FIRE生活で気づいた「同じ自由でも、こうも違うとは」|#67(第4章)
コロナ以降、テレワーク中心の働き方だったので、正直なところ「会社に行かない生活」にはすでに慣れている、ほかの人たちより「もうかなり自由な生活している」と思っていました。
だから、FIRE生活に入っても、そこまで大きな変化はないんじゃないか。
そんなふうにどこかで思っていたのですが、実際に完全に仕事がなくなってみると、その違いは想像以上でした。
一番大きかったのは、「やるべきことがある状態」と「完全に何もない状態」の違いです。
テレワーク時代は、常にスケジュールを見て、タスクの締め切りをチェックしていました。
特に、毎週月曜日には経営会議の資料作成があり、決まったルールに基づいてデータを抽出して、それをパワーポイントに落とし込む作業を延々と続けていました。
いわゆる「パワポ職人」を自負してました。
作業自体は慣れているのでスムーズに進むのですが、イレギュラー的なことが起こり作業が増えることや、締め切りがある以上、常にどこかで時間を意識していました。
さらに、Slackは常に誰かから話しかけられる状態でした。
急な連絡、急な作業依頼、そして作業中の仕様変更。
slackの連絡を見落としていたら「見ていない方が悪い」という空気も少なからずあり、結果として、ずっとSlackに張り付いているような状態になっていました。
自宅でのテレワークなので、物理的に誰かに監視されているわけではありません。PCがオンラインであるかのチェックも全くありませんでした。
でも、この環境下で働くことは、ある意味“常に見られている"そんな感覚”があったのも事実です。
作業部屋のデスク上にはアレクサを置いて、タイマーやアラームを設定していました。
作業時間を区切ったり、Zoomミーティングに遅れないようにしたり。
「どうすれば効率よく回せるか」をかなり突き詰めていたと思います。
一方で、テレワークの良さももちろんありました。
何より、エビデンスがすべて残ること。
録画や録音は当たり前で、重要な発言もあとから確認できる。
昔のように急いでメモを取る必要もなく、最近では議事録もAIが自動で文字起こししてくれる。
このあたりは本当に便利で、オフィス勤務では実現できない効率化だったと思います。
また、急に話しかけられて作業が止まることがないのも大きなメリットでした。
Slackで連絡が来ても、自分のタイミングで区切りをつけてから対応できる。
こういった細かい積み重ねが、集中力の維持につながっていたのは間違いありません。
ここまで書くと、かなり自由に見えるかもしれませんが、それでもやはり「仕事がある状態」でした。
そしてFIRE生活に入って、その“前提”がすべてなくなりました。
締め切りもなければ、Slackも鳴らない。
会議もなければ、「やらなきゃいけないこと」もない。
良く言えば完全な自由。
悪く言えば、何でも無限にできてしまう状態です。
うちはまだ子供が小さいので、朝は一緒に起きて、学校に行く準備を手伝い、お皿を洗って洗濯をして、帰ってきたら宿題を見て、お風呂のあとに髪を乾かしてあげたりと、ある程度の生活リズムは保たれています。
ただ、子供たちがいない時間や、夜中の自分の時間になると話は別です。
やろうと思えば、いくらでも自由にやれてしまう。
気づけば、YouTubeを延々と見続けたり、大好きな「水曜どうでしょう」のDVDをずっと流していたりします。
(このあたりの話は、どこかで一話割いて華麗に語ります)
(2026年5月29日 追記)
水曜どうでしょうについて語った回をマガジンにまとめました。以下ご覧いただけますと幸いです。
最近は、ビジネス系や教養系、時事解説、エコノミストのインタビューなど、気になるものはほぼ全部見ています。
更新されるたびにチェックしているので、もしかするとパソコンが熱くなりすぎて壊れるんじゃないかと思うくらいです。
YouTubeプレミアムにも入っています。広告のイライラも一切ありません。
こういうところでちょっとした“自由”を感じますね。
あと、自分でも不思議なのですが、夜中1時と2時に「寝るためのアラーム」をアレクサに設定しています。
普通は起きるためにアラームを使うと思うのですが、私はある意味、寝るために使っています。自分の夜更かしに歯止めを効かせるために。
こんな使い方している人、あまり聞いたことがありません。
これも、FIRE生活ならではかもしれません。
そんな中で、今のところ唯一“毎日のタスク”になっているのが、このnoteの更新です。
最初は試しに始めたものだったのですが、フォロワーも少しずつ増えて、PVも書き始めた当初に比べて、比較にならないほど伸びるようになってきました。
ちょうど昨日も、1日あたりの過去最高PVを大きく更新していました。
これは素直に嬉しいですし、やりがいにもなっています。
人との関わりも、減るどころかむしろ増えました。
昔の友人とも時間の制約なく会えるようになり、しばらくは飲みに行きっぱなしでした。
その結果、調子に乗りすぎて、4月に季節外れの風邪をひいたのですが…。笑
そして、これは個人的にかなり大きいと感じているのですが、私は株や投資信託中心ではなく、不動産と債券で仕組みを作ってきたため、市場の値動きをそこまで気にする必要がありません。
いわゆる4%ルールで資産を取り崩す生活でもないので、「資産が減っていく不安」を抱えながら生活し続ける、そんなこともありません。
この違いは、FIRE生活の安心感にかなり影響していると思います。
多くの人が感じる「なんとなくソワソワする感覚」が、自分にはほとんどない。
これは本当にありがたいことだと感じています。
こうして振り返ると、テレワークとFIRE生活は似ているようで、まったく別物でした。
テレワークは“自由に見えて、実は縛られている仕事”。
FIRE生活は“何にも縛られない、本当の自由”。
この違いは、頭で理解するものではなく、日々の中でじわじわと実感していくものなんだと思います。
次回(第68話)は、FIRE生活に入ってすぐに直面した「失業保険・健康保険・年金」といった現実的な手続きについて、実体験をもとにお話しします。
※この連載は100話まで続く予定です。参考になったら「❤️スキ」や「👤フォロー」をして、続きを読んでいただけると励みになります。
📌今回の内容を踏まえて、皆さんはどちらの感覚に近いですか?
A:テレワークでも十分自由だと感じている
B:やはり“完全に仕事がない状態”は全く別物だと思う
どちらに近いか、理由もあればぜひコメントで教えてください。(コメントには必ずご返信させていただきます)
今後の発信や資産形成の参考にさせていただきます。
■運営者(ユウナ)について
このnoteでは「資産形成」をテーマに執筆をしています。別アカウントでは『水曜どうでしょう』がなぜ愛され続けるかについて発信しています。
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