不動産投資はこうやってはじまると知った日|#31(第2章)
信頼できるかもしれない。
そう思える不動産会社のYouTubeに出会ったあと、私は一歩踏み出すことにしました。
まずはその会社のホームページから問い合わせを行い、Zoom面談の予約をしました。
あわせて、ホームページに掲載されていた「不動産投資に関する書籍を無料で送付してもらえるサービス」にも応募しました。何種類か用意されていたので、複数冊取り寄せることにしました。
届いた書籍は、内容のバランスがとても良く、難しすぎず、それでいて基礎的なことはしっかり押さえられており、非常に理解しやすいものでした。今でも手元に残しているほど、参考になった資料でした。
面談に向けては、自分なりに準備も行いました。
年収や金融資産、勤務先、これまでの投資経験など、自分の情報をパワーポイントで整理し、過不足のない状態でまとめました。さらにそれらをPDF化し、Googleドライブに保存して、面談中にいつでも画面共有できるように準備しました。
なぜそこまで準備をしたのかというと、不動産投資は「こちらが選ぶ立場であると同時に、選ばれる立場でもある」と考えたからです。
相手も当然ビジネスとして取り組んでいる以上、「きちんと情報管理ができる人か」「信頼して取引できる相手か」という視点で見られているはずです。
だからこそ、やり取りに無駄がなく、安心して任せられる相手だと思ってもらえるよう、できる準備はしておこうと考えました。
そして迎えたZoom面談当日。
実際に話をしてみると、事前に感じていた通り、無理に何かを勧めてくるような雰囲気は一切ありませんでした。落ち着いたトーンで、こちらの状況を丁寧に確認しながら話が進んでいきます。
用意していた資料も活用しながら、自分の属性や資産状況について共有していきました。
そのうえで、いくつかの物件事例を見せていただきました。さらに、自分と近い年収や金融資産を持つ方が実際に取り組んだ事例も紹介していただき、投資がより具体的なイメージとして見えてきました。
ここで一つ、特に印象に残った点がありました。
それは、融資の進め方についてです。
不動産投資においては、銀行との融資交渉が非常に重要であり、同時にハードルの高い部分でもあると認識していました。書籍やYouTubeでも、この部分が大変だという話はよく見ていたからです。
しかし、この会社では、これまでの取引実績のある金融機関に対して、不動産会社側から融資の打診を行ってくれるとのことでした。
つまり、自分で銀行に足を運び、一から関係を築いていく必要がなく、融資のアレンジ自体も含めてサポートしてもらえるということです。
これは正直、かなり驚きました。
「そんなところまでやってもらえるのか」と思うと同時に、非常に心強く感じたのを覚えています。
さらに話は、単発の物件購入にとどまりませんでした。
・どのような順番で物件を取得していくのか。
・どのタイミングで規模を拡大していくのか。
・法人化はいつ行うべきか。
・税務面ではどのように対応していくのか。
そうした長期的な視点でのロードマップについても説明していただきました。
単に「この物件が良いです」という話ではなく、将来を見据えた全体設計として不動産投資を捉えている。その考え方に、強い納得感を覚えました。
この面談を通じて、不動産投資は完全に「自分ごと」へと変わりました。
それまでは、あくまで知識として理解していたものが、具体的な選択肢として目の前に現れた感覚です。
そして私は、このまま話を進めていくことを決めました。次はいよいよ、具体的な物件の提案を受けることになります。
ここから、不動産投資が実際の行動として動き出していきます。
次回(第32話)は、物件選びと融資のアレンジをプロに任せた理由について書きます。
自分では判断できない部分をどのように考え、任せる決断をしたのか、そのときの思考についてお伝えします。
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