払えません──私がお金と向き合った原点|#1(序章)
これからお話しするのは、私が「仕組み」をつくり、お金に困らない暮らしを実現するまでの流れです。
序章(全5話予定)では、まず全体像をまとめてご紹介します。具体的なエピソードや詳細は、第1章以降で順番にお話ししていきます。
私は大学卒業後、2002年に大手信販会社に就職、札幌支社に配属されました。最初に担当したのは、債権管理部の中でも「初期督促」と呼ばれる電話業務です。カードの請求などで引き落としができなかったお客様に連絡をし、支払いについてご相談するのが仕事でした。
それまでの私は、クレジットカードでの支払い経験もほとんどなく、ローンも組んだことがありませんでした。良くも悪くも、「お金を払う」ということに真剣に向き合ったことがなかったのです。
そんな社会人一年目の私が、督促業務を通じて初めて知りました。「お金を払えない人が、現実にいる」ということを。
電話の向こうからは、「今月はどうしても払えません」と苦しそうな声が聞こえてきます。
督促業務を通じて、本当にさまざまな人のお金との向き合い方を見てきました。大半は、お金の管理に少しルーズなだけで、こちらから連絡すればすぐに支払いをしてくる方です。しかしその一方で、少額のカード請求ですら払えない人もいました。
逆に、高額の車のローンやリフォームローンなどの支払いが滞っている方もいます。本来ならローンを組んでまで購入しなくてもよいものをローンで買ってしまい、その返済に追われてしまっているケースも少なくありませんでした。
また、過去に支払いができなくなり、債務整理という形で借金をまとめ、毎月の支払額を減らして長期間で返済していくことになった方もいます。それでもなお、その返済が遅れてしまったり、再び払えなくなってしまう人もいました。
さまざまな人のお金との向き合い方を目の当たりにする中で、私は強く思うようになりました。
自分は、絶対にこうなってはいけない、と。
振り返れば、学生時代の私はお金に恵まれていたのだと思います。両親から毎月仕送りを受け、学費もすべて負担してもらっていました。そのありがたみを深く実感することもなく、どこか当たり前のように過ごしていたのです。
社会人として初めて働き、自分でお金を稼ぎ、そしてお金で苦しむ人を目の当たりにしたことで、「お金を大切にしなければならない」という意識が強く芽生えました。
それは、お金持ちになろうという気持ちからではありませんでした。
ただ、お金に追われる人生にはなりたくない。お金で苦しむ側には回りたくない。そう強く思ったのです。
まだ初任給をもらう前のことだったと思います。これから受け取る給料と生活費をきちんと把握し、絶対にお金が足りなくなる状況をつくらないよう、事前に管理しようと心に決めました。
通帳には、学生時代の仕送りの残りや、最後に住んでいたマンションの敷金の戻り分など、20〜30万円ほどが残っていました。決して大きな金額ではありませんが、「このお金を大切に残そう」と強く思ったのを、今でも覚えています。
この出来事が、私の資産形成の原点になりました。
次回(第2話)は、社会人一年目に実践した「お金の仕組み化」について書いていきます。
📝皆さんの資産形成の取り組みや考え方も、ぜひお気軽にコメントで教えてください。
(コメントには必ずご返信させていただきます)
この連載100話まで続きます。参考になったら「❤️スキ」や「👤フォロー」をして、続きを読んでいただけると励みになります。
👈前の記事
はじめまして|普通の会社員が6年で資産5.8億円を築くまでの記録
■運営者(ユウナ)について
このnoteでは「資産形成」をテーマに執筆をしています。以下の別アカウントでは、『水曜どうでしょう』を通して、人や人生の面白さについて考える文章を書いています。
いいなと思ったら応援しよう!
この連載は、実体験を無料で共有することをコンセプトにしています。
もし少しでも参考になったり、面白いと感じていただけたら、「❤️スキ」や「👤フォロー」で応援していただけると励みになります。