業です。

「察してほしい」
「分かってくれるだろう」
という甘えにも似た気持ちは、すれ違いを生みます。

支えてもらう側は、

こういう状況では、こんなことをしてほしい。
こうなっていたら、こういうことはしないでほしい。

と遠慮せずはっきり伝えることが、最終的にはお互いの幸せにつながります。


支える側は、寄り添っているということをまず伝えることが大切

「大丈夫」
「すぐに良くなるよ」
「気にしすぎ」
といったいった前向きな言葉や、
「無理しないで」
のような励ましの言葉は、
安易に使うと、悪意はなくても、かえって相手を傷付けることがあります。

体調や気持ちがどん底な中で、上のような言葉をかけられると、突き放されたような気持ちになるからです。

つらいとき、1番欲しいのは
「そばにいるよ」
「ずっと見ているよ」
という、
「自分一人で病気と戦っているわけではない」
ということがわかるような言葉と、

「そうだね、つらいね」
という、
「今感じているつらさは本物だ」
ということを認めてもらえるような言葉です。

周りに見えにくい病気だからこそ、
支えてもらう側は
「自分はサボっているのではないか」
という罪悪感と戦っています。

「あなたがサボっているわけではないということは、横で見ていたから1番わかっている」
「先が見えないけど、元気になるまで一緒に向き合っていこう」

という気持ちを感じられると、支えてもらう側はとても安心します。


私が実際に渡したリスト

私は上に書いたような内容を、実際に紙に書いて、渡しました。

内容を伝えられれば、形式はなんでもいいと思います。

メッセージでも、
メールでも、
LINEのノートでも、
便箋でも、
ノートの切れ端でも、
形に残って、いつでも見返せるものなら、なんでも構いません。
(私は、その場にあったチラシの裏に、思いつくままに書きました。)

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
お役に立てる内容があれば、幸いです。

いいと思ってくださったら、スキしていただけるとうれしいです!
とても励みになります。


「どんなものを書けばいいのかわからない」という方、
「大切な人から必要なサポートを聞き出す上で、足がかりが欲しい」という方は、
私が実際に渡したリストを、よかったら参考にしてください。

私が一緒に暮らすパートナーに向けて、パニック障害を再発した際に、自分の体調を記したもので、パーソナルな内容を含みます。

大切に読んでくださる、必要な方に向けた、限定公開です。

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応援ありがとうございます。私のパニック障害の経験をより多くの人に発信し、患者さんだけでなく、その方を支える周りの方々まで、苦しむ人が少しでも減るよう記事を書き続けたいと思っています。