1億3,000万円投資しても不安がなかった理由|#58(第3章)
第57話で、自己資金1億3,000万円を使った投資を実行しました。
この金額だけを見ると、「不安はなかったのか」と聞かれることがあります。
結論から言うと、ほとんど不安はありませんでした。
もちろん、まったく何も感じなかったわけではありません。金額の大きさに対する緊張感のようなものはありました。
ただ、「怖い」「やめたほうがいいのではないか」といった感情は、不思議と湧いてきませんでした。
むしろあったのは、「ここまで設計した通りに進んでいる」という感覚と、仕組みが動き始めたことへの安心感でした。
では、なぜ不安がなかったのか。
それはシンプルで、「事前にすべて整理していたから」です。
今回の投資は、その場の判断で決めたものではありません。
・なぜこの投資をするのか
・どのくらいの配当を目指すのか
・どの通貨で持つのか
・どの程度のリスクを取るのか
こうした前提を、あらかじめ言語化していました。
さらに、債券という商品の特性についても理解していました。
満期まで保有すれば額面で償還されること。
その間は定期的に利息が入ってくること。
つまり、「価格の上下ではなく、収入を見る投資」であるという前提です。
この時点で、これまで感じていたようなボラティリティへの不安は、かなり小さくなっていました。
また、為替や金利についても同様です。
ドル建てである以上、為替の影響を受けることは理解していましたし、金利の変動によって債券価格が動くことも整理していました。
そのうえで、「今回の目的は短期的な値上がりではなく、長期的なインカム収入である」という軸を明確にしていました。
この軸があったことで、多少の変動があっても、それは想定の範囲内として受け止めることができます。
つまり、不安を感じる前に、「どこまでが想定内か」を決めていたのです。
もう一つ大きかったのは、「配当金」というキャッシュフローの存在です。
今回の投資によって、年間でおおよそ650万円前後の配当が見込める状態になりました。
これはあくまで途中段階ではありますが、それでも毎年一定額のお金が入ってくる見通しがあるというのは、心理的に非常に大きな意味を持ちます。
資産が増えるかどうかではなく、「実際にお金が入ってくる」。
この違いは、想像以上に安心感につながりました。
そしてもう一つ重要だったのが、「次の動き」まで含めて設計されていたことです。
今回購入した債券は、そのまま保有するだけでなく、有価証券担保ローンの担保として活用する予定でした。
つまり、この1億3,000万円は単独の投資ではなく、次の投資につながる前提で組まれていたものです。
このように、単発ではなく「一連の流れ」として設計されていたことで、途中の一つひとつの判断に対する迷いが少なくなっていました。
ここまで振り返ってみて改めて感じるのは、「不安がない状態は偶然ではない」ということです。
感覚的に大丈夫だと思ったわけではなく、前提を整理し、リスクを理解し、そのうえで設計していたからこそ、不安が小さかった。
つまり、不安がなかったのは結果であり、その理由はすべて事前の準備にありました。
もしこれが、なんとなく良さそうだからという理由で投資していたら、おそらくまったく違う感情になっていたと思います。
だからこそ、この経験を通じて強く感じたのは、「投資は実行よりも設計が重要だ」ということでした。
実行の瞬間に迷うかどうかは、その前の準備でほとんど決まっている。
そう実感した出来事でもありました。
次回(第59話)は、有価証券担保ローンを実際に実行した日、何が起きたのかについて書いていきます。
この連載は80~100話まで続く予定です。参考になったら「❤️スキ」や「👤フォロー」をして、続きを読んでいただけると励みになります。
📌今回の内容を踏まえて、皆さんはどちらの感覚に近いですか?
A:仕組みが理解できると、不安より安心感の方が強くなると感じる
B:仕組みが分かっても、やはり不安の方が大きいと感じる
どちらに近いか、理由もあればぜひコメントで教えてください。(コメントには必ずご返信させていただきます)
今後の発信や資産形成の参考にさせていただきます。
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